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四国・瀬戸内の旅(2) 予讃線と松山城編

四国の瀬戸内側を2泊3日の駆け足で目巡った旅日記の2日目。2日目は丸亀から松山へ予讃線で移動し松山城を楽しむ。現存天守と瀬戸内海の風景を求めて、鉄道とレンタカーを駆使してどこまで巡れるかをチャレンジ!

予讃線で松山まで絶景の旅

2日目は丸亀から予讃線松山を目指す。
朝はホテルでは食べず、前日に丸亀駅構内にあるスーパーで仕入れたパンで済ます。

10:10丸亀駅発の予讃線「いしづち5号」で香川から愛媛に入る。

瀬戸内海沿いを走ったり、畑の中を走ったり、多様な四国の風景を楽しめる予讃線の旅。
右側の座席を取ったので、瀬戸内海の風景が存分に楽しめる。
掃除の方が車内を頻繁に清掃するJR四国
四国人は清潔好きなのか?

石鎚山などの四国の山脈やタオルの産地の今治を通り、12:10に松山駅に着き2時間の絶景を楽しむ列車旅は終わる。
ホテルは松山城の近くなので、まずはホテルに荷物を預ける。

松山城へロープウェイで上がる

路面電車を利用するつもりだったが乗り方が複雑なので、タクシーを選ぶ。
駅から約5分で松山三越の上にあるホテルに着き、荷物を預けて松山城へGo!
この旅で2つ目の「現存12天守」の制覇を目指す。

ホテルのある大街道から城の上り口までは徒歩7分程。
城までの道筋はロープウェイ街と呼ばれ、多くの飲食店が軒を並べる。
松山名物の「鯛めしの専門店」も多いが、よくある観光地の商店街よりは整然としていて快適な散歩道でもある。
混雑する鯛めし店を避けて海鮮の専門店「たきざわ」で刺身定食を食べつつ一休み。
海の近くなので当然お刺身も美味。

そして🚟ロープウエイで城を目指す。
他には登城道リフトを利用する方法がある。
わずか3分で到着すると時間は14:00だった。
乗り場ではボランティアの方々がテキパキと案内をしてくれて、観光地としてのレベルの高さを感じる。
天守の観覧と往復乗車のセットで1040円の切符を買って乗る。

ロープウェイに乗ると3分で

松山城の創設者は、賤ヶ岳の七本槍の一人加藤嘉明

関ヶ原の戦いにおいて東軍に属し、その戦功で20万石となる。
1603年には松山と名付けられ、四半世紀の後にようやく城は完成する。
しかし嘉明は松山に在25年するも、1627年に会津へ転封されるという事態になるが、40万石に加増はされている。
賤ヶ岳の七本槍と言えば、加藤清正、福島正則が著名、片桐且元が続くが、
歴史的には有名ではない加藤嘉明の行く末を松山で知ることになった。
その後の1643年加藤嘉明の死後加藤家を御家騒動が襲い、会津40万石は幕府に召し上げられることになる。

標高132mの勝山に築かれた松山城
松山出身の正岡子規にも「松山や秋より高き天主閣」と歌われた天守も山頂に築かれている。
山頂に本丸、裾野には史跡庭園の二之丸と、堀之内公園として親しまれている三之丸が広がる。
これら一帯は城山公園として広大な公園となり、市民の憩いの場である。
「現存12天守」の一つで、城内には21棟もの重要文化財がある。

天守までの散歩道

ロープウェイを下車して天守までは徒歩10分ほどだそうだ。
石垣や重要文化財などを眺めながらそぞろ歩きが楽しめる、なだらかな散歩コースが楽しい。

名物の石垣
そびえ立つ石垣
さながら要塞体験

石垣を楽しみつつしばらく歩くと、松山市街と瀬戸内海が一望に広がる展望地が。瀬戸内海や四国の山々、市街が見渡せる。

天守の途中だが、既にこの絶景

重要文化財の「隠門」は筒井門の奥に隠され、迫る敵の背後を急襲する構えとなっており、築城当時の面影を見ることができる。

重要文化財の隠門

松山城は「連立式天守」

そして本丸に辿り着き、遂に天守が姿を現す。
ガイド本では所要時間は10分だったが、撮影しつつの散歩だったので30分ほどかかり14:30頃に天守広場に着く。
この辺りは広場となり憩いの場として軽食も取れるので、天守登りの前に一休み。
「現存12天守」の中では、姫路城と同じ構成で「連立式天守」と言い、天守・小天守・櫓を四方に配置し、渡櫓でつなぐ形式らしい。

連立式天守
天守を間近から

天守の中は貴重な展示物が多く、一見の価値あり。
天守内の階段はかなり急で降りる際はかなり怖い。
玄関にも「階段が急なのでスリッパが怖い方は無しでもokです」と書いてあった。
自分はスリッパ無しで上がった。

加藤嘉明の甲冑
落ちたら怪我をする急な階段
天守からの絶景

下山はリフトを使用。(所有6分間)
松山の街に降下するように落ちて行く感覚が高所恐怖症の自分には怖かったが、スリリングが好きな人にはオススメ。

14:00に登り下山したのが16:00なので、じっくりと見て回ると所要時間は2時間は必要となる。
(パンフレットには1.5時間とある)
ロープウェイやリフトを使わず歩いて登ったり、二之丸を見学すれば3-4時間は必要だが、それだけ価値のある史跡とも言える。

その後、市内を走る路面電車「伊予鉄」で松山市内を一周してその日の観光を終えた。

夜はロープウェイ街の鯛めしやはどこも満員。
瀬戸内キッチン まともや」の外看板に「鯛めし」を見つけて、居酒屋だが入ることにした。
生卵を鯛の刺身にかける宇和島風の鯛めしの他、地元の魚の刺身などが美味しく、お店の方も愛想良くオススメの店舗である。

https://www.instagram.com/m.a.t.o.m.o.y.a/

最終日の三日目は松山でレンタカーを借りて「しまなみ海道」を走り、瀬戸内海の島に入る予定だ。

2日目旅程

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