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我が家にとうとう電気がつきました

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この度全盲夫婦の暮らす我が家に新しい家族が加わりましたので、合理的配慮として電気をつけることにいたしました。 同時に我が子との成長の記録もつけることにいたしました。 ごゆるりとお…
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#離乳食

おいしい話には裏がある!

 私にとって「おいしい」ものは日々生きる上での大きな原動力となっている。
 ひなちゃんにも「楽しい」や「嬉しい」に加え、たくさんの「おいしい」を体験してもらいたいと考えている。あくまでも私の自己満足であるのだが。
 おかゆの上澄み液から始まったひなちゃんの離乳食もすでに完了期に差し掛かりつつある。
 今ではバナナをがぶりとかじることもできるし、ハサミで細かく刻めば水炊きやおすいものに入った野菜など

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どうする!日常の調理

 おいしそうなこんがりとしたきつね色も、沸騰して出現するたくさんの白い泡も私にはわからない。
けれど、調理中にそれぞれの食材から伝わる触感、音、においは食べ時を教えてくれる。
 ひなちゃんが最近ハマっている雑炊もそんな手掛かりを元に作る。いや、単純によく作り食べてもらっているから「ハマっている」ということにしている。
なにしろ雑炊は何でもぶっこみ、1品でバランス良く食材を食べさせられる。作る際も食

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ひなちゃんのよもやま話(本当にあったうまい話し)

ひなちゃん:
 これは私が2か月半前に体験したことです。
いつものように床でゴロゴロしながらおしりふきの袋をガシャガシャいわせ遊んでいたところ、ふいに体をひょいっと持ち上げられました。
 (え?何かな!)と言いかけた瞬間、椅子に座らせられた状態になっておりプニプニとしたシリコン製の前掛けが首に巻き付いて来たんです。
 (なんだかやだな、怖いな、動きずらいな)と思っていると、顔の前に金属製の平べった

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どうする!離乳食作り

 離乳食が始まり、2ヶ月になる。これまで離乳食など全く作ったことがなく、当初は慣れなさ過ぎて失敗を連発した。
初めて十倍がゆを作った日には、鍋で煮たおかゆを小さな裏ごし用のざるに移す段階で、盛大にこぼし大半のおかゆを失った。調理台や床はおかゆでドロドロになり、私は台所ですねてしばらく立ち尽くした。
煮た食材をどうにかすりつぶせてもお湯を入れすぎ、ペーストを通り越して液体にしたこともあった。
(こん

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どうする!離乳食準備

 待ったなしの子供の成長。それに引きずられるように親も子育てに必要な知識、技能を身につけていく。
だっこから始まり授乳、沐浴、服薬、ありとあらゆる課題が現れ、どうにかクリアしてきた。今回の課題は離乳食だ。
5ヶ月から始まるひなちゃんの離乳食に向け、知識を深めるとともに道具をそろえた。
 まず私たちは全く離乳食について知らなかった。そこで2ヶ月初旬、離乳食講習会に参加した。
私たちの住んでいる町では

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初めてのひなちゃんの離乳食は

 ひなちゃんの離乳食は、僕がいない時に始まっていた。というのもここ最近僕が出張で家を空けることが多く、離乳食開始のタイミングに僕が立ち会えなかったといった方が正しい。
ここからは電話で聞いたことだが、初めての離乳食はおかゆだった。口にして一瞬「ん?」という表情をした後、なんだこの美味しいものは!と言わんばかりにバクバク食べたそうだ。
食べさせるママの手にかぶりつこうとするほど、ひなちゃんにとってお

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