レコードが聴ける家

好きなレコードをリラックスして聴ける空間が欲しくて一戸建てを建設。70年代ロックからRobert GlasperやSnarky Puppy等の新世代Jazzまで幅広くアナログの名盤について文筆しています。鎌倉育ちで歴史好きのため史跡巡りも趣味。今年三月に都内から神奈川県に移住。

レコードが聴ける家

好きなレコードをリラックスして聴ける空間が欲しくて一戸建てを建設。70年代ロックからRobert GlasperやSnarky Puppy等の新世代Jazzまで幅広くアナログの名盤について文筆しています。鎌倉育ちで歴史好きのため史跡巡りも趣味。今年三月に都内から神奈川県に移住。

マガジン

  • 新世代ジャズの鼓動

    新世代ジャズ関連の記事を集めました。

  • 2024年ベストアルバム

    2024年にリリースされた中から、ベストアルバムを選びました。 あくまで私的です。 普段聴いているのは新世代ジャズ、ロック、ワールドミュージックといったジャンルなので、偏りはご容赦ください。

  • 知られざる名曲プレイリスト

    知ってるようで知られていない、名曲のプレイリスト

  • この一枚〜My LP

    オススメのアナログLPの紹介です。このマガジンはショートレビューで保有しているレコードを紹介します。基本は文字数は5000以内と読みやすい記事を目指します。

  • 海外オモシロ音旅

    音(サウンド)や趣味を求めた海外旅行のノウハウと日記を掲載。第二弾はスイスとドイツの鉄道の旅。第一弾はヨーロッパフェスの旅。

最近の記事

  • 固定された記事

ショーン・マーティンを追悼するプレイリスト10。 Best works of Shaun Martin 

Shaun Martin(ショーン・マーティン)がこの8月に45歳の若さで亡くなった。Snarky Puppyの鍵盤奏者やプロデューサーとして活躍し、7度もグラミー賞を獲得した。ショーンを偲んで、知られざる彼の功績とベスト・プレイを紹介したい。 現存するグループにおいて自分が最も敬愛するグループと言っても差し支えないSnarky Puppy(スナーキー・パピー)。 何と言っても、昨年の7月オランダのNorth Sea Jazz Festivalまで、観に行ってしまったくらい

    • 【2024年ベストアルバム】 #5『Joni Mitchell Archives, Vol.4(1976-1980)』ジョニ・ミッチェル

      今年聴いたアルバムの中から、2024年の私的ベストアルバムを数枚選ぶ【2024年ベストアルバム】。5作目の本作が最終回。 ジョニ・ミッチェルのアーカイブシリーズの第4弾『Joni Mitchell Archives, Vol.4: The Asylum Years (1976-1980)』です。CD6枚に刻まれた歴史に埋もれたジョニとジャズとの遭遇の歴史です。 『Joni Mitchell Archives, Vol.4: The Asylum Years (1976-19

      • 【2024年ベストアルバム】 #4 『Dance, No Ones Watching』 エズラ・コレクティヴ

        今年聴いたアナログレコードの中から、2024年の私的ベストアルバムを数枚選ぶ【2024年ベストアルバム】。 4枚目は2024年9月にリリースされたEzra Collective(エズラ・コレクティヴ)の『Dance, No Ones Watching』です。 イギリス最高峰のマーキュリー・プライズを受賞し、快進撃を続ける彼らの最新作。これを聴かずして2024年は語れません。 『Dance, No Ones Watching 』Ezra Collective アナログレコー

        • 【2024年ベストアルバム】 #3 『What Now 』 ブリタニー・ハワード

          今年聴いたアナログレコードの中から、2024年の私的ベストアルバムを数枚選ぶ【2024年ベストアルバム】。 3枚目は2024年2月にリリースされたブリタニー・ハワードのソロ2作目『What Now』です。 2019年のソロデビュー作『Jaime』がグラミー賞にノミネートされ、Stay Highは最優秀ロックソングを獲得するなど大成功し、4年の空白を経ての待望の2作目です。 ブリタニー・ハワード 2024年の私的ベストアルバムの3枚目はまたも、女性ミュージシャン。3人続けて

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          5本
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          19本
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        記事

          【2024年ベストアルバム】 #2 『Odyssey』  ヌバイア・ガルシア 

          今年聴いたアナログレコードの中から、2024年の私的ベストアルバムを数枚選ぶ【2024年ベストアルバム】。 2枚目は 2024年9月にリリースされた女性サックスプレーヤー、ヌバイア・ガルシア(NUBYA GARCIA)の『Odyssey』です。 快進撃を続けるUK Jazzムーブメントの中核に位置するヌバイア・ガルシアの2020年「Source」以来の待望の新作です。 『Odyssey』NUBYA GARCIA アナログレコード2枚組、全13曲、2024年9月発売 gen

