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【笑える職場の力学】#2 発想の転換ぶるおじさん


メーカー経理勤務、コミュ力爆高男江場です。

今回は職場での遭遇率高め、

「発想の転換ぶるおじさん」

を考察し、みなさんの日々の仕事ライフに少しだけポジティブを届けます。


結論: 「発想の転換ぶるおじさん」は、発想の転換に至ったことはない


まず結論からいいますが、このおじさんは、「ぶってる」だけであって、一度たりとも発想の転換には至っていません。

むしろ、「だいぶ前にその話したよね?」の派生の話をするだけです。

あくまで彼らは、

「これは発想の転換が必要だね。」

「違う角度から考えると、」

「別の切り口で、」

「そもそもさ、」

「出発点に立ち返ってみよう。」

みたいな枕詞から、

既に誰もが一度は考えたけどあえて言わなかったこと、既に話されたけど何かの問題があって採用されなかったことを、ドヤっと発言するだけなのです。


「発想の転換ぶるおじさん」と他者との関わり


だから、「発想の転換ぶるおじさん」は、より地位の高いおじさんが出てきた場合、瞬殺されます。

「もういいよ」

の一言でノックアウトされているのをよく見かけますね。

ついでに、「発想の転換ぶるおじさん」はある程度仕事が分かってきた中堅層にも相手にされません。

「あー、はいはい。」

と、じわじわフェードアウトされているのをよく見かけますね。

彼は発想の転換など起こせない、単なる「話の長いおじさん」だとバレているので、ただでさえ実務で忙しい中堅層からすると、時間の無駄に思えてしまうのでしょう。



「発想の転換ぶるおじさん」の本領が発揮されるのは、対超若年層です。

まだ仕事もわからない、社内のことも、社外のこともよく分からない1〜2年目。

期待と不安を胸に毎日出社している彼らの前に、颯爽と現れるのが、「発想の転換ぶるおじさん」なのです。

「仕事の考え方、教えてあげよか?」

みたいなノリで現れ、藁にもすがりたい超若手社員に、これまで自分が「発想の転換」で乗り越えてきた難関の数々を語り出します。

実際の「発想の転換ぶるおじさん」は、難関が訪れた場合、持ち前のメンタルを活かして嵐が過ぎるのをじっと耐えるだけ、です。

しかし、超若手は

「すげぇおじさんじゃん!この人!」

みたいに一瞬なります。(一瞬です)

そして、超若手社員が若手社員になる頃、

「すげぇおじさん」は、ただの「発想の転換ぶるおじさん」だったとバレます。

なぜなら、全ての日本の若者は、世の中のほとんどのおじさんが、「成り行きおじさん」だと学ぶからです。

「発想の転換ぶるおじさん」の最適解


では、「発想の転換ぶるおじさん」が最も力を発揮する時はどんな時でしょうか?彼にとっての適材適所はどこでしょうか?

彼らが最も活躍できるのは、「有力おじさん」とのコネクションを活用できる瞬間です。


なぜなら、「発想の転換ぶるおじさん」は社歴だけは長く、社内の有力おじさんがほとんど知り合いだからです。 


⚠️ということで、「発想の転換ぶるおじさん」とは、付かず離れず適切な距離を保ちながら、

これまで接触のない「有力おじさん」に取次を頼んだ方がスムーズな時に活用しましょう。⚠️

以上、「発想の転換ぶるおじさん」の考察でした!

最後まで読んで頂きありがとうございました!

江場

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