荒磯

毎日が角番です。

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最近の記事

人魚のいた島②

    ねえねえ、見てよ。    ほら、みんなの絵を描いたんだよ。コルネリアさま、マリエッタさま、レナート、オネスト。レナートの頭になんか生えてるって?ほら、レナートってすぐ怒るよね。だから描いちゃった。みんな、ぼくの家族だからね。    ジェンマとフェドーラ?    うーん。おねえちゃん?家族かもしれないけど、ちょっと違うけど違わない。なんだよ、ちゃんと描くからそんな怒るなよ。    ねえねえ。    マリーンてさ、あれからどこ行っちゃったのかなぁ。なんか、変わったおとな

    • 人魚のいた島(仮)①

        これは、わたあめ工場「Corcocoru」鑑賞後に、物語が終わった後の島の人々を勝手に想像して書いたもので、非公式二次創作です。ご了承ください。    海と空が溶け合う程美しいと言われる島、シルーレ島。この島にある日突然、嵐が襲った。嵐は三日三晩吹き荒れ、四日目には何事も無かったように晴れ渡った空と穏やかな海が戻った。      この島を知る人々は、いにしえより伝わる伝説のようだと噂した。海の王が大切な姫を奪われた悲しみと怒りから、島に嵐をもたらす。    その姫は、陸

      • わたあめ工場「Vampup」鑑賞記~全体版~

         久しぶりの推しの舞台、ということで先に推しのパートについての感想から書いてしまった。    物語についてもきちんと書かねば、ということで改めて。   2つの部族が100年以上対立を続けている世界。  ヴァンパイアとライカン。共に闇の中でしか生きられない種族は、一度は不可侵条約を結ぶに至るが、お互いの王/長が謀殺されたことで条約締結には至らず、長い冷戦状態に入る。    真っ赤な満月が姿を現す「鮮血夜」に、ヴァンパイアの少女とライカンの青年が偶然出会い、恋に落ちたことから、

        • わたあめ工場「Vampup」に行ってきた~推しをメインに語る~

                  実に3年振りの推しの舞台を観劇した。      12月3日 渋谷CBGKわたあめ工場さんの「Vampup」。ヴァンパイアとライカン、闇の中でしか生きられない2つの種族が冷戦を続ける世界で、各々の種族のあり方に違和感をもつ青年と少女が出会って恋に落ちたその時から、世界は大きく変わり始める、という物語。     わたあめ工場さんの作風は、大人向けダークファンタジー。異世界の住人たちの世界に観客が迷い込んだような作り込みが素晴らしい。   推しである政野屋遊太さ

        人魚のいた島②

          「純烈・スーパー銭湯!!」(ラジオ番組)でメールが読まれた。

            読まれてから2か月くらい経ってしまったので、読まれた日も記憶があやふや、前後のトークも覚えていない。    しかし、なかなか面白い方向へ話が転がったので、ひとまず書く。 メンバー表記については リーダー:酒    白川さん:白   後上さん:後 岩永さん:岩   で表記。 後:早速ですが、リスナーの皆様からいただいたメール・お便りを紹介していきます。ラジオネーム、限界パスタさん。 純烈の皆さん、こんにちは。毎回楽しく聴かせていただいてます。 私の職場がある街には、「日

          「純烈・スーパー銭湯!!」(ラジオ番組)でメールが読まれた。

          高齢になっても推し活は続けられるかということの個人的な考察③

             お客様、ここはソ〇トバン〇でなく、a〇ショップです!!    純烈コンサート@海老名から、まもなく1週間。あっという間であった。かなり浮かれて帰ったので、品川駅の階段で足を踏み外した。何とか動けたので、夜には自宅に着いたのだが、翌日受診したら、腰の骨にヒビが入っていると言われ、コルセット着用を命じられた。    3年前、腰椎椎間板ヘルニアもやっており、二重三重に腰が痛い状態だ。たとえ思わぬファンサービスをもらったとしても、ホワホワした気持ちは一旦鎮めて帰ろう。家に帰るま

          高齢になっても推し活は続けられるかということの個人的な考察③

          推し活は生涯続けられるかと言う個人的考察②

           前回の振り返りと会場での急病人発生を考える。    我が家の純烈コンサート参加から、身内とは言え75歳以上、要介護老人とその配偶者を連れていく介護者あるあるが前回だったのだが、「元気で急変する持病ないという本人申告だけで、家族の付き添いなしに、高齢者単独でいかせていいか」を考えようと思ったら、7月13日の大阪フェスティバルホールでの純烈コンサート、夜の回で急病人が出て、居合わせた看護師の対応で大きなトラブルなく終了した、と言うリーダーのツイートがあって、これって他人事、対

          推し活は生涯続けられるかと言う個人的考察②

          高齢になっても推し活は出来るか、という個人的な考察。

          初めに   ごく一部での用語であった「推し」「推し活」が広まった感のある昨今、私は仕事柄コロナ感染を極力避けなくてはいけないので、3年間追いかけていた舞台俳優さんやら、特撮のエキストラ参加からは遠ざかる生活をしていた。    令和5年5月7日の新型コロナウイルス感染症の5類引き下げをきっかけに、推し活をぼちぼち再開しているのだが、改めて何が驚いたって、推し活の年齢層の幅広さである。   昭和に遡ったら、た〇きんトリオの追っかけをしていたいとこのお姉さん、ピンクレディーのミー

          高齢になっても推し活は出来るか、という個人的な考察。

          究極の死にゲー×美少女、に見せかけた青春ホラー漫画「残機×99」

          ホラーと呼ばれるものを見なかった理由 怖いものジャンルが意外と苦手である。 怖い、と言ってもざっくり分類して、以下のようになると思う。 ①殺人鬼が出てきて人を惨殺しまくる ②人外のモノが人を襲う ③延々と殺戮やら拷問やら、果ては人体損壊の場面が展開される。 以上は、見た目にわかりやすいものだ。視覚的な怖さがしめる部分も大きい。 これに加えて、「えっ?!そんな理由/背景が?!」となると、怖さはマシマシになると思う。人間、案外何かをジャッジする時には

          究極の死にゲー×美少女、に見せかけた青春ホラー漫画「残機×99」

          「この世界には有機人形がいる」感想

          先に宣言しておきますと、今回のnoteで取り上げる作品は、読む人を選ぶので、苦手だなと思ったらブラウザバックよろしく。「この世界には有機人形がいる」 紙の本は現在入手困難なようで、コミックアプリか太田出版のサイトからダウンロードが良い模様。 古のヲタクなもので、今でも時々二次創作したりしてるんだが、あるフォロワーさんに「仮面ライダーゼロワン」の二次創作の原案をいただく中で、ニチアサということもあるが、作中に登場するAl搭載人型ロボット=ヒューマギアが人間に

          「この世界には有機人形がいる」感想