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「人は見た目が9割」って本ありましたよね

2005年くらいに発売された本、一時期流行りましたよね。
なんだか喧嘩売られているようなタイトル。
ちなみに私は読んでいません(笑)。

メラビアンの法則


少し調べてみたら、これには「メラビアンの法則」が関係しているのだそう。
「メラビアンの法則」自体、さっぱりわからないのでまた調べてみました。
1960年代のアメリカの心理学者アルバート・メラビアン教授が提唱した法則です。
何やら「7-38-55」という数字が関係していて。
相手とのコミュニケーションをとる際に下の要素の割合なのですって。

言語=7%
聴覚=38%
視覚=55%

「見た目」は聴覚と視覚を足した94%が重要なので、「人は見た目が9割」になるらしいですよ。

改めて、メラビアンの法則を知ってみて、私の感想は「ふーん、だからナニ」でした。
私の場合、ここに嗅覚も入るな、と感じながら。
なんとなく、この人といると安心するなと感じるニオイがあるし、近づきたくないなと思うニオイもあるし。

自分らしいをなくさないことがいいよね


あくまで「メラビアンの法則」は、コミュニケーションをとる相手が受ける印象の話。
私が目指す「治療中のアピアランスケア」は
「どうしたら、自分らしい佇まいでいられるか」
の方がしっくりきます。

乱暴に言うなら、「人がどう思おうと関係ないし!」の精神です。
どんどん変わっていく外見を、ぶっちゃけそのままにしておいてももちろんいいし、病気を感じさせないように着飾ってもいい。
それが自分を鼓舞するなら、それがその人のアピアランスケアですもの。

ただし、乳がんの化学療法って通院が多いのですよね。
私は、副作用がひどい上ヘタレなので仕事はお休みしましたが、コロナ禍でなければ通勤しながらという人もいらっしゃる。
すると、やはり人から見られるわけです。
人は自分と違うことを認識すると、どうしても視線をおくってしまう生き物です。
心配してくれる人もいれば、腫れ物に触るような扱いをする人もいるはず。
それが、こちらのストレスになったらQOLが下がるではありませんか。
ならば、少しでもできることをした方が、そういった「面倒」を回避できます。
そのほうが「自分らしい姿」でいられると思うのです。

長い長い治療期間、その時その時できることを考えていきましょう。
その時のスキンケア、メイク、ファッション、新しく購入しなくてもできることがあります。
佇まいを整える、それが自分でできる、自分らしいアピアランスケアですよね。

1960年代の考えなんてもう化石みたいなものに違いないです。


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