蒼-あおい

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節電、寒さ対策。

節電寒さ対策に役立つ物:緩衝材で窓を塞ぎ段ボールを当てる。風の通る部分も塞ぐ。広い部屋は仕切る。床は布で覆う。保温容器にお湯を入れる。明るい内にやる事を済ませ寝…

蒼-あおい
2年前
2

彷徨う

また夜が来た。暗く寂しい1人の夜。長く長く眠れない夜。どこにも行けない。行く場所すらない。何も出来ない私には居場所すらない。まだ雨風が凌げるこの屋根の下に居られ…

蒼-あおい
2年前
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無題

一筋の光が消えてしまった。淡く優しい灯火。それだけが私の生きる支えだった。それを失った今。道が見えなくなってしまった。何も見えない。月の明かりすらない。手探りで…

蒼-あおい
2年前
1

46歳の自分[これから迎えるであろう方々へ]

47歳になる既婚者です。夫とは高校を卒業してすぐに、入った仕事場で知り合いました。他とは違う過酷な環境の元、同じような生まれた境遇にあり、付き合うようになってすぐ…

蒼-あおい
2年前
2

人妻妄想物語-囀り

毎日我が家の窓辺へやって来ては可愛く鳴く小鳥。私も側で囀りを聴いている。つい撫でたくなり捕まえようとした。急いで逃げてしまった後には綺麗な羽が一つ。時々見える木…

蒼-あおい
2年前
3

人妻妄想物語-菌糸

知らなければ分からない想い。互いに触れて棘が刺さる。気が付かない間に小さな棘が深いところまで届き心の臓器をぷすりと刺す。抜こうとしてその辺を抉る。さらに奥まで進…

蒼-あおい
3年前
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人妻妄想物語-種

主殿。まだお帰りではないか。寂しい…。主殿との出会いは今世の、ある満月の日。私は吸血鬼。何万年の時を経て今に至る。人間としてその生を全うし死後また転生して新たな…

蒼-あおい
3年前
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人妻妄想日記ー果実[続編]

2人の唇が重なる。少しして彼の顔が離れた。どうしたのかと顔を見る。"思っていたことが現実となると急に緊張してきて"困ったような顔をして彼が呟く。ふふっなんだかかわ…

蒼-あおい
3年前
6

人妻妄想日記-果実

初めまして。"あっ!初めまして"お互い顔も知らないSNSで繋がった二人。私は既婚者だった為誰とも会うことなく何年か経った。はれて独り身となった私はいつも優しい言葉を…

蒼-あおい
3年前
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人妻妄想日記-洞(うろ)

毎日誰かが相手してくれて 賑やかにしていたって 君が居なければ 虚無感 遠くで見える君は 私の知らない君だから 私に空いた穴はうめられない photo by:kasane_ougi ◡̈…

蒼-あおい
3年前
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人妻妄想物語-岩

鎧ばかりが大きくなって前に進むことさえままならない。少しの綻びから風船が弾けるかのように中身が壊れる。やっと重い身体を引きずってここまできたのに。またやり直し。…

蒼-あおい
3年前
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人妻妄想物語-蔦

この呪縛を解こうと何年も前から鎖を叩き続けている。囚われているのは幻なのかと思ったが、そのことが夢だと思い知った。私が壊れるのが先か。鎖が壊れるのが先か。必ず逃…

蒼-あおい
3年前
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人妻妄想物語-波

寄せては返す波のように ゆらゆらゆらゆら 流れに身を任せ ぷかぷか漂う 気がつけば岸が見えず 戻っては来れない photo by ニンパイ(しのぶ) 様 ◡̈⃝ᵗʱᵃᵑᵏઽ* #…

蒼-あおい
3年前
3

人妻妄想日記-小川

狂おしいくらいに好きになってしまった人はみんなが好きな人。私も人妻。叶わぬ恋。求めたくても求められず、苦しさが増すばかり。止めどなく涙が溢れる。私の涙は尽きない…

蒼-あおい
3年前
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人妻妄想物語-鳥

ふっと目が覚めたら新緑が眩しい森の中に居た。風が心地いい。ここはどこだろう?あたりを見渡す。風が木々を揺らし、さわさわと葉が鳴り響く。鳥の囀りが聞こえる。その中…

