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沖縄と徳島を結ぶ、ソーミンチャンプルー

ソーミンチャンプルーとは

まず『チャンプルーとは』という話になるのですが
簡単に言うと『様々な食材を一緒に炒めた料理』という意味です。

島豆腐が入っていることが多いですが、必ずこの食材を使う、という決まりはありません。食材の主役によって、ゴーヤーチャンプルーやフーチャンプルー(お麩)など名前が変化します。

なので今回はソーミン(お素麺)が主役の、チャンプルーということになりますね!


はじめての挫折


ソーミンチャンプルーは、私が物心ついた時から食卓に並んでいて
私の家ではなぜか学校が休みの日のお昼ご飯でよく登場していました。

子供の頃覚えた味は、大人になってもふとした瞬間に食べたくなるものです。
一人暮らしをして、学校の調理実習でしか持ったことのない包丁で料理をし始めた3年前、突然お素麺の存在を思い出し、ソーミンチャンプルーにチャレンジしたのでした。

それにしてもお素麺は安い。10束ほど入って200円いかないときもあり、節約にはこれしかないと意気揚々とはじめたのですが…。



結果は失敗。


なにが失敗かというと、お素麺が伸びて途中でちぎれてしまうのです。
味は子供の頃食べた時と同じで美味しいのですが、あまりにも見た目が悪く、その日はすごく落ち込んでしまいました。


救世主、半田そうめん

料理経験の浅い私にとって、
スピード勝負の炒め物はハードルが高く
ましてやこのお素麺は、熱湯でゆでたあとさらに熱々のフライパンに放り込まれるのです。伸びてしかるべきの運命と言ってもいいです。


私は、料理初心者らしく
ただお素麺をゆで、冷たいおつゆに浸して食べるべきなのだ。
それでも彼らはじゅうぶん美味しい。


***



と、長い間思っていましたが
あるとき徳島の『半田そうめん』と出会い、生活は一変しました。
私が出会った半田そうめんは、幅が2、3ミリと太く、その分強度もあるので伸びにくい!なので炒めても平気なのです。

この時から、ソーミンチャンプルーには必ず半田そうめんを使っています。
むしろ、私は半田そうめんでしかソーミンチャンプルーは成功できません!



食材を集めましょう



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〈2人前〉
◎半田そうめん 120g(1束)
◎キャベツ、もやし、ニラなど
◎ツナ缶
◎かつおぶし

調味料
◉ごま油
◉塩こしょう
◉かつおダシ



冷蔵庫に余ったキャベツやもやし、ニラなどがあると良いです。私は一人暮らしなのでよくカット野菜を使うのですが

人参や玉ねぎなど、野菜炒めでよく使う方々が2〜3種類いれば大丈夫です。
ニラやネギだけでもじゅうぶん美味しくできますが、せっかくなのでお野菜もたくさん食べたいと思ってしまう私です。
お野菜でカサ増しされ、そうめん1束でも2人前くらいの量になります。

かつおぶしは盛り付けの際にハラハラとふりかけます。


調理開始です

①半田そうめんをゆでる

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通常のゆで時間は4分ほどですが、火を止めてザルを準備する時間を考えて、私は3分45秒にしています。
ゆで終わったらお素麺同士がくっつかないように少しだけごま油をたらしておきます。


②野菜炒めを作る

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フライパンにごま油をしき、野菜を炒めます。
全体がしなっとしてきたら塩こしょうで軽く味付けします。

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③野菜を端に寄せて、お素麺、ツナ缶を投入

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この時お素麺に塩こしょう、カツオだしを加え、
端に寄せた野菜を巻き込むようにして、全体的に混ぜていきます。

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このとき時間をかけて混ぜる必要はありません。
麺と野菜が合流し終わったら完成です!
カット野菜を使うと一瞬で完成するので素敵です…。

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かつおぶしをふりかけて、完成です!


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半田そうめんの可能性

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夏に冷たくして食べるもの、というイメージのお素麺ですが
半田そうめんだからこそできる、アレンジ方法をいくつか紹介しましょう。

鶏ガラ&豚肉で、とんこつラーメン風!
沸騰したお湯に豚肉、鶏ガラスープの素を入れて
簡単に作った豚骨スープの中に半田そうめんを投入

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カレーそうめん
昨日のカレーが残っているけど、白ごはん炊いてない…という時に、カレーうどん感覚で食べます。

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キムチぶっかけそうめん
疲れて帰ってきて、何もしたくない時によく作ります。
レンジでパスタをゆでることができる100均グッズを使ってお素麺をゆでます。

めんつゆを少しかけて、キムチを好きなだけのせて食べます。
お好きな方は納豆を入れるのもオススメです。
こちらは味玉入り。

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アレンジは考えるだけでも楽しいですよね。
半田そうめんをゆでた人の数だけ、いやそれ以上にオリジナルのレシピがあると思います。

私は半田そうめんに出会って、苦手だったソーミンチャンプルーを作ることができ、またその万能さで生活が豊かになりました。食事がまた一層楽しくなった気がします。


そしてこの記事を読んでくださっている方に、少しでも半田そうめんの魅力が伝わったら幸いです。



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