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スウェーデンの通信衛星「Ovzon 3」、民間初の巻き取り式太陽電池アレイ搭載

【要約】
スペースXはスウェーデンの通信衛星「Ovzon 3」を打ち上げに成功。Ovzon 3は、初めて巻取り式の太陽電池アレイ「ROSA」が使用された民間の衛星。この技術は、省スペースで大容量の太陽光発電が可能で、個人レベルでも利用可能になる可能性がある。

【本文】
昨年頃から毎日のように世界でロケットが打ち上げられ、人工衛星、通信衛星が静止軌道に所狭しと並んでいく

そんな衛星の動力源は太陽光で、遮るものがない宇宙では、太陽光発電がもっとも有効だ

太陽光を電気に変えるためには受光パネルが必要で、そのパネルも面積が大きいほど発電能力も高い。

国際宇宙ステーションISSのパネルを広げた全体の面積はサッカー場ほどの広さがあるという

ロケット打上時は小さく、宇宙に展開するときは大きくなってくれる必要があり、スターリンクなど多くは、折りたたまれた太陽光パネルが、どんどん広がって、大きなパネルへと展開されるが

もう一つの考え方は、薄くて曲がるパネルを巻き尺のようにクルクルと巻き込んでおいて、宇宙で引き出していく方式だ

アメリカの民間宇宙企業スペースXは日本時間2024年1月4日、スウェーデンの衛星通信企業オブゾン(Ovzon、オフゾン)の通信衛星「Ovzon 3」を搭載した「ファルコン9」ロケットの打ち上げに成功した。

Ovzon 3はスウェーデンの静止軌道通信衛星で、アメリカの民間企業マクサー・テクノロジーズ(Maxar Technologies)によって製作された

Ovzon 3には同社の衛星として初めて民間宇宙企業レッドワイヤ(Redwire)が開発した巻取り式の太陽電池アレイ「Roll-Out Solar Array(ROSA)」が使用されている

レッドワイヤによると、ROSAが民間の衛星に搭載されたのは今回が初めてだということだ

Ovzon 3に搭載されたROSAと同じ方式の太陽電池アレイは、ISSにも新型太陽電池アレイ「iROSA(ISS Roll-Out Solar Array)」として6基設置されている他に、

アメリカ航空宇宙局(NASA)の小惑星軌道変更ミッション「DART」の探査機にも採用された

今後はアルテミス計画で建設が予定されている月周回有人拠点「ゲートウェイ」の推進モジュール「PPE(Power and Propulusion Element)」でも使用される予定だ

このロール式の太陽電池は、すでに私たちも身の回りで使える製品も市販されている、amazonで検索してみると、ロールから引き出し太陽光を使って、10000mAhでスマホ2台充電、電灯だと30時間もつようなものもあるようです

これに今流行のペロブスカイト太陽電池などを応用すれば、もっと薄く出来るので、省スペースで大容量の太陽光発電機が民間レベルでも手頃な価格で入手出来るかも知れず、

今回の能登地震などでも個人のスマホと電灯くらいの自家発電は可能となるかもしれない

出典元(写真も)は下記URL参照
https://sorae.info/space/20240116-ovzon-3.html
https://x.gd/C0uhk
https://x.gd/gecVz


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