みお | 非常勤×地域コーディネーター/ファシリテーター

小学校非常勤講師。おもしろい大人を巻き込んだ授業や学校でのワークショップ、教育に関する…

みお | 非常勤×地域コーディネーター/ファシリテーター

小学校非常勤講師。おもしろい大人を巻き込んだ授業や学校でのワークショップ、教育に関する対話の場を作る地域コーディネーター。子育て&コロナ休校をきっかけに学校だけに頼らない『街の教育力』について考えるようになりました。Edcamp TAITO実行委員長。街と学校を行き来する先生。

最近の記事

  • 固定された記事

地域の真ん中にある学校で、定期的な「対話の場」を作りたい。

先生・保護者・地域の方が、テーブルを囲んで真剣に対話する。 皆さんにとって、普通の景色ですか?? 公立小学校で勤めてきた私は、まだ見たことがない景色であり、いつか見たいと思ってきた景色です。 「対話が大事」「地域との連携が大事」「開かれた学校」って、もはやあちこちで見かける言葉です。もちろん、PTA活動や授業連携、地域の方との交流は各学校で毎年実施されていると思います。でも「対話の場」についてはどうでしょうか。PTA役員の方や町会長さんだけが参加するような、一部の限られた

    • 虐待に至ってしまった親のために必要なこと。

      「MY TREEペアレンツ・プログラム」というプログラムがあります。虐待に至ってしまった親のためのプログラムで、10人という少人数のグループで13回の連続セッションを行うというもの。全国展開されているものの、まだまだ認知がされていないとのことで、現在クラウドファンディングを実施しています。 プロジェクトメンバーの矢嶋さんは、私に地域コミュニティの可能性を教えてくれた方で、今の在り方(非常勤講師+地域コーディネーター)を選択するにあたっても、とても影響を受けた方です。そんな矢

      • 子どもと お寺で てつがく対話

        先日、ジェラート屋さんを中心に連携させてもらってきた放課後子供教室さんのプログラムとして「てつがく対話」を実施しました。 てつがくおしゃべりカード 担任の先生として働いていた時に「これはやってみたい!」と購入したこのカードを初めて使いました。 道徳の授業ではNHKさんのQ〜こどものための哲学を観ながら、学級のみんなで対話したこともあったのですが、30人以上の子供たちに対して一斉にカードを使って実施することに不安があり、結局一度も使うことなく日々が過ぎ去っていました。

        • 『ココロの声をコトバに』-ぜんぶ話して、仲良くなっちゃえば?-開催しました!

          5/25(土)にSNAP さんにてタイトルのようなイベントを開催しました。 企画をご一緒したのは、もう6年近く仲良くさせてもらっている僚さん、Edcampでもお借りしたSNAPさんの運営者メンバーで、教育にも関心のあるまっちゃん、今回の企画で初めてお会いした立たない立ち飲みバル主催、みぽりんの4名です。 イベントの告知文はこんな内容でした。 イベントが終わってちょうど1週間ちょっと。 なんだかとても心地のいい時間だったなぁという感覚があります。 今回、関西のみぽりんがメ

        • 固定された記事

        地域の真ん中にある学校で、定期的な「対話の場」を作りたい。

        マガジン

        • 地域コーディネーター
          18本
        • 子育て
          3本
        • ワークショップ/ファシリテーター
          12本
        • Edcamp TAITO
          9本

        記事

          震える対話

          あの日の教室で 担任の私なんかよりもよっぽど理科に詳しくて、授業ではニヤリとしながら「それって〇〇ですよね。」なんて呟いてくるkくんは、いつも堂々としていて冷静で、誰に対してもどこか距離を取っているように見える子だった。 そんな彼が、あの日はうつむき、みんなの前で涙で声を詰まらせていた。家庭環境で悩んでいることや、周囲からの見られ方と本来の自分とのギャップに苦しんできたことを吐き出してくれたのだった。もともとは、クラスで起きたトラブルについて話し合うためのサークルだった。

          結局、何を目指してるの? という話

          非常勤講師に加えて、ジェラート屋さんの定休日を利用した「水曜日の軒先」という活動をしている。フリーコーヒー、赤ちゃん連れの方とのおしゃべり会、駄菓子屋さん、おさがり交換会、アートワークショップや、放課後子供教室との連携。最近ではお寺を会場にして、小学生たちと哲学対話にも挑戦させてもらえることになった。ジェラート屋さんを含めた近隣5軒の仲間たちとは、年に2回大人も子どもも楽しめるイベントを開催するようになって2年が経った。 Edcamp TAITOという対話の場を作り、不登校

          ワークショップデザインの伴走をさせていただきました!

          ご縁をいただき、1月から一般社団法人JOYNT理事の皆さん向けに「ワークショップ」について学ぶ場を週に1回オンラインにて実施させていただきました。2011年に青山学院大学のワークショップデザイナー育成プログラムを受講してから13年。学校や街中でのワークショップ、Edcampをはじめとした対話の場づくりは継続してやってきたものの、「ワークショップ」そのものについてお話する機会というのは今回が初めてでした。お話をいただいた時にはワークショップを生業として活躍されてる多くの方々や書

          ワークショップデザインの伴走をさせていただきました!

