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美容の人です。 美容記事を書いたり、スキンケアやメイクを教えたり。 2020年に乳がん…

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美容の人です。 美容記事を書いたり、スキンケアやメイクを教えたり。 2020年に乳がんの治療をしました。 その時の経験から「自分らしいアピアランスケア」をお伝えしています。

最近の記事

ウィッグをスマホで選べる時代

先日、ウィッグの発表会に行ってきました。 ウィッグそのものを見るのではなく、バーチャルで自分に合ったウィッグを選べるサービスの発表会です。 ナオアートさんという、アートネイチャーのグループ会社さんが始めた「アリシア ルル」というサービスです。 治療中にウィッグ屋さんに足を運ぶのは難しいし、疲れちゃうし、そもそも医療用的なモノがない… そんなモヤモヤを解決してくれます。 ナオアートさん、さすがアートネイチャーグループなので、ウィッグも繊細。 治療用に購入したわたしのウィ

    • マギーズ東京って知っていますか?

      治療を受けている間って、感情がジェットコースターみたいになりませんか? 私の場合は、今までできていたちょっとしたことができない自分に腹が立ってキーっと枕をベッドに叩きつけたりなんてことがよくありました。 その当時から家人の介護をしていました。 AC治療が終わって、帰宅後に「おせんべいを買いに行きたい」という母を連れてフラフラしながら出かけてみたり。 夜中に何度も起こされたり。 治療に専念できる家があってよかったと思うのと同時に、何度家を出てしまいたいかと思ったことか。 コロ

      • ダヴパッチになろうと思った話

        私は2010年から美容の勉強を本格的に始めました。 大好きな映画の仕事をしながらも、同じくらい好きな美容も諦めきれず。 海外の映像を配給する会社で働きながら、土日を使ってエステティシャンのテクニックや、アロマテラピー、フラワーレメディなどあちこち通ってみたりしていました。 きっかけは、26歳で卵巣嚢腫での入院&手術。 婦人科と産科で病棟が別だったため、同じ病室にはさまざまな婦人科系を患った女性がいました。 病室での話題は、「○○さんのご主人、頭洗いに来てくれたんですって。や

        • 海外のアピアランスケアLook Good Feel Better(ルックグッドフィールベター)

          日本ではがん患者の外見ケアを「アピアランスケア」と呼びます。 色々調べていくうちに見つけたのが“Look Good Feel Better”。 アメリカ発祥のアピアランスケア団体です。 外見を整えることが気持ちをラクにしてあげられると世界各国で活動。 やはり日本よりもグッと進んでいますね。 メイク講座はもちろん、ウィッグの簡単な付け方、スカーフのおしゃれな巻き方など対面やオンラインで講座が行われています。 「いいな!」と思ったのは、化粧品メーカーから寄付してもらったコスメ

        ウィッグをスマホで選べる時代

          引き寄せって本当にあるのですね

          GWをまったりと過ごしました。 フリーランスは休みと仕事の境目がなくて困りますね。 さて、アピアランスケアのお仕事についてのお話。 治療から3年経ち、やっと自分のことを考えるに至りました。 今後は美容とアピアランスケアを融合して、私にできることを伝えていこうと思うことができました。 最初は考えがまとまらなくて右往左往していましたが、周囲の人たちからアドバイスをもらううちに、ぼんやりと道(大袈裟ですけど)が見えるように。 声に出すって本当に大事です。 協力してくれる人が現れ

          引き寄せって本当にあるのですね

          告知後すぐにやったことは”アートメイクの予約”

          この話をすると結構な割合で笑われてしますのですが。 2020年5月27日(水)、検査結果を聞きに行ったところ告知をされました。 乳がんでーす トリプルネガティブでーす 来週から抗がん剤治療でーす ヨロシク! 的なノリで告知されました。 いえ、本当はもっときちんと伝えてくれたのですけど、まあ頭真っ白なのでこんなふうに聞こえた感じです。 色々手続きしてから帰宅して、ぼーっとしていました。 その当時、4月に色々なことがあって考え事がなかなかできない中での告知。 「そっかー、癌

          告知後すぐにやったことは”アートメイクの予約”

          ウィッグって使わなくちゃダメなの?問題

          抗がん剤経験者のみなさん、ウィッグ使っていましたか? そして、これから治療の皆さんは準備しましたか? がん患者🟰ウィッグ なイメージですよね。 もちろん、私も告知から治療までの間に「なんとかしなくては!」と焦りを覚えて、調べまくりました。 そして、購入する前から実際に使ってみる時期に入るとさまざまな問題(問題とはいかないまでも、ムムムと思うこと)が発生。 今回はそのお話です。 パンフのウィッグオバハンすぎる問題 病院に置いてあるパンフレットに記載されているのは、「あれ

