映画「この空の花 長岡花火物語」を観て
7月20日「この空の花 長岡花火物語」という映画を観た。
2012年の日本映画で、大林 宣彦監督の作品だ。
キャストは、遠藤玲子役の松雪 泰子、片山健一 役の髙嶋 政宏、元木花役の猪股 南などである。
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あらすじは、
と、いった内容。
で、観終わっての感想。
長岡花火を観に行かない人にも必ず見てほしい映画
花火の映画?最初はそう思っていた。
でも、その考えは完全に間違いだった。この映画は、花火を紹介する映画ではない。むしろ、長岡花火というものを通して、戦争や平和、過去のできごとを今一度日本人としてふり返り、未来に向けて考える映画である。
ボクの父と母は新潟県長岡市出身。今は2人とも亡くなってしまったが、2人がこの映画に出会わせてくれた気がするのである。
長岡花火に行く方は、絶対に見てほしい
長岡花火。その壮大さは全国でも有名である。しかし、いわゆる客寄せの花火ではない。毎年8月2日・8月3日に行われる。恥ずかしながら、ボクはこの花火を、ただの花火大会の一つにしか考えていなかった。でも、この映画を観て、全く違う思いのこもった花火大会であることを知った。
もし、長岡花火を見る方がいたら、必ず観てから行った方がいい。
この映画を観てから行くのか、行かないのかで、花火の見え方が違うと確実に思うのである。
まだ戦争には間に合う
この映画の中のキーワードは、「まだ戦争には間に合う」という言葉。
この言葉だけ聞いても、全くピンとこない。でも、この映画を観ているうちに、そのメッセージの重さを感じるのである。この映画は、長岡という街だけの話ではない。日本人として、今生きる我々が、しっかりと向き合うべき内容が詰まっている気がするのである。
大林宜彦監督の思いが詰まった作品
2012年の作品ということで、ちょうど2011年の東日本大震災の後の作品である。なので、この映画の中にも、我々日本人が忘れることができないあの震災も絡んでくる。大林宜彦監督が伝いたいこと、メッセージがビンビンと伝わる作品だった。
機会があったら、ぜひ見てもらいたい作品である。
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