蒼-あおい
3年前
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人妻妄想物語-太陽

月の光に照らされた世界は太陽が出ている時とは違う様を魅せる。妖艶な女達に群がる狼達。自身の欲望を満たすべく次々と捕らえて屍と化した骨の山を聖女の姿をした悪魔が通…

蒼-あおい
3年前
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節電、寒さ対策。

節電、寒さ対策。

節電寒さ対策に役立つ物:緩衝材で窓を塞ぎ段ボールを当てる。風の通る部分も塞ぐ。広い部屋は仕切る。床は布で覆う。保温容器にお湯を入れる。明るい内にやる事を済ませ寝る。電気を使うものは卓上コンロでも対応可能。風呂は半身用程度量、少し熱めの湯で十分。冬物を着込む。寒い時は暖かい物を飲む

ご飯は鍋でも炊ける。鍋やフライパンに米を入れ第二関節程の水を入れる。卓上コンロに中火にかけ10分。かき混ぜで火の通り

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彷徨う

彷徨う

また夜が来た。暗く寂しい1人の夜。長く長く眠れない夜。どこにも行けない。行く場所すらない。何も出来ない私には居場所すらない。まだ雨風が凌げるこの屋根の下に居られる幸せを感じなければならない。
呟いても呟いても無反応な小さな箱の中。ここにも私のいる所はない。居場所って何?私って何?存在してる?目に見えてる?ここに居るよ。早く見つけて。暗い暗い場所に、座ってる。
ひたすら待っても誰もこない。
ああ。私

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無題

無題

一筋の光が消えてしまった。淡く優しい灯火。それだけが私の生きる支えだった。それを失った今。道が見えなくなってしまった。何も見えない。月の明かりすらない。手探りで前に進むのも恐怖でしかない。もっと若ければ頑張れたかもしれない。でも、もう無理。いっそ消えてしまいたい。何のしがらみもなく。頼りにしている手網だけは今離せない。頑張って引き上げて。あと少しだけ頑張ればもう頑張らなくて済む。もういいんだ。自由

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46歳の自分[これから迎えるであろう方々へ]

46歳の自分[これから迎えるであろう方々へ]

47歳になる既婚者です。夫とは高校を卒業してすぐに、入った仕事場で知り合いました。他とは違う過酷な環境の元、同じような生まれた境遇にあり、付き合うようになってすぐ、同棲結婚に至りました。その後独立し、近くで仕事場兼新居を構えました。

私は昔から身体の発育は良く、生理も早く来ました。
夫とはそれなりにセックスはありましたが、私は多分、元々性欲が強く、夫は普通よりは少なめなのでは無いでしょうか。

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人妻妄想物語-囀り

人妻妄想物語-囀り

毎日我が家の窓辺へやって来ては可愛く鳴く小鳥。私も側で囀りを聴いている。つい撫でたくなり捕まえようとした。急いで逃げてしまった後には綺麗な羽が一つ。時々見える木陰で鳴いて居るが近寄らずついには見えなくなった。毎日泣けど戻っては来ず。何故あのようなことをしたのかと後悔ばかりの日々。

photo by:ゴールドラッシュさま◡̈⃝ᵗʱᵃᵑᵏઽ*

人妻妄想物語-菌糸

人妻妄想物語-菌糸

知らなければ分からない想い。互いに触れて棘が刺さる。気が付かない間に小さな棘が深いところまで届き心の臓器をぷすりと刺す。抜こうとしてその辺を抉る。さらに奥まで進み見えなくなってしまった。ずきずきと身体を蝕む。傷は侵食して戻れない所まできてしまった。

photo by:hiroko(灯月)さま ◡̈⃝ᵗʱᵃᵑᵏઽ*

人妻妄想物語-種

人妻妄想物語-種

主殿。まだお帰りではないか。寂しい…。主殿との出会いは今世の、ある満月の日。私は吸血鬼。何万年の時を経て今に至る。人間としてその生を全うし死後また転生して新たな人間として人の血を喰らい生きる。その繰り返しだ。転生後またこの世に戻ってきた私は食事となるべく人間を探す為満月の夜を彷徨っていた。

ふと惹かれる方向へ向かう。扉をすり抜け一人の若い男の元へ辿り着いた。今の自分より少し大きい背。あどけない顔

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人妻妄想日記ー果実[続編]

人妻妄想日記ー果実[続編]