          ウィッグって使わなくちゃダメなの?問題

          卵巣嚢腫・子宮筋腫・子宮内膜症・更年期障害・乳がん…割とフルコンボの私

          今更ながらちょっと自己紹介です。 現在、美容ライターなどをしておりますが、少し前まではエステティシャンでした。 40歳までは、映画や映像に関わる配給会社で制作のディレクションなどをぼちぼちと。 2020年に乳がんになって、さらにコロナ禍だったため家でできる仕事をと、美容ライターに転身。 年齢的に美容だけでなく更年期やフェムテックのお仕事も多くなってきて、編集者さんとお話しする機会が増えました。 自分の経験談を話すと、ちょっと驚かれることがあります。 それは…7回の入院経

          卵巣嚢腫・子宮筋腫・子宮内膜症・更年期障害・乳がん…割とフルコンボの私

          「人は見た目が9割」って本ありましたよね

          2005年くらいに発売された本、一時期流行りましたよね。 なんだか喧嘩売られているようなタイトル。 ちなみに私は読んでいません(笑)。 メラビアンの法則 少し調べてみたら、これには「メラビアンの法則」が関係しているのだそう。 「メラビアンの法則」自体、さっぱりわからないのでまた調べてみました。 1960年代のアメリカの心理学者アルバート・メラビアン教授が提唱した法則です。 何やら「7-38-55」という数字が関係していて。 相手とのコミュニケーションをとる際に下の要素の割

          「人は見た目が9割」って本ありましたよね

          爪どんどん剥がれてきたよ

          戻るのに3年かかるって知ってた? アピアランスケアの基本といえば、脱毛、爪の変化、肌の変化の3つが基本。 今回は爪の変化についてお話しします。 抗がん剤を始める前に担当のナースさんから言われたのは、 「爪が弱くなって剥がれやすくなり、治療が終わっても3年くらいは同じような状態です、必ず爪を補強するベースやネイルシールなどでケアしてくださいね。」 と言われました。 そして、今3年経ってやっと普通より少し弱いくらいの爪に戻りました。 担当ナースさん、やはりプロですね。 個

          爪どんどん剥がれてきたよ

          顔洗うの面倒くさい!おすすめコスメ 洗顔編

          やっとおすすめコスメの紹介です。 抗がん剤って、回を重ねるごとに体に溜まっていく感じがします。 私の場合、後半のドセタキセルからはもう起き上がるのも辛い感じに。毎朝、目を覚ましてパジャマから着替えただけでも「えらい」と自分を褒めていました。 体が重く、だるく、熱っぽく、そして何より思考が停止します。 朝起きて、椅子に座って10時だなと思っていたら、なぜか17時になっていたり。 さらに足腰に力が入らなくなり、自宅の廊下で転んで3時間そのままになっていたり。 何かすることが

          顔洗うの面倒くさい!おすすめコスメ 洗顔編

          キラキラがん治療なんてないんだぜ!

          「大丈夫」と言える人 こんにちは。 乳がんの告知とともに主治医に伝えられたのは、1週間後からの化学療法でした。 私の場合はトリプルネガティブという種類のがんで、とりあえず化学療法しか手立てがないのだそう。 告知を受けた時の話は、また後でするとして… 主治医にせめて2週間待ってほしいと言いました。 治療に入る前にやらなくてはいけないことがたくさんあるので(これもまた後でお伝えします)。 とりあえず、まずは周囲にきちんと話をして仕事諸々、ご迷惑をおかけしないようにと思ったのです

          キラキラがん治療なんてないんだぜ!

          アピアランスケアを考えるキッカケになったのは・・・

          こんにちは。 ガンって標準治療が終わっても「はい、それで終わりー」というワケにはいかないのですよね。 再発するかもしれないので、数ヶ月に一度は病院に行かなくてはならないし。 抗がん剤や放射線治療の後遺症がかなり残ります。 主治医も治療が終わると次の患者さんが待っているので、毎回あまり話ができるわけではないのですが。 病気に関しては主治医が一番詳しいのは当たり前。 ですが、「ガンにまつわるあれこれ」って、やはり当事者の方が分かり合えるのじゃないかと思います。 実際に、「治

          アピアランスケアを考えるキッカケになったのは・・・

          私らしいアピアランスケア

          こんにちは。 私は、2020年6月から乳がんの治療を経験しました。 治療終了後は体験記とか書いてみようと思っていたのですが、思い出すとなぜか落ち込んでしまい言葉がうまく浮かびませんでした。 3年経って、やっと色々感じたことを伝えていくのもいいかもしれないとnoteを始めてみることに。 コロナ禍での治療は、外出もままならず気分転換もできないので、家でメイクを楽しんだり、抗がん剤治療にいくための洋服や帽子を工夫したり、そんな1年を過ごしました。 元々、エステティックサロンや

          私らしいアピアランスケア