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ウィッグって使わなくちゃダメなの?問題

抗がん剤経験者のみなさん、ウィッグ使っていましたか?
そして、これから治療の皆さんは準備しましたか?

がん患者🟰ウィッグ

なイメージですよね。
もちろん、私も告知から治療までの間に「なんとかしなくては!」と焦りを覚えて、調べまくりました。
そして、購入する前から実際に使ってみる時期に入るとさまざまな問題(問題とはいかないまでも、ムムムと思うこと)が発生。
今回はそのお話です。

パンフのウィッグオバハンすぎる問題


病院に置いてあるパンフレットに記載されているのは、「あれ?ケタひとつ多くない?」という高級なお品物。
「ガンか〜、そっか〜、お先真っ暗だな〜、仕事どうするかな〜、お金どうするかな〜」とあれやこれや考えなくてはならないときに最初のハードル高すぎない?となります。

言い方悪いですが、その上オバさんくさい。
自分の年齢を考えたら、こうなのだろうなとも思いますけどね、でも、オバさんくさい。

えー、このお値段でわざわざオバさんになることなくない?と思い別のウィッグを探すことになります。

幸いなことに、住んでいる地域に医療に特化したウィッグの店舗があること。
そして、市からウィッグ代の半額が補助されることがわかりました。

毛量が多い!元々髪の毛が細くてボリュームがない人なのでウィッグの毛量にびっくり

1万円台〜2万円代でなかなか良いものが揃っています。試着室に通され、かぶってみるとオバちゃんにはならなかったのでセミロングを購入。
もともとロングだったのでやはり、その自分に近づけたくなるものですね。

脱毛した後のお楽しみにと、箱にしまい治療に臨みました。
コロナ禍のため、対面での仕事よりはオンラインでのミーティングが多くなる、その際に被ってみようと準備は完了です。

脱毛するときは痛い問題

脱毛するときの情景は、皆さんのブログなどでもよく書かれているので大体わかるのですが、「痛い」という人はあまり見かけませんでした。

・シャンプーしているとごっそり抜けた
・朝起きると枕にたくさん髪の毛がついていた

こんな感じです。
でも、私の場合は「抜ける」というよりも「火傷」感覚でした。
毛根から抜けるわけではなく頭皮ぎりぎりを火で炙られて「切れる」という感じです。
常にチクチクジンジンしているので、「あゝ、髪が…ヨヨヨ(泣)」なんてドラマティックなシーンは皆無。

仕方ないので、濡れタオルを頭に巻き大きめの保冷剤を頭に乗せているイースター島のモアイ像状態。
冷やしてなんとか乗り切る日々が続いたので、ウィッグ活躍せず。

「この姿の時に宅配便きたらどうしましょう」と鏡を見ながら思っていました。

ホットフラッシュで暑すぎる問題

抗がん剤治療で閉経しました。
(これもあまり治療したことない人には知られていない事実で、今でも友人から更年期って月経不順になるよね、あなたはどう?的なことを聞かれます。もちろん年齢が低くて妊娠を希望する場合には、それに対応した治療もあるそうです。)

するとやってくる、本格的な更年期障害の症状。
前々からあったのですが、ホットフラッシュが酷くなりました。
体は冷えているのに、顔から上に滝のような汗をかき、冷えのぼせが起こります。
私にだけ雨が降ったように、ずぶ濡れ状態。

そんな時に、ウィッグは暑い!
私が購入したものは直にかぶるものではなくて、ズレ防止のためにメッシュの帽子を被ってからウィッグをのせます。
頭から大汗をかいているのに、ラップを巻かれたような閉塞感。
オンラインミーティングの際に試しましたが、気絶するほど暑くて「もう無理!」となりました。

シャンプー、トリートメント、育毛剤のときのイメージ写真にピッタリ

結果、ウィッグを購入したもののそれで外出することはなく、帽子で対応。「ないと困る」経験は一度もありませんでした。現在、ウィッグはヘアケア製品の記事を書く際の撮影で大活躍中してくれています。



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