          【2024年ベストアルバム】 #2 『Odyssey』  ヌバイア・ガルシア 

          【2024年ベストアルバム】 #1 『Milton + esperanza』  ミルトン・ナシメント&エスペランサ・スポルディング

          さて、今年も早10月後半と残り2ヶ月半を切りました。早いようですが、今年聴いた中から2024年の私的ベストアルバムを数枚選びました。 1枚目は 2024年8月にリリースされた『Milton + esperanza』。 ブラジル音楽の巨匠、 ミルトン・ナシメントと女性ジャズシンガー&ベーシストのエスペランサ・スポルディングとのコラボレーションアルバムになります。 『Milton + esperanza』 Milton Nascimento and Esperanza Spal

          【2024年ベストアルバム】 #1 『Milton + esperanza』  ミルトン・ナシメント&エスペランサ・スポルディング

          この一枚 #25 『You're Only Lonely』 JDサウザー(1979)

          9月17日に急逝したJD・サウザーを悼む。 JDが残した最大のヒット『You're Only Lonely』(1979)。そこに至るまでの道のりをイーグルスやリンダ・ロンシュタットとの関わりを交えつつ紹介します。 JD・サウザー(本名John David Souther)が、2024年9月17日、ニューメキシコ州の自宅で78歳で亡くなりました。 決してメジャーな存在とは言えない彼でしたが、ウエストコースト・ロックシーンでは重要な位置を占めた、常に気になる存在でした。 JD

          この一枚 #25 『You're Only Lonely』 JDサウザー(1979)

          “セッションマン”ニッキー・ホプキンズ 名演で辿る軌跡2. 70's Best Play40

          ニッキー・ホプキンズ後編。イギリスロックシーンの大物と次々と共演した60年代だが1969年に渡米。 1970年代はサンフランシスコに棲家を移して新たな局面を迎える。また途絶えていたストーンズとの復縁、そしてビートルズの面々とのソロワーク。70年代前半はキャリアの絶頂を迎えた。 ニッキー・ホプキンズの70年代プレイリスト40 ニッキー・ホプキンズの伝記映画「セッションマン」を公開初日に観た。そこで知った新事実は多かったが、特にアメリカに渡りサンフランシスコに住んでいたことは

          “セッションマン”ニッキー・ホプキンズ 名演で辿る軌跡2. 70's Best Play40

          “セッションマン”ニッキー・ホプキンズ 名演で辿る軌跡1. 60's Best Play30

          伝記映画「セッションマン」が公開され、俄かに注目となるニッキー・ホプキンズ。ストーンズ、ビートルズ、キンクス、ザ・フー、ジェフ・ベックとイギリスロックシーンの大物と次々と共演した歴史に残るピアニスト。まずは前編として60年代の活躍を振り返る。 伝記映画「セッションマン」 ニッキー・ホプキンズの伝記映画「セッションマン」を公開初日に、ピーターバラカン音楽映画祭で観てきた。 「セッションマン ニッキー・ホプキンズ ローリング・ストーンズに愛された男」という邦題が付けられたが

          “セッションマン”ニッキー・ホプキンズ 名演で辿る軌跡1. 60's Best Play30

          この一枚 #24 『Alone Together』 デイブ・メイソン (1970)

          70年代に活躍したデイブ・メイソンというミュージシャンがいる。イギリスでトラフィックと言う人気グループに所属しながら、独立して単身アメリカに渡る。エリック・クラプトン、ジョージ・ハリスン、レオン・ラッセル等の大物と渡り合いつつ、アメリカでソロとして独自の地位を確立。 そのソロデビュー作『Alone Together』(1970)。スワンプロック時代を牽引したと評される名盤の背景を探る。 スワンプロックの名盤 Spotifyを覗くと、デイブ・メイソンの最多の再生数を誇るのは

          この一枚 #24 『Alone Together』 デイブ・メイソン (1970)

          この一枚 #23 『Phoebe Snow』 フィービ・スノウ (1974)

