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初めて「魅力」というものを目で見た時の話。関ジャニ∞村上信五と私の出会い。

先日、初めて私のnoteが編集部のおすすめに選ばれました!
ありがとうございます!

こちらの記事です。


関ジャニヲタク全開の内輪気味な話だったので、まさか選んでいただけるとは!と驚き、この内容で大丈夫かな?と焦りました。

しかし、全く別のジャンルのヲタクさんからも共感のコメントをしていただいたり、「コロナ禍になったことで、余計に、生で観られることの有難さを感じるようになった」という感想も寄せられ、また有難さを再認識しました。

ジャンルこそ違えど、何かを応援するヲタク同士、通ずるものがあったのだな〜と何だか嬉しくなりました。

そして、ちょっと心残りなのが、noteには関ジャニ∞村上信五の舞台の話を書いたのに、あんまり彼自身に触れなかったこと。おすすめされると分かっていれば彼の魅力をもうちょっと書いたのに……!!とタラレバってしまう私がいます。

なので、今回は、私が村上氏と出会うまでの話をnoteに書こうと思います。
彼と出会うその時、男性アイドルに全く興味の無かった2次ヲタ小学生が、初めて人の持つ「魅力」を目の当たりにする。

文字通り、''目の当たり''にするのです。


▶1:まさかの再会

以前のnoteでも話をしているのだが、そもそも私が関ジャニ∞に興味を持ったのは超偶然の出来事だった。

絵に書いたような2次元ヲタクキッズだった私は、エンタメ全般大好きだったものの(特に映画鑑賞とバラエティ番組)、ジャニーズは全く興味が無かった。むしろ、「ジャニーズは諸悪の根源だ!」くらいに思っていたイタ過ぎる生意気キッズだった。

そんな私は、「どうせ大したこともないんだろ〜」と嘗めた態度で、偶然関ジャニ∞のアルバムを聴いたことにより、見事に沼落ちしてしまうのである。


関ジャニ∞を好きになった当時は、横山裕、錦戸亮、大倉忠義しか知らなかった(顔と名前が分かる状態)。
この3人はジャニーズに興味がなくても、ドラマに出演していて知っていたのだ。やはりドラマによる知名度は凄い。

残りのメンバーは、好きになってから覚えた。
ただ、村上信五の顔には見覚えがあった。

友達の家に遊びに行った時、よく友達の持っている漫画を読ませてもらっていたのだが、その本棚に、友達のお姉さんが購読していたアイドル雑誌(Myojoとかポポロとかその辺)があったのだ。
漫画の箸休めでチラチラっと覗いたことがあった。その時に彼のページで手を止めたのをよく覚えている。

1ページに何カットかの写真が載っているのだが、そのどの写真を見ても村上氏は同じような表情だったのだ。それが私の目に留まり、「何この人、アイドルなのにめっちゃ表情固いやんw」と面白かったのだ。本棚にある他の雑誌も広げて、誰よりも安定した表情の顔を探して、「やっぱり!」と言う。

そうやって一度失礼な楽しみ方をした経験があったので(本当にすみません)、関ジャニ∞のメンバーを覚える時、「あ、村上信五ってあの時の……!」と気づいたのである。
(今思えば、あの時に既に彼らは私を呼んでいたのかもしれない。あれだけ色んな人が載っていて唯一手を止めたのだから……)

彼との運命的な再会は、謎のアハ体験だった。


▶2:ヒナは俺の友達!

そうして私は、当時放送していた関ジャニ∞の番組(「冒険JAPAN関ジャニ∞MAP」「ジャニ勉(しかも再放送)」「ありえへん世界(これも再放送)」など)を片っ端から見て、どんどんハマっていった。

ここから数年後、自分自身がアマチュアお笑いをやり始めてしまうほど、私は根っからのお笑い好きだった。なので、ジャニーズなのに芸人ばりのバラエティ力があったことが、彼らを好きになっていった非常に大きな要因だろう。だから彼らのバラエティ番組を穴があくほど見た。

当時のバラエティでの村上氏といえば、今と同じようにMC回しやツッコミをぐいぐいやっていたし、グループ内でも「ジャニーズっぽくないいじり」をされていた。これはテレビだけでなく、ラジオ「レコメン」やライブDVDの特典映像等でもそうだった。

関ジャニ∞を好きになってからも、特に村上氏は、良い意味というよりむしろ悪い意味でアイドルっぽくないイメージがついていた。

私は、人と話すことは大好きだが、村上氏のように回すタイプではなく、話題の最中で鋭くボケたい、集団ならガヤの方にいたい人間だったし、周りからもそれが向いていると思われていた。

だから、ガンガン回せる村上氏を見て、「友達にいたら最高」「お兄さんになってほしい」「近所、いや隣の家に引っ越して来てくれ」みたいな感情ばかり芽生えた。私の身近なコミュニティの中にいてくれたら、どんなに良いだろうか……と思ってしまうほど、私の中で村上氏を勝手に親友ポジションにしていたのだ。

だから、小学生なのに村上氏のことをニックネームの「ヒナ」で呼んでいた。しかも呼び捨てで。
テレビに向かって「ヒナめっちゃオモロ〜!」と、本当に親友のように話しかけていたのだ。

