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「コイントスの確率」と「給食時間の教訓」

へえ。

コインの表裏で物事を決めるコイントスでは、はじく際に上になっている面が出やすいという実験結果が出たようです。

日常生活でコイントスをする機会はめったにありません。ただ記憶を辿ると、毎度のように「どちらの面が表か?」を巡ってプチ議論になっていたような。だいたいが酒の席の出来事ゆえ、しばしば本番以上に盛り上がっていました。

一応調べたところ、図柄が表で額面の描かれている方が裏のようです。

小学生の頃に「スイカは果物か、野菜か?」という議論が給食時間に沸き上がったことがあります。

詳しくないのですが、どうも栽培方法は野菜のそれらしい。ただ果物として扱われることが多いゆえ「果物的野菜」に分類されているとか。ちなみにトマトやアボカドは「野菜的果物」らしいです。

誰も知らない。担任も答えられない。友達から「どう思う?」と訊かれました。わかるわけない。「野菜じゃないの?」と適当に返しました。すると当時そこそこ勉強のできる子だったせいか「ほら、○○君が言うんだから野菜だよ!」みたいな雰囲気になってしまいました。

小学校のクラスで起きた些細な出来事です。でもいま振り返ると、なかなかの教訓を含んでいるような。

昔の私は野菜の定義や分類法を知っていたわけではありません(いまも)。結果的にスイカが野菜だったとしても、たまたま当たっただけ。詳しそうに見える人が本当に知っているとは限らない。言っていることが正解であっても偶然かもしれない。

博識っぽい他者の意見を鵜呑みにすることに慣れてしまうと、重大な選択をする際に取り返しの付かない事態を招く気がします。

コイントス、実際にやって統計を取ろうかな? ただ生来の不器用だから上手にはじけない。やり方を知っていてもできない。世の中で「物識り」とされている人の実態も意外にこんなものかもしれません。

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