          4オクターブの声域を持つと言われていたフィービ・スノウ。合わせて卓越したソングライティングやギターの才能を持つ孤高の存在。ブルース、フォークさらにはジャズやゴスペルのフィーリングを合わせ持つジャンルレスな歌姫。ヒット曲Poetry Manも含むデビューアルバムにして、唯一無二の名盤『Phoebe Snow』を深堀りしつつ、彼女の人生に想いを寄せます。 ベルリンで見つけた「詞華集」 2週間ほど海外に出掛けていてこの連載も更新が途絶えました。 ヨーロッパの2カ国を訪問したので

          この一枚 #23 『Phoebe Snow』 フィービ・スノウ (1974)

          【スイス&ドイツ鉄道旅日記(13) 】最終日 スイスに戻りインターラーケンへ

          前夜スイス航空でベルリンからチューリッヒへ戻りましたが、またも遅延でホテルにたどり着いたのが深夜0時。スイス航空だと思い込んでいたら、Hevetic airと言うスイスの格安航空でコードシェア便でした。  とにかく、旅の出発地のチューリッヒに1週間振りに戻り、頭をスイスに戻さないといけません。 そして朝となりいよいよこの旅の最終日。 翌日にはチューリッヒから日本に旅立ちます。 この日は鉄道旅のフィニッシュを飾るべく、スイスの鉄道を駆使して旅しました。 目的地はインターラー

          【スイス&ドイツ鉄道旅日記(13) 】最終日 スイスに戻りインターラーケンへ

          【ドイツ&スイス鉄道旅日記(12) 】鉄道パスで回るベルリン滞在日記4. ライブハウス体験

          さて、我々のベルリン滞在も終わりが近づいています。翌日には飛行機でチューリッヒに戻ります。そして、旅行期間を通して本日は初の雨。 雨に濡れない過ごし方を模索中。 前日の夜はベルリンで初のLIVE体験。 Yorckschlösschenと言うジャズ&ブルースクラブを訪れました。ジャズだけでなく、ブルースやワールドミュージックもカバーする演者が何となく良さげでセレクトしたのです。 ベルリンには日本で言うとブルーノートのような、Zig zagと言うジャズクラブもあり、ここには大

          【ドイツ&スイス鉄道旅日記(12) 】鉄道パスで回るベルリン滞在日記4. ライブハウス体験

          【ドイツ&スイス鉄道旅日記(11) 】鉄道パスで回るベルリン滞在日記3. ボウイの愛したスタジオ篇

          今回は音楽ネタでベルリンを語る回です。 登場人物はデヴィッド・ボウイ。 ボウイとベルリンと言えばベルリン3部作。 ベルリン3部作(Berlin Trilogy)は、ボウイがブライアン・イーノと共同してレコーディングを行ったアルバム『 Low』『Heroes』『ロジャー (間借人) Lodger』、これら一連のアルバムの総称です。 モントルーとクイーンの回でも書きましたが、『ロジャー 』はベルリン録音ではなく、モントルーのマウンテンスタジオ録音ではあります。 これらは197

          【ドイツ&スイス鉄道旅日記(11) 】鉄道パスで回るベルリン滞在日記3. ボウイの愛したスタジオ篇

          【ドイツ&スイス鉄道旅日記(10) 】鉄道パスで回るベルリン滞在日記2. 食事篇

          今回はアパートメント周辺の散策から始めて、この辺の食事情をレポートします。 アパートメントのあるPrenzlauer Allee駅周辺は治安も良く、お洒落なカフェやレストランも多いエリアでした。 まずアパートメントの真下にある中華店は、賑わっているが、日本の中華と比べると淡白。 だが、炒飯や焼そばの量はかなり多くて、残すと言わずともドギーバッグにしてくれました。 そして、暫く散歩して10分で公園内に静かに佇むワッフル屋さんCafé Bornträger。 日本とは一味違う

          【ドイツ&スイス鉄道旅日記(10) 】鉄道パスで回るベルリン滞在日記2. 食事篇

          【ドイツ&スイス鉄道旅日記(9) 】鉄道パスで回るベルリン滞在日記1.

          実は私のベルリン滞在は2度目で初めてではありません。 そして、ドイツはベルリン以外には訪れていないので、これが2度目のドイツです。 最初のベルリン滞在は確か90年代後半、東西ドイツの統一が1990年なので、旧東独のベルリンは共産圏だった名残が其処彼処にありました。 この時はラブパレードと言うテクノイベントの取材で、テクノにさほど関心のない自分には窮屈な滞在でした。 ドイツの人気DJウエストバムを観たりと、貴重な体験をしたのです。 当時は共産圏の名残か硬質な街並みでしたが、今

          【ドイツ&スイス鉄道旅日記(9) 】鉄道パスで回るベルリン滞在日記1.