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スポーツ選手として生き、高校教師として生きるある教師の教育観のお話し

これは私の教育観というか、実際に自分なりに生徒にどうアプローチをしていくのかを先日私がライセンスを所持しているJSPO(日本スポーツ協会)の情報誌「Sport Japan」を読みながら、自分の頭の中で考え、言語化したものを久しぶりにnoteに書き残しておきたくなったので書いています。

ちなみに ↓ こちらがJSPOさんの情報誌

気になる方はぜひ!
コーチングもそうですが、教育現場に落とし込める「考え方」「アプローチ」などなど読んで損はないです。

さて、久しぶりにゆっくり夜を過ごしているので、がっつり書き残します。


「自分がまずその姿を体現するということ」

様々なコーチング技法や、アプローチがある中でもちろん、それを適切にそれぞれの場面、また人に対して使っていくことは大前提。
しかし、いくら素晴らしい能力や素質があっても、その生徒に響くまでは必ず「壁」があると思っている。
「信頼関係」という言葉で片づけてしまえば簡単なのだが、スポーツの現場でも、教育現場で生きていると、それだけじゃない「なにか」がある。
その「なにか」を掴むには「自分自身の姿」があるんじゃないかと私は常に考えてきました。

「人」が変わるきっかけは「1つ」じゃない。それに対する「公式な解」があるわけじゃない。だからこそなのだろう。自分がずっと大事にしてきた「自分なりの教育観」がある。それがこの「自分がまずその姿を体現すること」という言葉に繋がります。

JSPO情報誌の中に「Z世代のスポーツ指導を考える」や「思考×スポーツ」というトピックスがありました。
そしてそれを読んでいて、あたらめて以下のように整理されました。

生徒にこんな大人に成長してほしいと思うこと。

【ビジョン】「自走」できる大人でありたい

①挨拶をする大人でありたい(人との繋がりを大切に)

②それが、誰かの良いことに繋がることなら、誰にも見られてなくても行動する大人でありたい(ゴミに気づき拾える人)

③多少の失敗を気にせずに、無理と諦めず、挑戦する大人でありたい。

④「言うは易く行うは難し」だからこそ「言う」なら責任を、そして率先して「行動」する大人でありたい。

自分が生徒にこんな大人になってほしいと願っていることです。
ただ、これを掲示物だったり、常日頃声に出しているだけなら、前述で書いた通り「響くこともなく」ただの自己満足になってしまうのではないかと思うのです。

だからこそ

まずは自分がそれを体現する先生でいたい


と思うのです。

ちなみに実際に①~④に関しては

①挨拶は必ず自分からするルールを決めてる。朝は挨拶運動で正門に立って挨拶をする時間を作っている。

②教室内など、できるだけ掃除は率先して動いてみる。生徒と一緒に掃除に取り組む。

③生徒と共に企画してものは、通らなくても企画書製作まで本気で向き合い、その過程を諦めない。自分自身も学び続ける(ライセンスなど)

④「机上整理しよう」とかなら「自分自身も人一倍机上整理をする」先生は言うだけで、自分はやらないじゃん。という状況は最悪だと常日頃意識する

とこんな感じで、日々学校生活を過ごしています。

その姿をみせること、その姿がある意味モデルケース(イメージ)になる。

実際に行動している大人がどんな存在になれるかはわかりません。

しかし、そうすると、少しづつ、一緒に動いてくれる人が増えてきます。

そうすると、自然と「自走」する人が増え始め。

一緒に互いに「自走」しあう(共に学びあう存在)ことができるかなと思うのです。

これ自体が自己満足だと言われてしまえば、それまでなのですが、1つの教育観だと思ってくだされば幸いです。

たまに、それだと生徒は先生に任せて動かなくなる。や生徒にやらせれば良いというお言葉ももらうのですが、短期的に効果を求めたら確かに動きますし、やりますが、本当に人が変わるのは1年待つレベルで信じて動くことも大切だと思ってます。

それでも動かない、変わらないかもしれない。
でも、いつか大人になったときに、そんな行動をし続ける大人がいたな。
と思い出してくれるだけでも、学びに成長に、きっかけに繋がると信じているのです。

「先生」と「生徒」であることは間違いないが、「共に学校で共同生活」をしている人であることも間違いない。

だからこそ、一緒に学びあい、一緒に互いに自走できる。

そんな大人になれるように、自分にもベクトル向けながら生徒と向き合っている。


久しぶりに自分の教育観を言語化する機会をもらった気がする。


意外とアナログでメモ書きして、頭の中を整理する瞬間は好きです。

読んでて頭に浮かんできたものを言語化する


ここまで読んでくださりありがとうございました。


教育もラグビーもこれからもクリエイティブに色々と仕掛けていきます。

よろしくお願いします。



飯塚淳平



noteを読んでいただきありがとうございます。「こんなことしてみたい!」「このようなこと一緒にしませんか?」などご連絡お待ちしています。サポートは「子ども達」「ラグビー」の未来の為に活かします。「ラグビー」を通して「大きな夢」を持とう。