          いけふゆ、今年も開催しました。

          6人の「この通りで何か出来たらいいですね。」から始まったことが、2年目の今年、50名以上の方が関わるイベントになりました! 2023年:夏 イケナツ 2023年:冬 いけふゆ 2024年:夏 イケナツ 2024年:冬 いけふゆ◀️ココ! 今回も全員が集まる機会は一度もなし。みんなそれぞれがやりたいことや出来ることを、各々のスタイルでやっていました。 お寺さんはびっくりするくらい入れ替わり立ち替わりいろんな方が関わっていました。発表した小学生を入れたら総勢30人くらい・・

          Webメディア「メガホン」にてインタビュー記事が公開されました!

          非常勤講師をしつつ、地域コーディネーターとして活動している現在の働き方について、School Voice ProjectのWebメディア「メガホン」で記事にしてくださいました。 「学校を、オルタナティブスクールを作ります!」 「放課後の居場所づくりをします!」 「先生向けのコーチングします!」などなど、 先生を辞めた後のチャレンジもさまざま。 それに比べて私はとても中途半端だな・・・と時々思います。 でも、公立学校も地域も、私にとってはどちらもとても重要で魅力的で。両方

          Webメディア「メガホン」にてインタビュー記事が公開されました!

          「地域コーディネーター」として

          この数ヶ月、地域コーディネーターとしての活動が増えてきたので記録として残しておきたいと思います。 SLOW GELATO in bulk 地域コーディネーター4月からお店の地域コーディネーターとして活動していました。主に定休日「水曜日の軒先」を利用したい人や団体とのコーディネート役です。 水曜日の軒先:フリーコーヒー 4月当初は1人でやっていたのですが素通りされてしまうことも多く、不定期に実施していました。1人でやるのはなんだか寂しいなと感じ、途中から一緒にやってみた

          Edcamp TAITO #10「 ”分かりあえない”を越えるには」開催しました!

          10月28日(土)SNAP OKUASAKUSAにてEdcamp TAITO#10「"分かりあえない”を越えるには」を開催しました。運営メンバーや会場、内容など、初めてのチャレンジが多かった記念すべき10回目の開催。 以下、当日の流れに沿ってレポートさせてもらいます。 オープニングまずは、Edcamp TAITOについての紹介。立ち上げのきっかけにもなった、まさに”分かりあえない”を感じた保護者と学校に関するエピソードも踏まえてお話しました。また、運営メンバーの紹介も。親

          Edcamp TAITO #10「 ”分かりあえない”を越えるには」開催しました!

          「装いのコミュニケーション」

          東京都美術館で「共創するとは何か〜文化的実践を通して〜」トークセッションを聴いた。 【ズレ】【違和感】【分からなさ】 を感じる、おもしろがるという言葉が何度も。 ズレのある関係性からうまれる何かこそ、価値がある。だからこそ、それを受け入れて踏み込んでいくんだと。 登壇者、西尾美也さんのさまざまな都市で見ず知らずの通行人と衣服を交換するプロジェクト「Self Select」がまさにそのものだった。(通りすがる人、次から次に声をかけるらしい) 言葉のコミュニケーションに

          学校の地域コーディネーターではないけれど…

          街のジェラート屋さんの地域コーディネーターになりました!! 1年前「学校コーディネーターになる!」と小学校教員を退職しました。でも、居住地域はそもそもコミュニティースクールになっておらず、コーディネーターも置いていません。そこで、非常勤講師として働くことにしました。講師という立場で子どもたちと関わり、先生方と働く今の生活はとても充実しています。また、今の地域におけるコミュニティースクールの導入や、学校コーディネーターとして働くことも諦めてはいません。 とはいえ、”学校コー

          学校の地域コーディネーターではないけれど…

          近隣5軒と仲間たちによるマーケット開催

          2月に開催したご近所さんとのマーケットについての投稿。 記録としてこちらにも残しておきたいと思います。 ↓↓↓↓ こんな景色が見たかった! 言ってみるもんですね。 やってみるもんですね。 何とかなるもんですね。 近隣5軒と仲間たちによる小さな企画 「いけふゆマーケット」 一昨日、無事に開催することができました♪ 開催日、関係者の方々を数えたら20 名もいたんです。 当日まで(というか当日も)全員で顔を合わす機会は一度もなし。 それぞれが関わってくれるいろんな人と連絡

          近隣5軒と仲間たちによるマーケット開催

          今年度の記録と、いま思うこと。

          「学校と地域を行き来する学校コーディネーターになるぞ!!」と声を上げて退職し、働き始めた今年度。およそ11ヶ月の記録を正直にここにまとめます。 4月 ・非常勤講師スタート ・ジェラート屋さん勤務開始 ・Edcamp TAITO#6「遊びの中で学べることって何だろう?」開催 5月 ・ジェラート屋ワークショップ企画「お母さんにマフィンを贈ろう」開催 ・「この通りで何かできたらいいね会」開催 ・フキダシカフェ#4「今年度やってみたいこと」開催 ・探究PLAYers!参加 7月

          私の道は私がつくる

          少し前になりますが、カタリストさんによる「私の道は私がつくる〜女性教職員が描く10年後の未来〜」という企画で寄稿させていただきました。 非常勤として勤務しながら、退職したことへの罪悪感は相変わらずずっとお腹の底にあります。先生という仕事のやりがいをとても感じていたし、「子育てとの両立が大変だったから?」と理由を聞かれると「もっとやってみたいことがあったから。」と答えてきました。 自分自身の覚悟を再認識するためにも、未来を考えるためにも、言葉にすることはとてもいい機会になり