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お客さんではなく仕事ばかり見ていたコンサル初期の話

こんにちは!
熱海隆史(あつみ たかふみ)です。

前回までの記事でお話してきたようにコンサルタント業を始めた頃は
僕自身の経験の少なさを隠すために仮面をかぶって
感情をビクとも動かさないように仕事をしていました。

10年も仮面をかぶっていることすら気づかないまま
クールで論理的で合理的な人間だと僕自身がすっかり信じきっていたとき

「君は「智」の人だと自分で思っているようだけど違うよ。
「愛」の人だよ」

と、多くの人々の「志教育」に携わってきた講師のSさんに言われた言葉が

グッサーーー!!!

と刺さり、大きな変化をとげて
(というか、本来の自分に戻ったというか・・・)

今はすっかり「愛」の人を生きています。

今日の記事は、自分の中にある「愛」を発揮していなかった期間のお話を
少ししたいと思います。

<感情を使わなかった頃の僕は、人の顔を憶えていない>

当時の僕は、クライアントさんの顔をほとんど憶えていません。

理由はごく単純です。

クライアント先の「会社の人」ではなく「会社のシステム」を見ていたのです。

もちろん対人サービスなので、コンサルタント業として最低限求められるコミュニケーション能力は使っていました。

会話するときに相手の目を見て、相づちも適度に打ちます。

が・・・

相手の目をちゃんと見ながら、相手を見ていないという
なんともねじれたコミュニケーションを取っていました。

打ち合わせ中だけでなく、コンサルティング対応中はずっとそんな関わりをしていたので、相手の方の顔を覚えていないのも当然ですよね。

今だからこんな風に客観的にお話できていますが、
その頃は違和感にまったく気づいていませんでした(痛い)。

人と向き合いながら「人」を見ず、「会社のシステム」に焦点を結んでいた。

感情を排していたので、それがちょうど会社のボトルネック(課題)を見つけるのにちょうどよかったとも言えます。

無機質なシステムを、無機質な視点で見つめるとシステムの因果関係がクリアに見えてきて、解決すべき点が浮かび上がってくる。

でも・・・システムは無機質でも、そのシステムを使うのは血の通った人間です。

そんなやり方をずっと続けているうちにうまくいかなくなって苦しくなってきたのは前述のとおりです。

<役割を与えられると、人はそれに倣う>

突然ですがアドルフ・アイヒマンという人を知っていますか?
ナチス政権下のドイツの将校です。
彼は、アウシュヴィッツ強制収容所へ数百万人のユダヤ人を送りこんだ冷徹な人物として知られています。
そんな残忍性がクローズアップされる一方で彼は父親としての一面も持っており、
3人の子どもをとても愛していたという人間らしい部分も持っていたそうです。

ナチスで残虐な殺戮の指揮をとった人が、とても家庭的な人間だった。
僕が感じたのは「役割が人のキャラクターをつくる」ということでした。

って・・・例えとして適切ではなかったかもしれません。

僕が伝えたかったのは、「有能なコンサルタントには感情はいらない」という
アドバイスを当時取り入れていたので、その通りにふるまい、その間は
もともと持っている「愛」の気質が発動していなかったんです。

でも、もともとの僕は「愛」タイプ。

それで感情にフタをしてビジネスをやっていくうちに
知らず知らず苦しくなっていったのだと思います。

ビジネスに限らず、本来の自分のタイプが「愛」「智」「勇」「親」の
どれにあたるのかを知っておくのは大切ですね。

実際には、この4つのタイプのどれかにハッキリと分かれることは多くなく
いくつかの要素を持ち合わせている人が多いようです。

僕の場合だと「愛」をベースに「智」を後天的に身につけていった、ということでしょうか。

なんにせよ、10年くらい勘違いをしていたのでした。

自分の気質を思い出させてくれた志教育のSさんには感謝してもしきれません。

自分のなかの「愛」を思い出せたことでクライアントさんへの関わり方も、成果の出しかたも大きく変化したように思います。

クライアントさんは大きな結果を出せ僕は「愛」を満たすことで心から喜べる感じを今まで以上に味わえるようになりました。

思い出せて、よかった。


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