2人の唇が重なる。少しして彼の顔が離れた。どうしたのかと顔を見る。"思っていたことが現実となると急に緊張してきて"困ったような顔をして彼が呟く。ふふっなんだかかわいいなぁ。でも私もそういう気持ちだったので緊張が解れた。私から抱きしめる。会いたかった。"私もです"

顔を見てまた唇を重ねる。先ほどとは違い互いを確かめ合うような丁寧で求め合うようなキス。彼が私の両腕を持ち身体を離される。自分の前へ来る

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人妻妄想日記-果実

人妻妄想日記-果実

初めまして。"あっ!初めまして"お互い顔も知らないSNSで繋がった二人。私は既婚者だった為誰とも会うことなく何年か経った。はれて独り身となった私はいつも優しい言葉をかけてくれるまるさんと会うことに。実家へ帰る途中、彼の待つ街へ降り立った。仕事がどうしても抜け出せなく近くの喫茶店に行く

珈琲を頼みまるさんを待つ。しばらくすると扉が開いた。"みやさんですか?"あっはい。立ち上がると少し見上げた目線に

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人妻妄想日記-洞(うろ)

人妻妄想日記-洞(うろ)

毎日誰かが相手してくれて
賑やかにしていたって
君が居なければ
虚無感
遠くで見える君は
私の知らない君だから
私に空いた穴はうめられない

photo by:kasane_ougi ◡̈⃝ᵗʱᵃᵑᵏઽ*
#呟き小説 #妄想人妻日記

人妻妄想物語-岩

人妻妄想物語-岩

鎧ばかりが大きくなって前に進むことさえままならない。少しの綻びから風船が弾けるかのように中身が壊れる。やっと重い身体を引きずってここまできたのに。またやり直し。いっそのことなくなってしまえばいい。硬く変わらない表情。もう痛みに歪むことさえなくなった。

photo by: rajidays さま ◡̈⃝ᵗʱᵃᵑᵏઽ*

人妻妄想物語-蔦

人妻妄想物語-蔦

この呪縛を解こうと何年も前から鎖を叩き続けている。囚われているのは幻なのかと思ったが、そのことが夢だと思い知った。私が壊れるのが先か。鎖が壊れるのが先か。必ず逃れてみせるという意思だけは変わらない。

photo by:yipkon1102ys さま◡̈⃝ᵗʱᵃᵑᵏઽ*

人妻妄想物語-波

人妻妄想物語-波

寄せては返す波のように
ゆらゆらゆらゆら
流れに身を任せ
ぷかぷか漂う
気がつけば岸が見えず
戻っては来れない

photo by ニンパイ(しのぶ) 様 ◡̈⃝ᵗʱᵃᵑᵏઽ*
#呟き小説 #妄想人妻物語

人妻妄想日記-小川

狂おしいくらいに好きになってしまった人はみんなが好きな人。私も人妻。叶わぬ恋。求めたくても求められず、苦しさが増すばかり。止めどなく涙が溢れる。私の涙は尽きない。胸が苦しい。いっそのことひとおもいに。すっと苦しさを止められればいいのに。あれこれ思っても、どうにもならないことは分かっている。自分がこんな歳になってこんな気持ちになるなんて思っても見なかった。

主人とはずっと関係がうまく行かず、子供が

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人妻妄想物語-鳥

人妻妄想物語-鳥

ふっと目が覚めたら新緑が眩しい森の中に居た。風が心地いい。ここはどこだろう?あたりを見渡す。風が木々を揺らし、さわさわと葉が鳴り響く。鳥の囀りが聞こえる。その中に聞いたことのない囀りが聞こえた。どこからだろう…声の居所を探す。心の赴くままに声のする方へ彷徨い歩く。ふと木々の切れ間に一際明るい光が立ち込める場所を見つけた。一直線に進む。はっと見上げると一面見たこともない花々が咲き乱れ、嗅いだことのな

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人妻妄想物語-太陽

人妻妄想物語-太陽

月の光に照らされた世界は太陽が出ている時とは違う様を魅せる。妖艶な女達に群がる狼達。自身の欲望を満たすべく次々と捕らえて屍と化した骨の山を聖女の姿をした悪魔が通る。陽の光に照らされ、何事もなかったかのような日常が始まる。
#つぶやき小説 #官能小説