そんな''俺の大親友ヒナ''と、現実世界で対面する日がやってくる。


▶3:アレが見えた

とうとう関ジャニ∞を生で見られる機会、ライブツアーがやってきた。

「EIGHT×EIGHTER 五大ドームツアーおもんなかったらドームすいません」という関ジャニ∞初めての五大ドームツアーだった。

有難いことにチケット当選した私は、私の影響でファンになった母とナゴヤドームへ出向いた。

初めて憧れの関ジャニ∞を生で観られる!生で音楽を聴ける!とあって、私は気合十分だった。初めてのジャニーズライブに、右も左も分からない。

当時の私は、渋谷すばると安田章大の2人(やすば)を激推ししていた。

これは今までのnoteでもよく書いているのだが、彼らの存在に憧れて、心酔していた。彼らのようになりたくてなりたくて堪らなかった、お師匠さんだ。(今でもそうだけど…)
期待値爆上がりである。

これまた有難いことに、初ライブでアリーナ席だった。動線(通る道)に激近の超神席だったのだ。目の前にやってくるメンバーの名前を必死に呼んだ。

そしてこれまた有難いことに、キッズは目立つのでファンサをもらいやすかった。もう総ナメにしたくらいファンサをもらえた。キッズなだけで爆アドである。

生で見る関ジャニ∞は、テレビで見たまんまのあの関ジャニ∞だった。本当に目の前で動いている、ファンサで意思疎通していることが不思議なくらい、まさにそのものだった。

私はメインステージからは遠かったので、一斉に7人を見られたわけではなく、それぞれのメンバーが近くに来れば凄く近い距離になるという感じであった。

なので、メンバーが代わる代わるやってくる。そして、こちらに向かって初めて村上氏がやってきた。

私は本人を目の前に、いつも通りのノリで名前を呼んだ。

※うちわ2枚持ちはイラスト表現です。

衝撃的だった。彼の身体から何かが漂っている。(イラストの紫のやつ)

自分の団扇を持っていない「ヒナ!」と呼び捨てにするキッズに、めちゃめちゃ優しく微笑みながら手を振ってくれた村上氏は、トロッコに乗ってそのまま颯爽と行ってしまった。
その遠ざかる村上氏の身体にも微かにアレが漂っている。

アレは

フェロモンだ!!!

意味不明かもしれないが、小学生キッズでも分かってしまうほどの色気が漏れていたのである。もうなんかオーラみたいにソレが目に見えたのだ。

私は初めて「ヒナ……いや村上信五…カッコイイやん…」と絶句した。

逆に何なんだテレビのあのコメディアン信五は?同一人物か?

いやいや、非常に失礼ながら、もしかしたら私の中の村上氏の最初のハードルが死ぬほど低かったからなのかもしれないと思った。

関ジャニ∞は言うてもアイドルだからカッコイイ、ましてや私の大師匠やすばは神の如く。でも、信五、君は私の親友だ。みたいな親近感が生み出した失礼な期待値の差が、アレを生み出したのか?

それか背景のペンライトがそれらしい演出を施していたに違いない。
「アイドルという原石は、ファンが光をあてることでダイヤモンドになる」とそれらしい自論を繰り広げる。

そうやって何とか無理やりな理由付けをしようと試みるものの、やっぱりアレは間近いなくフェロモンだった。紛れもなく、彼が持っている魅力そのものだった。
色気という魅力が、ああやって目に見えたのは初めての経験だった。

これぞまさに、生で見ないと分からなかった魅力である。


▶魅せるのではなく、見えてくる。

もちろん、音楽やテレビで関ジャニ∞の魅力は沢山味わっていた。それぞれにしかない魅力も分かっているつもりだ。

でも、「ライブをキッカケに落ちた」という経験を味あわせてくれたのは、後にも先にも村上信五だけだ。

ライブ後、父に感想を聞かれて、私は終始「村上信五が死ぬほどカッコよかったんや!!」と力説したのだった。

父は「へ〜、意外〜」みたいな反応だったが、まぁ仕方ない。以前の私もそうなのだから。
ただ一度、生で村上氏を観ただけなのに、父に対して「素人は黙ってな!」みたいな感情になってしまった。

これは今でも、村上氏を「悪い意味でジャニーズっぽくないやつ」と思っている人達に対して常に思っていることである。

「ほう、村上信五の凄さ知らないのか……。ふふ、そうかそうか」と、謎のマウント心が出てしまいつつ、彼の素晴らしさを語り沼へご招待してしまう。

私は知っているのだ、彼の魅力を。
正真正銘、この目で見たのだ。

こうやって親友だったヒナは、バチコリアイドルの信五になった。

今ではもうメロメロ(という表現で合っているのか?)。それまで、やすばに抱いていたカッコ良さは「自分もああなりたい」という憧れだが、彼のフェロモンの衝撃にやられて大人のカッコ良さを知ってしまった。あまり大きい声では言えないが、もう親友では止まらない感情である。

人の魅力は、顔つきや表情の人相だったり、雰囲気や空気感のオーラだったり、段々と目に見えてくるものだ。これは、魅せているんじゃない。見せる、見えてくるのだ。

それを幼い私に実体験で分からせてくれた村上氏よ、ありがとう。私も自分の魅力を、目に見えないもので見せられるような人間になりたいと思わせられた。

私はいつまでも彼を応援し続けます!!

🌈最後までお読みいただきありがとうございます

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