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体とココロが喜ぶごほうび漢方 【読書感想文】 ねこと伸びしてツボを押す

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Amazonでレビューしたものです

毎日頑張っているあなたに。疲れた体とココロが喜ぶ、ごほうび漢方。朝・昼・夜の時間別で、ちょっと楽に過ごせるコツが満載!

なんだか体調が悪い。すっきりしない。眠れない。でも、仕事がも育児も休めない……。そんなストレス社会で頑張るあなたに贈る、体とココロが喜ぶ”ごほうび漢方”。朝・昼・晩、寝る前と1日の流れに合わせた、取り入れやすく、実践しやすい中医学の知恵や養生法、薬膳などを紹介。365日、仕事でも家庭でも休みなく働くあたなに、ごほうび漢方で自分自身をケアして、元気してあげましょう。
=元気になれる!リフレッシュできる!ごほうびネタ164連発!=




1.漢方薬専門店の本

神戸市にある漢方薬専門の漢方相談店CoCo美漢方が書かれた本になるそうです。


表紙の猫のイラストがかわいいので読んでみました。


2.ツボとか経路とか中医学の本


①中医学の3つの特徴


題名は「漢方」となっていますが、ツボや薬膳など中医学の内容です。

”中医学とは2000年以上の長い歴史を持つ「中国伝統医学」のことです。”

この後中医学の特徴の3つについて解説がありました。
勉強になりました。


1 整体観念
 人体は自然界の一部であり、自然界からの影響を大きく受けています。五臓六腑すべても個々の存在で成り立つのではなく、それぞれが密接にかかわり合い、影響しながら協力し合うことで成り立っていて、切り離しては考えられないということです。
 一部のことだけでなく、全体を考え、外部とのバランス、内部のバランスどちらも重視しながら治療していく医学です。”


次が、証というタイプ分類。

2 弁証論治
 それぞれの人の体質や症状などを「証」といいます。その「証」を弁別(区別すること)、分析し、治療することを「論治」、それらを合わせて「弁証論治」と言います。
 14ページからそれぞれの体質を紹介していきますが、大きく分けて8つあります。
1 体の元気(エネルギー)不足の「気虚」体質
2 気の巡りが悪い「気滞」体質
3 血が不足している「血虚」体質
4 血の巡りが悪い「瘀血」体質
5 体の潤い不足の「陰虚」体質
6 体に余分な水分や汚れがたまっている「痰湿」体質
7 体を温める力不足の「陽虚」体質
8 体に余分な熱がこもっている「陽盛」体質
 これらの8つの体質に、それぞれチェック項目があります。チェックを入れて、いちばん数の多いものが今のあなたの体質です。1つの差でも、多ければよりそちらの体質が強いと思っていただければと思います。
 8つの体質のうち、2つか3つの体質のチェック数が同じとなることがあります。これはめずらしいことではありません。その場合、自分がいちばん気になっている症状があてはまる体質を優先するといいと思います。
 自分の体質を知り、それぞれの体質の合わせたよう情報を日々実践していきましょう。”

私は、気虚と気滞と陽虚が当てはまってしまいました。
夏でも冷え性なんですよねえ。。。
でも、最近気滞の対策で、柑橘系をバクバク食べていたら、少しイライラが減った気がします。
気虚に対しては、とにかく無理しないとか、寝不足に注意とか、なかなか難しい養生が書いてあります。
おすすめ食材は、米とか鮭とか豆とからしいです。
とりあえず冷凍のかぼちゃをネットで買ったんで、それを食べようと思います。

そして、未病という概念。

”3 未病先防
 未病とは病気ではないけれど、何か体に不調が出てきている状態のことです。
 例えば、なんとなくだるい、しんどい、寝ても疲れが取れない、最近眠れない・・・。これらも未病であると考えます。
 しかし、これらの状態も西洋医学的に検査数値だけでみると、病気の数値が出ていなければ健康ということになってしまいます。「予防医学」ともいわれる中医学ではこの未病の時期をとても重視していて、未病の状態のうちに何かしらの対策をしないでほうっておけば、やがて病気になってしまうと考えます。
 不調は体が発する警告サインです。サインを無視せず耳を傾けて、未病のうちに改善できるようにしていきましょう。”

