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オンライン授業の見えないところでの素晴らしい助け合い

新年度が始まって一ヶ月が経ち、大学の授業も4週目が過ぎました。
学生たちも新年度のスタートの忙しなさから、少しずつ落ち着いてきた頃かと思います。

私が勤める大学では、オンライン授業と対面授業を組み合わせたハイブリッド式で授業を行なっています。
新入生である1年生は、慣れないオンライン授業へのアクセス方法もだいぶ慣れてきている様子です。

とは言えど、初めのうちはやはりうまくアクセス出来ずに困っていた学生もいたようです。この間、私の担当のあるオンライン授業でとても良いな!と思ったことがありました。

オンライン授業で用いているコンテンツには、教員や学生が閲覧できるチャット機能があり、随時文字情報としての会話を行うことができるのですが、その授業では、うまくオンライン授業にアクセスできていない学生に対して、先に授業にログインした学生がチャット機能を使ってマニュアルを書き込んだスクショ写真を貼ってくれていました。

またその学生がうまくログインできていない学生に対して、今表示されている画面を聞き出し、ログイン方法を説明してログインの手助けをしてくれていました。

とても分かりやすいスクショ写真を作ってくれており、困っている人を助けようと協力してくれていました。

そしてそれだけではなく、今度はログインを手伝ってくれた学生が授業の最後に、授業を受けていた受講生全体に向かって、「みなさん手伝っていただきありがとう」とお礼のメッセージをチャットで送信していました。

なんと素晴らしい!

オンラインの授業になると、比較的他の人の様子が見えにくく、匿名性も相まって、なかなか手助けをするということにも勇気がいるのではないかと思います。しかし、その授業では1人ではなく複数名の人が出来る限りの方法を使って、ログイン出来る様にアドバイスを送っていました。

本来なら、教員である私が素早くフォローしていくべきところですが、それよりも早く迅速に、学生同士で助け合って、困っている人の手助けをしていたということは、本当に素晴らしいことだと思います。

小さな事ではあるかもしれませんが、オンラインという他の人の様子が見えない授業の中でも、助け合ってみんなが気持ちよく授業が受けられる、そんなコミュニケーションが生まれていたことに感動しました。

学期は始まったばかりですが、教員と学生みんなで良い授業が作れるようでありたいと思います。みんなが安心して受講できる授業が一番ですね!

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