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叶えたい夢は笑われるくらいの方がいい


私は2018年の夏頃から本格的に「いつかニューヨークで働いて住みたい」と考え始めました。

これまでアメリカには1週間程度か1ヶ月程度の旅行だけで、留学経験もありません。旅行だけで、この国で働きたい、住みたいだなんて馬鹿げてるって感じですよね。正直私もそう思っていました。

でも、社会人になってから持ったことのないような本気の想いでした。

「将来の夢は?これからどうなっていきたい?何がしたい?」と言われても「いや、そんなこと聞かれても今はわからんよね。笑」としか答えらえないような人間が初めて叶えたいと思った夢でした。


この夢を持ち始めたきっかけは色々にありますが、実現したいと思い始めてからはそれまで全然できなかった貯金を始めたり、何度も何度も挫折してきた英語学習にまともに取り組み始めたり、少しずつ行動してきました。


ニューヨークに行くためには、今の会社では海外に行ける可能性が小さいのではないか。では転職した方がいいのか。どの業界に行くのか。

そもそもどんな仕事をしていきたいのか。自分が今までの社会人で得られたスキルってどんなものがあるだろうか。社会人でも留学できるのか。どんな選択をして行くべきか。


たくさん考えては、転職エージェントのカウンセリングに仕事帰り何社も行ってみたり、留学エージェントや社会人向けの海外キャリアのサポートをするエージェントの説明会や面談に行ったり。周りの海外行っている人に話しを聞いたり、色々とやってみました。


その中で、海外キャリアをサポートするエージェントの代表の方に

「あなたはたくさん情報を集めて、正確に理解してよく見極めようと頑張っている。だけど、“もう行ってみちゃう”。多分そういう選択をしないと、結局は海外に行かないで人生終わっちゃうと思うなー」

と言われました。
それを言われたときは、正直ムッとしました。

「私は今これだけの熱量の気持ちを持っているし、一生懸命行動してるんだから、そんな行きもしないで諦めるなんて。私がそんなわけない」と思いました。

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その後も私は負けてたまるか、諦めてたまるかと行動してきました。

でも、私は決して諦めていないけれど、心のどこかで

「果たして自分はどこまで実現できるんだろう。実現するのはそう簡単なことではないけど、できる人もいる。でもそれを実現できる人は本当に自分なんだろうか」

という気持ちがありました。

実現できる人はきっとスキルが高くて経験があったり、何かしら優れた才能のある人なんだろうな。だから、何も際立った才能を持っていない凡人の自分ができるなんてことあるのだろうか。頭の片隅にいつもそんな声が正直していました。
えっ、あの強気な言い方してた自分はどこ行っちゃったの?って感じで。笑


ただその反面で、でも何か行動を起こしてみないと何も変わらないし、今何もしなかったら何も進まない。けどやっぱり、難しいのだろうな。まだまだ先の話何だろうな。
こんな風に自分を信じたい自分と弱気な自分が混在していて、夢を叶えるために今やるべきことに100%では向き合えていなかったと思います。きっと50%くらい。

こんなんじゃ確かにエージェントの人に言われた通り、準備しすぎて結局本当に行かないで終わってしまうかもしれないと思いました。どうにかしなきゃと思いました。



その時、YouTubeでたまたま見た動画で意識が変わりました。

ホスト界の帝王と言われるローランドさんです。


いや正直私、こんな感じで意識を変えられるだなんて思いもしてませんでしたし、「俺か、俺以外か」という言葉くらいしかローランドさんについて知らなくて、勝手に物凄く傲慢で天狗になっている人なんだろうな…好かんなとかめちゃくちゃ失礼なことを思っていました。

でもいくつかの動画で話しを聞いてみると、ちゃんと苦労されてて、その恥ずかしい過去やかっこ悪いところを隠さず、すごく芯が強くて全うな方だなと思いました。


この動画の中で「夢」について話していました。

「(自分の夢について言った時に)100人中100人から「そんなことできるわけがないじゃないか。馬鹿げてる」と言われたら、みなさんはどうしますか?」
「ああそうだよね(できるわけがないよね)。なんて自分は微塵も思わなかった。上等じゃないか。その100人全員が間違っていると証明してやろうと思った」


なんか「ああ、そうだ」って。


正直、仲の良い友人や周囲の人に話す時も「いつかニューヨークで働いて住みたい」って100%自信を持って言えない自分がいました。

だって、英語まで全然できないじゃん?アメリカで働くためのビザなんて簡単に取れないよ?わざわざビザの取得費用を負担してまで採用してもらえるようなスキル持ってるの?生活費どうするの?あっちで生活できなくなって日本戻ってきたときにやっていけるの?
もうごもっともなツッコミばかりで。

困難な点が多すぎるから、全力で自分の夢で話すと私の中では「全然大変をわかってないね。そんな甘いものじゃないでしょ」と思われるのが怖くて、「大変なことはわかってるから今色々考えてるんだよね」とかなんか逃げるというか叶えられなくなった時の言い方をしていました。

でもそれはやりきる自信がないからだなって。そんなこと言ってないで、自分がやりたいなら信じ切ってやるのみだなと。

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色々思うと自分はすごく恵まれていて。

話を聞いてくれる家族や友人がいて。アメリカに住んでいる叔母や友人がいたり、自分の夢に向かって奮闘している知人がいて。実現するために力になってくれる環境があることは、きっと私は何かにアメリカに呼ばれているんだと思います。

私は決してすごい人間でもなんでもないです。自慢したいような何かがあるわけではないけど、そういう人間が笑われるような夢を掲げて、叶えてもいいじゃないかと思います。


「才能がないことも一個の才能。才能がないから試行錯誤ができる」


偉人とか色々な方が様々なありがたいお言葉を言ってくれているけど、結局は、最後はそれを自分がどう受け止めて、気持ちを切り替えられるか。すべては自分次第だなんだと思いました。

気持ちを切り替えるチャンスはたくさん転がっていて、そのチャンスを掴むのか、出来ない出来ない!と言って終えてしまうのか。

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私はまだ何もやりきってないけど、あそこがターニングポイントだったといつか言いたいです。

ローランドさんの言葉だけが今までのどれよりは際立っていたというわけではなく、色々な場面でたくさんの方に鼓舞していただきました。でも私は、たるんでいる自分で嫌で、本当はこう指摘されたかった、背中を押して欲しかった言葉とタイミングだったんだろうなと思います。


あとは実際にニューヨークで働いていた方が自分の発信を見てくだったことも、恥ずかしくない自分でいたいという気持ち。この子はどうにかするだろうな!と思われるような、鋭い自分でいたい。


これからは一生懸命試行錯誤してる、100%で取り組んでるって自信をもって言えるように、自分に嘘つかないようにやっていきます。ここで宣言させていただきます。
私はニューヨークで働きます。


きっと皆さんも自分の夢に向かってたくさん努力されていると思います。
私も頑張りますので、一緒に頑張っていきましょう。
よろしくお願いします。

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