ビリー

小説や詩を書いて、写真を撮ったり、絵を描いたりしながら、夜にはハイボールを飲んでいる阪…

ビリー

小説や詩を書いて、写真を撮ったり、絵を描いたりしながら、夜にはハイボールを飲んでいる阪神タイガースのファンです。寺社さんと太平洋付近を徘徊しています。 昨年、県の芸術祭の文芸部門で受賞しました。観葉植物と本田翼さんとヴィンテージウェアとNIKEのスニーカーが好きな伊達メガネです。

マガジン

  • ショートショート集

    ステキなビリーさんたちの小説寄りのなんやかんや集めておきました。 しまっていこーーー。

  • 超獣ギガ(仮)

    昭和九十九年、東京。 晴海埠頭にモンスターが現れた。彼らは超獣ギガと呼ばれる、地球の正統進化外生命体。しかし、その出現は予期されていた。 圧倒的な力に蹂躙される人類。 反撃を開始したのは、七人の精鋭たちだった。彼らは進化した人類、超人。 超人対超獣、その戦いが火蓋を切る。

  • 連作短編「おとなりさん」season2 海の見える食堂から

    海を望む小さな食堂、花鳥風月。 特別じゃない、なんでもない日を祝いたい。 創作和食と美味しいお酒、思い切りの笑顔でお待ちしています。 これは、そんなお店のしあわせな夏の日の物語。

  • #slowlight(スロウライト)

    スロウライト。それは、やがて訪れる光。 モノクロ写真に思いつきの言葉を添えて。

  • 【音声配信】ビリーのぼっちラジオ。

    ちゃんと喋ることができるかな。 どれくらい話すことができるかな。 そんな不安と共に、下らないことしゃべります。

最近の記事

  • 固定された記事

「自己紹介」(2022.10.05改定)

ビリー。  1月11日生まれ。173センチ、56キロ。  本名、年齢非公開。  兵庫県生まれ。現在は高知県在住。  19歳のときに友人に誘われて応募した、CM脚本コンテストで入賞し、文章に興味を持つ。  以降、ラジオドラマの脚本、キャッチコピーなどで数多く受賞する。並行して、「全国安全月間」などの啓発ポスターを作成、県3位など好成績を得る。同時期、キャッチコピー作成などの分野にも進出。  2009年、アメーバブログにて「ワールズエンド・ツアー(開始当初は別タイトル)」

    • 創作大賞にSF、連作短編、ショートショートをエントリーさせていただいて、さて次は、と考えたのは公募。noteはお休みにして、公募向けに小説を書くことにしました。 ログインもしませんので、しばらく不在になります。それでは、皆さん、ご機嫌よう。ビリーでした。またね。

      • 【生還】どうやら病みの時代は終わったみたいだ。

         結論からお話ししますと、検査ではウイルスはマイナスと判定され、所謂、新型コロナ感染症という診断ではなかったんです。  三日前に、残念ながら感染してしまった患者さんを病院に送迎していて、密閉された車内で2時間ほど過ごさざるを得なかった。なので、コロナ以外の理由があったとも考えにくくて。  予約をしたときに病院から電話で説明があったんですね。発熱外来は検査、診察、投薬など一連をすべて、待機していただいた車内で行います、と。  仕方ない。いくら五類に指定が変更なされたとはいえ、

        • というわけでして、本日はモノクロ写真#slowlightでもやろうかと思っていたのですが、あえなく39度の高熱にうなされてまして。 生まれて初めての39度!逃げ切れるかな、と思っていたのですが、あえなく罹患いたしまして。 またの お越しをお待ちきております。バイバイキーン。

        • 固定された記事

        「自己紹介」(2022.10.05改定)

        • 創作大賞にSF、連作短編、ショートショートをエントリーさせていただいて、さて次は、と考えたのは公募。noteはお休みにして、公募向けに小説を書くことにしました。 ログインもしませんので、しばらく不在になります。それでは、皆さん、ご機嫌よう。ビリーでした。またね。

        • 【生還】どうやら病みの時代は終わったみたいだ。

        • というわけでして、本日はモノクロ写真#slowlightでもやろうかと思っていたのですが、あえなく39度の高熱にうなされてまして。 生まれて初めての39度!逃げ切れるかな、と思っていたのですが、あえなく罹患いたしまして。 またの お越しをお待ちきております。バイバイキーン。