薬用養命酒・・ではないですが、確かになんとなくだるい、疲れが取れないというのは現在進行形で経験していますが、病気ではないんですよね。(まあ眠れないのは睡眠障害で治療対象ですが)
こういう警告サインの改善は大切だと思います。

②五行と「おうち薬膳」

五行についても触れらていました。

木火土金水と、それぞれ5つの季節が、5つの臓器が対応している、、と、以前ほかの薬膳の本でも読みました。
(そして覚えられなかった)
昔漫画で読んだきもするんですけどね。

五行色体表という表が載っていて、
五行・五臓・五腑・五竅・五主・五華・五神・五悪・五季・五志・五色・五味
が載っています。
こんなにあるんですか、、、
そして色別に食材も分けられていますね。

③なんでも使って健康に

とはいえ、他にも、コーヒーとかハーブティーとか、いわゆる薬膳以外のものも推奨されていました。
またマッサージとか朝ヨガとかもおすすめだそうです。

中医学も今の便利なものも、なんでも使って未病を改善して健康元気な状態に持っていきましょう。


3.目次

はじめに
中医学の考え方を取り入れて自分自身にごほうびを!
あなたの体質をチェックしましょう!
ツボの位置と効用

Part1:最近よくこんなことしていない?
 File01 最近、よく炭酸飲料を飲んでいる
 File02 おやつを必ず食べるようになった
 File03 酸っぱいものが食べたくなる
 File04 気がつくとボーッとしている
 File05 よくため息をついている
 File06 電車に乗るとすぐ寝ちゃう
 File07 無意識に足を組んでいる
 File08 まぶたがピクピクする
 File09 唇が乾燥してよくなめる
 File10 ささくれが多くなった
 column 7の倍数の年齢で変化する女性の体

Part2:朝のごほうび漢方 Morning
 寝ても寝ても眠い。そんな人は腹八分目にして
 低血圧で起きられない人は普段から十分な休息を
 起きたくない朝はハーブティーを
 朝動けないときは体を温めよう
 頭が重いときは「風府」のツボを押してみよう
 朝、体温が低い人は日光を背中に当てて
 熱っぽいときははちみつ入り豆乳を 
 朝起きるといつも不機嫌な人は「合谷」のツボを押して
 体がむくんでいるときは「豊隆」のツボ近辺をさすって
 ソワソワする朝はパンを食べよう
 やる気が出ないならご飯を食べて元気に
 朝、食べられない人は夕食の時間を見直そう
 朝食抜きはダメ!胃腸を起こして
 スッキリしない朝はコーヒーを飲もう
 column 子午流注にもとづいた1日の過ごし方
 吹き出物ができたら食生活に注意!
 肌がくすんでいる朝は「血海」のツボを押して!
 肌のハリがない日は早く帰って寝よう
 ツヤ肌をめざすなら睡眠の質を改善
 肌がザラザラしたら青魚を食べよう
 パサつくときは寝不足を解消
 ツヤのない肌には黒ごまレシピを!
 コロコロうんちのときはバナナを食べよう
 おなかが張る人は大きな声で歌おう
 朝下痢をしたら脇腹を伸ばそう
 月経痛で辛い。そんな人には朝ヨガがおすすめ
 イライラしたら頭皮を動かすようにもんで
 緊張するときは「労宮」のツボを押して
 1日の元気をくれる「湧泉」のツボ
 なんとなくの不調は日光を浴びて深呼吸
 column 食べるものが体をつくり、不調を改善する!

