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銭湯サウナ

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「#連続サウナ小説」の中から銭湯サウナの記事だけをまとめました!
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記事一覧

ゲームが教えてくれた【梅の湯@田端駅】

 僕には子どもがいないのだが、もしも将来的に子どもができたとしたら、なるべくいろんな経験…

調整役【久松湯@練馬駅・桜台駅】(2/2)

 あれは8月10日(水)のこと、練馬区内の会社に伺って打ち合わせを終えた僕は、その足で次の…

調整役【久松湯@練馬駅・桜台駅】(1/2)

 僕は以前に広告代理店に勤めていたのだが、いわゆる”ブラックな営業会社”で育った方々がボ…

心を開いた相手【徳の湯@東白楽駅】(2/2)

 白楽駅で降りると、そこには友人が僕を笑顔で待ってくれていた。その友人は自他ともに認める…

心を開いた相手【徳の湯@東白楽駅】(1/2)

 僕は友達が少ないほうだと思うし、増やしたいとも思わない。そもそも警戒心が強いために、不…

ペイフォワード【みどり湯@新潟駅】(2/2)

 予定より早く仕事を終えた僕は、腹ごしらえのために新潟駅周辺を散策することにした。  も…

ペイフォワードの真実【みどり湯@新潟駅】(1/2)

 僕は人間関係におけるストレスを感じやすい気質だ。これについては今までに何度かnoteでも綴っているけれど、その気質は僕が会社を辞めてフリーランスになった一番の理由でもある。  そんな僕が見出した処世術が「他人に期待をしない」だった。これは、そもそもの前提として他人を変えるよりも自分を変えるほうが現実的なのではないかと経験から気付いたことと、ストレスを感じるメカニズムを理解したことがきっかけだった。後者に関して補足をすると、ストレスというものは自分の思い通りにならない結果、つ

こどもといっしょにどこいこう【森の湯@姫路駅】(2/2)

 つい先日2022年になったばかりだと思っていたが、あっという間に2ヶ月が終わってしまう。一…

こどもといっしょにどこいこう【森の湯@姫路駅】(1/2)

 日本人でも、「スティーブ・ジョブズ」というアメリカ人の名前を聞いたことがある人は多いの…

行きつけのパン屋【調布弁天湯@御嶽山駅】(2/2)

 最近は仕事が急に忙しくなり、なかなか温浴施設に行くことができなかった。それまでのルーテ…

行きつけのパン屋【調布弁天湯@御嶽山駅】(1/2)

 僕には3年以上通い続けているパン屋がある。少なくとも週に1回、多い時は週に4〜5回の頻…

連続サウナ小説2021-2022【番外編】

 明けましておめでとうございます。ボッチトーキョーのナオトです。僕はnoteを書くこと自体が…

想像の源【中延記念湯@旗の台駅】(2/2)

 平日の夜は、なぜか銭湯に行きたくなる。僕の好きなアニメ作品の『新世紀エヴァンゲリオン』…

想像の源【中延記念湯@旗の台駅】(1/2)

「俳句は5・7・5という制限があるからおもしろい」  先日、たまたまこんな話を聞いた。もしも文字数の制限をなくして、季語だけを含めた散文を書いたところで、そこに趣を見出すのは難しいそうだ。  たしかに、もしも文字数の制限がなく自由に表現をすることができるのであれば、ありふれた言葉の羅列になりかねない。ところが、ルールがあることによって表現の難易度が上がるため、経験やセンスがなければそのルールに従った作品を生み出すことはできないし、ルールを逆手に取って新たな価値を生み出すよう