【備忘録】さあ、今夜はなにを飲もう？
#おうち居酒屋やってみた
#好きな漫画家
#わたしの本棚
「どちゃくそ」とか「バチバチに」であるとか、浮かんでは消えるあぶくのような言葉。それはきっと、汚い油やへどろが浮かぶ川の、その支流の隅の隅にある、まさに下流そのものに流された生活用水と一緒に、沈みきらずにあぶくのように一瞬、光を弾く輪としてふくらみ、すぐに消えてしまうのだろう。
美しくない言葉や所作は、下流にこそ溜まる性質がある。そんなさまざまな穢れは魂の穢れなのだと教わったことがある。その人はお寺などに奉納する仏像をつくる彫刻家、仏師だった。
人は下流に流れるには楽なので、かつて高潔であった魂も、すぐに流されて、多くの場合、そのまま帰っては来られないのだと、ため息をつかれていた。下流に流れついた物事は、下流であることを居直るかのように文化として根づこうとする。
そんなものだろうと思う。よくわかる。美しくもないものが音楽や芸術として認知されるに至っている。この世界に美しいものは少ない。昔から少なかった。減る一方かもしれない。
子供のころから、流行りの言葉が嫌いだった。美しくないものを好きにならなかった。美しくない所作や言動に対して、軽蔑すら憶えて冷たい視線を送る程度には厳しい人間でした。そういう部分で、僕はある種の潔癖症なんですが(←面倒くさくて、手洗いもろくにしないのに)、そんな極端な人間が書いているnoteに寛容な皆さんって、実はあったかい人なんですよね。
あんたら偉い(←どういうポジションやねん)。
おうち居酒屋という魅惑的な言葉を見つけるものの、それに相応するメニューなんて作ってはいない。僕は、どこにいても、映画館にいても、ファミレスにいても(←あんまりいないか)、なんなら、野球場にいても、特有の「居酒屋力」を発揮して(←女子力高い的な)、この世界は居酒屋やねんでー、なんて、言い出す種類の人間なのです。どこででも飲む。問題なさそうなら、近くの海岸でも居酒屋化させるくらいの、高い居酒屋力(←女子力的な)を持っているのだ。
ビールと串焼きが買えたなら、どこだって飲めるぞ。サラダでもいい。唐揚げでもいい。糖質低いものならオーケーなんです(太るのNG)。すぐそこに、一緒に飲んでくれる「おとなりさん」がいてくれたら、そこはいつも僕らの居酒屋。飲もう、ビール。ハイボール。
美味しいねって、手を叩こう。
ふいの思いつきから連作短編になった、「おとなりさん」。えと。note上では８話でしたっけ。書いてる本人は、先々週の金曜日に最終の第10話を書いてしまって、「よし、２期やろうかな」なんて思っています。←この時点で、１期から漏れるエピソードあり。
想像でも実体験でも。皆さんにとっての「おとなりさん」がいれば是非、教えてくださいね。
毎日を祝う、ささやかな一杯。そのとき、隣にいるのは、おとなりさん。よろこび合おう、僕たちの、私たちの人生を。
好きな漫画家は、安藤ゆきさん。「不思議な人」「町田くんの世界」「地図にない場所」の、安藤ゆきさん。
お世話になっている美容師さんにね、おすすめの漫画を持っていくんです。「これいいでー」って。そのとき、「ほとんど女性作家やね」って言われて気づいた。
それから、福丸やすこさん。小日向まる子さん。他にもいるけど、お名前を思い出せない。
三年くらい前になってしまったけれど、「漁港の肉子ちゃん」の西加奈子さん。僕はほとんど小説や活字を読まないので(←もはや読めない)、好きな小説家は「西加奈子さん」と答えている(←その一冊しか読んでないけど)。
本棚にはマンガとファッション誌が少し。廃墟や建築の写真集が少し。グラドルの写真集が何冊か(←小声)。本田翼さんの「ほんだらけ」から、最新のVOGUEまで。
本を読む習慣がないんです。テレビは特定の番組だけ、ニュースも観ない。YouTubeはミュージックビデオとガンダムの考察系、野球の専門チャンネルくらいしか観ない。世の中でなにが起きているのかさえ知らないし、最近は気にもならない。どうしても必要なことなら、誰かが教えてくれる。
僕は相変わらず、ガンダムとか、好きな映画のDVDを観ているだけ。
このnoteに残している多くは、別の場所に書いていたもののリメイクと、「ほろ酔い文学」「2000字のホラー」のお題に合わせて書いたもの。その多くは、お風呂あがりにハイボールを飲みながら、でれでれと書いています。2000字ほどを書くのに、およそ30分。読まれる方は5〜10分ほどでしょうか。肩肘張らず、気分転換にでもしてもらえたら幸いです。
これでnoteからのお題は終わったかな。最後まで読んでくれた人、どうもありがとう。あなたに嬉しいことが起きますように。
じゃあ、また、明日。
photograph and words by billy.
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