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日本よ、50代の俳優の主演映画を増やそう!!

本格的に韓国映画を観はじめて3ヶ月。
この映画もおもしろかった!
「名もなき野良犬の輪舞(ロンド)」だ。
かなり、おすすめします。

私、この俳優が好きだなぁ。
ソルギョングさん。
殺人者の記憶法もこの方だったけれど、まったく別人の配役に驚きまくりました。
しかし韓国の俳優は、脚本に恵まれているのか、俳優の実力が映画を支えているのか、絶妙なバランスの良さである。

それから目を見張るのは、実力派俳優の層の厚さと個性俳優の豊富さにあるだろう。
とりわけ、50代の俳優が圧倒的な存在感を誇示しているのは、うらやましい。

日本映画の50代で、主役を演じら興行成績あげられる俳優が何人いるだろうか?

60代で主役を演じられる俳優は、役所広司64、渡辺謙60。

次いで、中井貴一58、佐藤浩市59、が二代巨頭だろう。
他は、唐沢寿明57、阿部寛56、本木雅弘54、堤真一54、江口洋介52、大沢たかお52、沢村一樹52、福山雅治51、内野聖陽51、北村一輝50、となる。(他にもいると思うが)

さらに、竹内豊49、西島秀俊49、木村拓哉47堺雅人46、と主役俳優たちは続いていく。

贔屓目に書いているが、この中に圧倒的存在感(カリスマ性)をもつ座長が何人いるだろうか?(半分もいないのではないか?)

これは、役者の魅力だけの問題だけではないと思うのである。

無論、映画は総合芸術であり、予算からなる、キャスティング、脚本、演出、音楽、衣装、などから成立するのだから、役者ばかりをどうこう言っても始まらないのは承知の上だ。
だが、観客は主に俳優たちの演じる物語を観に行くのだから、役者にのしかかる責任は重大なのだ。

日本映画界のやるべき最優先事項の一つに、役者にカリスマ性をもっと持たせるべきだ。
同時にその維持と向上に努める必要がある。
実際、今の日本映画は軽い。
役者がかわいそうだ。
漫画原作をやめてはみないか?

私は、老いたトムクルーズのアクション姿を痛々しく観たくはないし、スタローンのストリートファイトを観たいわけではないのだ。

50代が観たい50代の俳優が等身大で演じられる映画が日本にもあるべきだし、世界に羽ばたく50代の俳優がもっと出るべきなのだ。
そのためには、20代30代が主演の若い作品(たまに好きな作品がある程度)と同じくらいに、40代50代が活躍する良質な作品を作るべきだ。

韓国映画からその熱量を感じ続けている以上、
やはりしばらくは韓国映画から目が離せない。








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