トヨタとJoby、日本で空飛ぶクルマ「Joby S4」の試験飛行を実施

2024年11月3日 06:52

【要約】トヨタとJobyが共同開発した空飛ぶクルマが日本で初飛行に成功！東京から静岡まで約25分で移動可能。2025年にはUAEで商業飛行開始を目指しており、日本でも実用化が期待される。トヨタは燃料電池技術も開発しており、今後の展開が注目される。

【本文】今世界で一番成功している、空飛ぶクルマのメーカーは、この米国のJobyAbiationではないだろうか

来年ドバイで商業飛行も予定しており、海外での資金集めや、受注も順調だ

このスタートアップ企業JobyAbiationｍには、トヨタが早い時期から多額の出資を行っており、現在1300億円を投資

Joby Aviation（以下Joby）は、トヨタが出資・支援するベンチャー企業で、2009年に設立。

本社は米国カリフォルニア州サンタクルーズ。CEOは創業者でもあるジョーベン・ビバート氏だ。

トヨタは、2019年にJobyと協業を開始し、これまでに8.94億ドル（約1370億円）を出資。2023年には、Jobyに対して電動化関連部品の供給も開始している。

現在、JobyはFAA（アメリカ連邦航空局）による同航空機の型式証明の取得を進めている。また、JCABにも型式証明を申請している。

FAAが型式証明を審査中のeVTOL機をJCABでも審査するケースは今回が初めてだという。

Jobyは2025年にはUAE・ドバイでの旅客営業の開始を見込んでいる。また将来的には日本でのサービスもありえそうだ。

「じつは日本はヘリが離着陸できるヘリポートの数が非常に多い。ビルの屋上にはヘリポートがある。

いまは緊急用だが将来的にはこれが使えるようになれば」とジョーベン・ビバートCEOは話していた。

トヨタは技術陣も送り込みjobyは液体水素を使った燃料電池での期待もデモ飛行段階に入っている

自動車がEVだけでなく燃料電池車の検討も進んでおり、空飛ぶクルマも同様の研究が進んでいるようだ

jobyは当初一人乗り（パイロット入れて二人）だったが、その後5人乗りを製造していたが、今回11月1日(金)に富士山麓で初飛行、2日は関係者にお披露目となった

来年の関西万博では4社がデモ飛行を行うが、その第一人者であるjobyの初フライトが今回実施されたことになる

あとの3社の内、ドイツのvolocoper社は何度か大阪港近くでデモフライト経験済み、

日本のSkyDriveは、自動車メーカースズキで製造することも決まり、一人乗りから3人乗りに改造するも、まだその姿は公開されていないのではないだろうか。

そして最後の一社、英国Vertical Aerospaceは丸紅と組んで、万博で登場予定だが、その姿情報そのものが、ほとんど無い状況だ

万博の公式参加の4社以外に、空飛ぶクルマとしては、日本で初めてFAAの認可を取った、南相馬郡に本社を持つ、テトラアビエーション社、

元祖ドローンでは世界一の中国で型式認定を取り、商用運行も間近のEHang社の2人乗り機体を使い、日本に空飛ぶクルマの普及活動で全国で紹介している、一般社団法人MASC社では、

新たに中国のAutoflight社から5人乗りの機体を購入し、日本に紹介活動を広げていく予定だ

先のEHang社の機体は、もう一台、ヘリコプターでの運行運営をしているAirX社も、今後ヘリコプターの電動化なども視野に入れて、全国での紹介活動もしている

海外では空飛ぶクルマとは呼ばず、Air Mobirityと呼ぶことが多くなったが、日本では自動車の車という字を使わず、クルマとカタカナ表記をすることで、4輪車の自動車と区分けしていくようだ

中国では、4輪の自動車の屋根からプロペラが4方に拡がり出てきて、空を飛ぶタイプも開発されたり、たくさんのメーカーも出始めてきており、私も今回中国の2社を訪問し、今後の展望など聞いてこようと思う

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