        マガジン

        • ショートショート集
          36本
        • 超獣ギガ(仮)
          27本
        • 連作短編「おとなりさん」season2 海の見える食堂から
          10本
        • #slowlight(スロウライト)
          22本
        • 【音声配信】ビリーのぼっちラジオ。
          0本
        • 小説「国境線上の蟻」(全15話)
          15本

        記事

          【エッセイ】世界で一番、愛する海について。

          #わたしと海 「日本人は、大別すると、海の人、山の人のどちらかなんです。比率で言えば、海の人が三割くらい、七割が山の人」  以前、そんな話を伺ったことがあります。お名前は伏せておきますが、ある、高名な仏師さんでした。 「日本は国土の七割が山だと言うこともあるんですが、いまは、山で生まれる人はほとんどいません。規模の大小はあれ、多くの人は、町に生まれたはずですが、それでも、海の人、山の人のようにわかれてはいます」  その方が言うには、山の人の特徴は、職人気質で真面目。海の人

          【エッセイ】世界で一番、愛する海について。

          「風と共に去りぬ」

          燃え上がる朝の東の橙に、気づいてながら背を向けた、 映写機からの空想科学は昨日の夜から流れたまんま、 言葉を理解し得ない男は字幕に並んだ記号を目で追う、 義眼の老婦は途絶えた愛を延々と、やがて永久に導かれるまで、 点火直後の発煙筒ならドラッグ・レースに蹴り飛ばされたよ、いまはもう、 吸い殻みたいに小石や埃と眠りについたはずなんだ、 ブラウン管には旧世紀が見ていた未来、拙く儚く幼いまぼろし、 人は結局、調和にまでは至ることなく争うだけに終始した、 ネズミを追うネコの頭を狙うカ

          「風と共に去りぬ」

          【写真】昨日、探した光について。

          #slowlight  昨日のこと。  足を伸ばして、お隣の町のスーパーへ。すると、先日の……  の、あのときの、メッシュみたいなのがついた帽子をかぶられた、カルマのご婦人が。  カルマって、なんでしたっけ。親友だと思っていたシャアに裏切られて、ホワイトベースに特攻することになって戦死した……(←それはガルマ)。まあいいや。長くなるから。  暑いのに、この日も正装。全身黒。喪服コーデ。  と言っても、Tシャツ、バルーンショーツ、エアリフトまで、僕も黒なんですけど。   

          【写真】昨日、探した光について。

          【香南市ぶらり歩き】呟きながら、ほてほてと。

           キムチ、ピーマン、トマト、もやし、お茶、コーヒー。鶏肉。  そんな買い物リストを記して、いざ、発進。のんびりだらりの高知香南市歩き。  この日は曇り、気温27度。  血圧がとても低い僕は、朝がとても弱い。  なにせ。  上は90を切ることがあり、下は60に達しないことも多々。 「血圧高めの人が、ビリーさんの血圧になったら、たぶん、気を失って倒れるでしょうね」なんて、笑われたことがある。子供のときから頻繁に起きていた立ちくらみもこれが原因らしい。  テンションはいつも低め。

          【香南市ぶらり歩き】呟きながら、ほてほてと。

          「超獣ギガ(仮)」第一部完に合わせて。

           ということで、昨年末から、突然、始まった、#超音速スーパーバトル #SF小説 、「超獣ギガ(仮)」は、先週金曜の第25話を持ちまして、無事に第一部完になりました。  そもそもはnoteの募集していた、「少年ジャンプ原作大賞」(←合ってるかな?)に合わせて、急遽、始めたもので、主要人物と対戦相手だけを決めてから、正直に言いますと、勢い任せに書いておりました。  コメントにいただいたように(いつもありがとうございます)、ドラゴンボールの戦闘シーン(主にベジータ戦)に、エヴァン

          「超獣ギガ(仮)」第一部完に合わせて。

          【雑記】夏の日のごきげんさん。

          #thislight 「うたかた」 風の手紙が君から届いた、懐かしい森の匂い、 溶けずに残った白雪と、色づき始めた花の色、 絵の具の味や、お星さまたち笑ってるかな、 背伸びをしても追い越せない、木々がその実をつけたとすべらかなる手書きで知った、 色鮮やかなる季を迎える今日、 君は僕は四季の迷い子だと気づく、 振り返りて見る足跡の、右や左へ揺れる爪先、 手にはできない光を追った夏のこと、 あの日みたいにまた笑えるのかな、 払えば落ちる砂埃が、いつまで経っても消えないような

