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映画「スウィート・ノベンバー」を観て

9月16日「スウィート・ノベンバー」という映画を観た。
原題は「Sweet November」。2001年のアメリカ映画で、パット・オコナー監督の作品だ。

キャストは、ネルソン役のキアヌ・リーブスサラ役のシャーリーズ・セロンチャズ役のジェイソン・アイザックスなどである。

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あらすじは、
エリート広告マンのネルソンは、昼夜を問わず仕事に明け暮れる孤独な男性。そんなある日、彼は自動車免許更新の為に訪れた運転試験場で、サラと名乗る美しい女性と出会う。答えを教えてくれといって試験官に間違われ、彼女は30日後に再試験となる。彼の家に押し掛け、1ヶ月車に乗せろと要求。「11月中の一ヶ月間、自分の恋人になっていい」という驚きの提案を持ちかける。しかもそれには「期間中は一緒に住むこと」「期間中は一切仕事をしてはいけないこと」という条件がついていた。このサラの勝手な提案に、当初ネルソンは憤慨するのだが、ホットドッグの宣伝に失敗してキレ、クビになる。親に会ってくれないと嘆いていた恋人が去って行き、彼女の事が気になり、まもなく承諾する。こうして恋人同士になった二人は、次第に惹かれあっていく。ネルソンは「広告界の神」からの好条件の仕事を人間性が悪いと断る。「結婚してくれ」というが拒否され、大量の薬を見てしまう。実はサラは癌に冒され余命わずかであり、「違う人生をステキに送る」といって家族とも別れていた。病院も拒否。彼女が1ヶ月ごとに恋人を変えるのは幻想の世界に生きるためだったのだ。病状が悪化する中、衰えた姿を見せたくないサラはネルソンに別れを告げるが、それでもネルソンはサラを最期まで面倒を見たいと言う。初めて恋に落ち、一度はネルソンの想いを受け入れたサラだったが、自分の強く美しい姿だけを覚えていて欲しいと告げてネルソンの前から姿を消すのであった。
と、いった内容。

で、観終わっての感想。

この時期は、アメリカでも仕事人間の時代なのかな?

2001年の映画である。20年以上前の映画だ。主人公のネルソンは、超仕事人間だ。恋人に対しても、ないがしろ。すべて仕事中心に動いている感じだ。
アメリカ人は、仕事より家族や友人を大切にするいう話をよくきく。こういう仕事人間も、この時代のアメリカには、たくさんいたのかもしれないと思った。

運転試験場での出会い

ネルソンとサラは、運転試験場での免許更新で出会う。試験会場で、ネルソンが答えがわからない問題に、サラに小声で話しかける。しかし、試験管にサラだけ失格にされてしまうのである。そこから、この恋愛は展開してゆくのだ。それにしても、サラはしつこい。ネルソンの性格を読んでいるような行動は、天才的である。ついに、ネルソンはサラに魅かれ始めてしまう。

11月だけという、あり得ない設定

それにしても、11月の1か月間だけという、あり得ない設定。あまりにもありえなさ過ぎて、そのあたりは???が頭の中を回る。でも、ありえないくらいの展開の方が映画らしいといえばらしい。ただ、ボクの場合はその距離感が離れすぎていると、観賞中に急に冷めそうになる。なので、ちょっと冷めかけたのが本音である。

価値観を変える出会いだったことは、間違いないだろう

この映画で、一つ言えることは、ネルソンはかけがえのない出会いをしたということである。おそらく、彼のそのころの行動すべてが、「自己中心」で、「自分は何でもできる」と言った思い上がりの姿が見られる。そこに現れたのが、サラである。なので、あのままネルソンが突き進んでいったら、とんでもない人間になってゆくことは、想像できるのだ。
サラにとっても、ネルソンは大切な人となってゆくが、この映画について言うならネルソン側が一番影響されたと感じるのである。

キアヌ・リーブスの若き頃の作品であるが、作品自体は”まあまあ”かな?という感じであった。

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