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#教育

地域の真ん中にある学校で、定期的な「対話の場」を作りたい。

地域の真ん中にある学校で、定期的な「対話の場」を作りたい。

先生・保護者・地域の方が、テーブルを囲んで真剣に対話する。

皆さんにとって、普通の景色ですか??
公立小学校で勤めてきた私は、まだ見たことがない景色であり、いつか見たいと思ってきた景色です。

「対話が大事」「地域との連携が大事」「開かれた学校」って、もはやあちこちで見かける言葉です。もちろん、PTA活動や授業連携、地域の方との交流は各学校で毎年実施されていると思います。でも「対話の場」について

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「街に救われる」という感覚

「街に救われる」という感覚

私には、「街に救われた」という感覚がある。

6年前、谷中の街に引っ越してきた。

物件探しには、なぜか友人だけでなく、
知らない赤ちゃん連れの家族がついて来て、あれこれ教えてくれた。
家具を運ぶのに、婦人会の方が台車を貸してくれて、
数回会っただけの藝大生が手伝ってくれた。
道端でばったり会ったよく行くカフェのママに、
「焼肉行くよ!」と連れて行かれたこともあった。

私のことを何も知らなかった

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教育移住と公教育の多様性

教育移住と公教育の多様性

街への思い入れもあって、コミュニティにも属していた人が、小学校入学を機に移住してしまう。
公教育の残念さと、自分では何もできないと感じてしまう無力感。
毎日のやらされ宿題や、学びと遊びが別物になってしまう感覚。
学ぶことが嫌なことと捉えられてしまう環境。
保育園・幼稚園までは親子で行動し、親が環境や出会いを選択できたが、公教育はそうはいかないため、学校の雰囲気や担任次第で大きく環境が異なってしまう

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離任式で伝えた子どもたちへのメッセージ

離任式で伝えた子どもたちへのメッセージ

先日、離任式がありました。
子どもたちとの再会はとても幸せな時間でした。

「新年度になったら、先生が辞めていた。」
ということに驚いていた子もいるかもしれません。

だから、嫌で辞めた訳ではないこと、やりたいことがあることを自分の言葉できちんと伝えたいと思い、メッセージを考えていきました。
以下に記録しておきます。

「先生をやめた」と聞いて驚いた子もいるかもしれませんね。
先生の仕事がいやでや

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「いつか」はきっと来ないから、まずやってみる。

「いつか」はきっと来ないから、まずやってみる。

EdcampTAITOにて「街中✖️子ども✖️場づくり」をテーマにしたゲスト企画をすることにしました。もはや本来のEdcampとはだいぶスタイルが異なってきているのですが、この1年半試行錯誤していく中での気づきと共に、今回の企画に至った経緯とイベントに込めた想いをここに残しておこうと思います。

地域のことを何も知らなかった

簡単に言えば、これまでは私(たち)の必要感で企画をしてきました。

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結局、何を目指してるの? という話

結局、何を目指してるの? という話

非常勤講師に加えて、ジェラート屋さんの定休日を利用した「水曜日の軒先」という活動をしている。フリーコーヒー、赤ちゃん連れの方とのおしゃべり会、駄菓子屋さん、おさがり交換会、アートワークショップや、放課後子供教室との連携。最近ではお寺を会場にして、小学生たちと哲学対話にも挑戦させてもらえることになった。ジェラート屋さんを含めた近隣5軒の仲間たちとは、年に2回大人も子どもも楽しめるイベントを開催するよ

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