見出し画像

船より3倍速く、飛行機より2倍効率的…水面効果で滑空の「AirFish」が2025年サービス開始へ

【要約】
STエンジニアリングが開発した「AirFish」は、水面効果を利用してボートの3倍速く、飛行機の2.3倍効率的に飛ぶ。2025年サービス予定。

【本文】
海の上を早く走る船はいったい最高時速は何kmで走っているのだろうか

エンジンを使わず4年に一度世界一の早さを競い、100年以上の歴史のあるスポーツ、アメリカ酢カップに使うヨットは、今では時速100kmも出せる船になった

この船は水中翼船のように、スピードがあがると、船体が浮き上がって、摩擦抵抗を極限に減らして走る船体構造になっている

一方エンジンを使う乗り物では、一般のモーターボートでは50km、競艇のボートレースでは時速80km、

更にはデカいエンジンを付けて世界最速を争うパワーボートのレースでは最高時速240km以上も出せる船があるらしい

これらは、基本的にエンジンの馬力の大きさと船体の抵抗力を減らす船体のデザインなどが大きく寄与するのかも知れない

そこに、新たに登場したのが、シンガポールの工学企業であるSTエンジニアリングが、水上を極低空で飛行する機体「AirFish(エアフィッシュ)」を開発

低空飛行による「水面効果」を生かし、ボートの3倍高速、かつ飛行機の2.3倍効率的な飛行が可能だという。

沿岸部の人の移動や物資の輸送を円滑化すべく、2025年のサービス開始を見込む。

テスト中のAirFish 8は、近未来的かつ機動力あるデザインで水上移動の常識を塗り替える。

前方に突き出したV字のデルタ翼、せり上がった翼端、後部に配置された2発のプロペラ、そして着水可能なカーブした胴体下部など、独特のデザインが目を引く。

サイズは小型のレジャーボートほどで、全面ホワイトの塗装が海原で存在感を示す。

豪テックサイトのニュー・アトラスは、「スター・ウォーズに出てきそうなデザイン」だと表現している。

Airfish 8は水面に浮かんだ状態で桟橋を発ち、離陸速度に達した段階で空中に浮上。

飛行機のように高度を上げることはなく、水面から0.6〜7mの範囲に留まる。

水面効果を受け、移動速度は最大90ノット(時速約167km)に達する。

燃料はレギュラーガソリンを使用し、500馬力の自動車用V8エンジンを駆動する。

発着は既存の船舶用の桟橋があれば対応可能で、専用のインフラ不要という柔軟さが強みだ。

乗員2名、乗客8名までを運ぶほか、貨物輸送用の構成とした場合は最大1トンまでの貨物を輸送する。

開発元のSTエンジニアリング傘下、STエンジニアリングAirXのエリック・シューマン氏は、

「水面よりも上を飛ぶため波に一切接触することがなく、ほかの高速船とは異なり、乗客が揺れを感じることはありません」と長所を強調、

波の衝撃を直接受けないため、従来の移動手段よりも安全だとも述べる。

AirFishのように水面効果に特化した航空機は一般に、「地面効果翼機(WIG:Wing-in-ground機)」と呼ばれる。

水面効果や地面効果とは、水面・地面付近を飛ぶことにより、通常の飛行よりも少ないエネルギーで同距離を移動できる効果を指す。

自然界の一部の動物は、この複雑なメカニズムを生まれながらにして習得している。

アホウドリなど一部の海鳥やトビウオは水面効果をうまく活用し、羽ばたくことなく長距離を滑空する。

AirFishの海上飛行テストが今後、定期的に実施されると報じている。シンガポール海事港湾庁の承認のもと、2024年第3四半期から月2回、シンガポールのチャンギ沖で実施される予定となっている。

新たな移動手段の実現に向け、着々と準備が整いつつある。

商業的にビジネスにつながっていくかが今後の課題になっていくのかもしれない

出典元(写真も)は下記URL参照


*ビジネスにつながるだろうか
https://my82p.com/p/r/HSaboz0Y
*ホームページはこちら
https://bigdreamnet.com
*デイリーメルマガ(毎朝7時配信)登録はこちら
https://my82p.com/p/r/KiJCn5EW


#最新技術 #IT #便利 #グローバル #未来 #先端 #テクノロジー #夢 #宇宙 #空飛ぶクルマ #ロケット #電気自動車 #自動運転

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?