見出し画像

ispace、ルーマニア企業の技術を月で実証–衛星測位がない月面でも位置を特定

ispace(東京都中央区)は、5月14日にispace EUが産業用無線技術などを開発するルーマニアのControl Data Systems SRL(CDS)と、

月までの貨物(ペイロード)輸送サービス契約を締結したことを発表した。

CDSの測位技術を実証する機器を月に2026年に輸送する予定。

この契約により、ispaceは2026年のミッション3で、CDS社の高精度測位技術を月面に輸送し、実証する計画である。

CDS社は、欧州宇宙機関の支援を受けて開発した技術で、月面での正確な位置特定が可能となる。

同契約は、両社が以前に締結した戦略的協力関係の覚書を基にしており、ルーマニアのペイロードが月面に輸送される初の事例である。

これは、将来の月の商業活用と科学的理解に寄与するものと期待されている。CDS社の機器は、ispace USのミッション3の一部として、APEX1.0ランダーに搭載され、月面に輸送される予定である。

ispaceは、「Expand our plant、Expand our future」をビジョンに、月面資源開発に取り組む宇宙スタートアップ企業。

ランダーとローバーの開発を行い、月市場への参入をサポートする月データビジネスコンセプトの立ち上げも行っている。

CDS社は、航空宇宙や石油・ガスなどの産業用アプリケーション向けのワイヤレス製品・技術を開発するテクノロジー企業であり、ESAとの複数の研究プロジェクトを成功させている。

ispaceは昨年2023年4月に上場し、今年4月24日、三井住友銀行から70億円を借り入れることを発表した。

民間月探査プログラム「HAKUTO-R」のミッション3とミッション6の開発と運用の運転資金にする。

3カ月の短期借入金として50億円、3年の長期借入金として20億円を調達する。

2026年の打ち上げを予定しているミッション3、2027年に打ち上げを予定しているミッション6の運転資金にする。

今回の借入金の一部は、同行からの既存借入金の返済に伴う借換になる。

今回の70億円のうち短期借入金(ブリッジローン)については、今後の期間満了に伴う、金融機関とパーマネントローン化の手法について協議中としている。

民間企業による宇宙事業の難しさは、華やかに見える反面、打上げや着陸に失敗すると、株価が急落したり、資金繰りが難しくなるが、

そのリスクも見越したグローバルでの地道な事業ミッションの受注活動や、資金繰りが重要で、かつ強固な意志と決断力を必要とする

単発事業での計画だけだと、挫折してしまったり、計画が頓挫してしまったりする、大きな夢を成功させるには、その裏側で地道な活動をグローバルで支えきることが重要なのかも知れない

出典元(写真も)は下記URL参照
https://www.media-ir.com/news/?p=119468
https://uchubiz.com/article/new46732/


*宇宙事業の裏側は地道な活動が重要
https://my82p.com/p/r/HSaboz0Y
*ホームページはこちら
https://bigdreamnet.com
*デイリーメルマガ(毎朝7時配信)登録はこちら
https://my82p.com/p/r/KiJCn5EW

#最新技術 #IT #便利 #グローバル #未来 #先端 #テクノロジー #夢 #宇宙 #空飛ぶクルマ #ロケット #電気自動車 #自動運転

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?