          【雑記】夏の日のごきげんさん。

          連載小説「超獣ギガ(仮)」#25(終)

          第二十五話「彼等」(終)  昭和一〇〇年一月四日、午前五時八分。  神奈川県横須賀市。横浜ベイブリッジ付近。  「さあ、総理。何が訊きたい? 何が知りたい?」  ハンドルを握る文月玄也の質問から始まる早朝の横須賀。その国道。白み始めた景色を、駆け抜けてゆく軽トラック、勇み足の大型トラック。人々の営みが再開する時間だった。  指揮司令車ミカヅキ。そう呼ばれている装甲車は白く塗装され、傍目には、公道を走行していても、それほどの違和感なく溶け込んではいる。しかし、その背には六十

          連載小説「超獣ギガ(仮)」#25(終)

          【写真】これから晴れるって、いつも思う。

          #slowlight  その様子に、気配に気づく。  電線に、向かいの棟の屋根に、いる。鳥たちが。つばめさんたち。俺はタイガースファンだぞこの野郎、なんて、ふと思うけれど、そんなことは言わない。きっと、僕の言うことなんて聞いていない。  昼間、室内で作業をしていると、窓に向かって飛んできて、急旋回して空に戻るつばめさんたち。わかっておるぞ。お主ら、ここに巣を作ろうと思っておるんじゃろう。  鳩やすずめだって、このベランダに暮らそうと狙って飛んできた。次はおまえさんたちかい。

          【写真】これから晴れるって、いつも思う。

          【備忘録】昨日、こぼれた光について。

           これって、noteに載せてましたっけ。  忘れちゃった。  とかなんとか。  それらしいこと(←何らしいんねん?)を呟いてたり、いっそ、アカウントがあることも忘れて、放置していたり。  よく知らない間に制限ができたんだとかなんやらで、「スレッズやらんの?」と訊かれた週末。  そう、threads。スペル合ってるかな。  まーた。  まーた、なんか始まったんかい。あんたらも飽きん人やな、とか、ええ加減な解答でしれっとかわしつつ。もー、どんだけ増えるんや、そーゆーの。きりがな

          【備忘録】昨日、こぼれた光について。

          【あとがき】昨日、見つけた光について。

          #thislight #あとがき にかえて。 #おとなりさん2 を終えて。 #創作大賞感想  さて、いかがでしたでしょう、「おとなりさんseason2 海の見える食堂から」。  昨年秋、  という、さまざまな乾杯の風景を2000字ほどのショートショートに、全10編と特別編を2編、このビリーnoteに掲載したところ、たくさんのありがたい感想をいただき、そのなかには、「2期も読みたい」という、嬉しいご意見もいただいていました。  ちょうど、noteが「創作大賞2023」の応

          【あとがき】昨日、見つけた光について。

          連作短編「おとなりさん season2 海の見える食堂から」#10(最終話)

          第十話(最終回)「いつも隣に君がいた」  七月の花火大会を経て、再び帰ってきた梅雨前線。連日の大雨。四国の梅雨は、それこそ、機関銃のように雨が降るのだ。曇り空の後の激しい雨、そんな季節をやり過ごして、前線がようやく遠く離れたのを確認して、どうにか、遠回りしてやってきた盛夏。  八月になると連日の三十五度。挨拶代わりの「暑いね」「暑いですね」。  猛暑は僕たちから言葉を奪う。四国は暑いと骨身にしみて知ったはずだったけれど、今年の夏は本当に暑い。  お盆期間は忙しかった。  旅

          連作短編「おとなりさん season2 海の見える食堂から」#10(最終話)

          連作短編「おとなりさん season2 海の見える食堂から」#9

          第九話「夏の日 〜後編」  晴天。今日は炎天。  午後も三時を過ぎたころ、お日様はわずかながら傾いてはいたけれど、変わらず、まるっきりの猛暑。酷暑。気温は摂氏三十五度。そもそもが車道に設けられた飲食店ブースは、アスファルトからの照り返しで完全な蒸し焼きスペースになっていた。  海も開放されたこの日。浮き輪を手にして、水滴を滴らせてゆく小さな子たち。日焼けた背中。お母さーん、の、呼び声。すぐに乾くその足跡。サイクルロードに立ち昇った、陽炎。今年、初めての入道雲。あまりにも高い

          連作短編「おとなりさん season2 海の見える食堂から」#9