Part3:昼のごほうび漢方 Afternoon
 皮脂の過剰な分泌には消化を助ける食材を
 肌荒れする人は体のバリア機能をUP!
 マスクの息苦しさはツボで呼吸を楽に
 花粉症や風邪などの鼻水は小鼻や横のツボが効果的
 イライラからくる充血は熱をとるものを
 目のトラブルには赤と黒の食材を
 目が痛いときは脇腹をさすって気を流す
 夏野菜で体の熱を下げ気になる息のにおいをオフ 
 口内炎ができたらがっつりご飯は避ける
 水の飲み過ぎは口の渇きに悪循環
 首や肩のこり方に合わせて、温めたり食材で工夫を
 頭痛の種類と特徴をよく見極めて
 しゃっくりが出たら香りで緩和を
 スマホの使いすぎに手首のツボを!
 風邪は大きく分けて2パターンあり、対処法が違う
 だるいときは普段の過ごし方を変えよう!
 ゾクゾクしたら、体を内側からも温めて
 胃腸にくる風邪は薬味で湿を出す
 column 午後からも元気でいるための昼食のヒント
 汗っかきなら毛穴をギュッと引き締めて!
 食事後に眠いのは食べすぎです!
 昼休みに10−15分、目をつぶり気を補給
 足のむくみにはツボを押して解消
 胃腸の水はけをよくして湿を出す
 午後に出る疲れには甘いものとツボ養生
 牛乳やココアでリラックスして元気に
 爆発しそうな怒りに「太衝」のツボ押し 
 不安感が強いときは赤い食べものを!
 気持ちのリセットは香りのよいもので元気と血を補って
 column 「気」は生きていくための大切なエネルギー
 column 体質に合わせて効果的なダイエットを

Part4:夜のごほうび漢方 Night
 決められないときはたっぷりの睡眠を! 
 電車のイライラは情報をシャットアウト
 感染症への不安は黒い食べ物を!
 夜の気力不足には少しでも休養タイムを
 気がのらない会ではさわやかな香りのお酒を
 飲みすぎにはおつまみを変えて!
 疲れがとれないときはおにぎりの力で元気を養って
 疲れによる食欲不振に温かいスープやおかゆを
 コレステロール値が高いなら食物繊維を
 ストレス性高血圧には入浴やツボ押しを
 食べすぎには熱をとる食べものを 
 夜中の食事はおなかに優しいものを
 太り気味の人は睡眠をしかり
 column ウイルス撃退! 免疫力UPの体づくり
 腰痛は老化現象。黒いものやねばねば食材を
 疲れた足にはふくらはぎのツボ押しを
 蒸れた足のにおいには足浴で湿をとる
 かかとのガサガサは潤い不足
 気になる冷えは原因によって対処法を変えて
 白髪には血を補う食材とストレス発散を
 産後の薄毛には豚骨スープを 
 ストレスの抜け毛には血を補う食材で
 気になるシミ・そばかすは表情筋を動かして血流UP
 ちりめんジワには潤い食材を
 眉間のシワは睡眠で気血を補って
 老け見えを防ぐには黒豆や黒ごまを食べて
 においは肝心脾肺腎の五臓に対応
 足がつるときは肝の不足を補って
 デートの前日は元気と血を養い、目元まわりのケアを!
 手荒れ対策には元気をチャージして
 十分な睡眠が割れ爪防止のカギ
 爪の縦線はストレス、横線は栄養不足
 体がかたい人はストレッチで気を動かす
 マイナス思考のときはホットミルクやココアを
 我慢の限界には心身の解放を
 夜の不安感にはあかりで陽の力をプラス 
 就寝が遅いときこそ質のよい睡眠を
 涙もろいときには肝の血を補う
 寝つけないと気は足マッサージ
 心の経絡のツボで憂うつ気分にバイバイ
 心がザワつくときは気を静める呼吸を
 柑橘系やミントの香りでストレスを解消する
 人に左右されやすい人は腎の力の補給を心がけて
 胃の中の熱をとり、いびき対策を
 歯ぎしりには万能のツボ「合谷」
 column 養生することで健康と若さをキープ
 column そのお風呂の入り方間違っているかも!

Part5:季節と週末のごほうび漢方 Season Weekend
 肝が弱りやすい時期。旬の山菜や香味野菜でパワーをチャージ
 暑さで気が不足しがち。気と水を補い、体のバランスを整えて
 乾燥で肺に影響が。白い食べもので潤いを補充して
 腎が弱る季節は無理をせず体を温める生活を
 日々のストレスをリリースして翌日への活力を

用語集


著者:田中 友也 (著)
ASIN ‏ : ‎ B08Z3D41KP
出版社 ‏ : ‎ 主婦の友社 (2021/3/19)
発売日 ‏ : ‎ 2021/3/19
言語 ‏ : ‎ 日本語
ファイルサイズ ‏ : ‎ 57612 KB
本の長さ ‏ : ‎ 163ページ

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