はづやん(三宅克実)

60代の現役ウルトラランナー。世界一過酷といわれるサハラマラソンや、100kmを越える…

はづやん(三宅克実)

60代の現役ウルトラランナー。世界一過酷といわれるサハラマラソンや、100kmを越える距離を一昼夜、二昼夜と休まず走り続けるヨーロッパや中国の山岳レース(ウルトラトレイル)をいくつも制覇してきました。 fbグループ「らくランアンチエイジング倶楽部」「スロージョグ倶楽部」を主催。

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91歳になる叔母が描いた見る人を驚かせる不思議な作品

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      帽子をかぶった少女

      • 精神科医が描いた不思議な癒しの世界

        精神科医にして画家でもある、私の叔母が描いた作品の一部をご紹介しましょう。 奈良医大を卒業後、阪大医学部に籍を置き、国立大阪病院勤務後、フランス政府国費留学でパリに留学。その数年間に得たフランスやドイツの文化が、彼女の画風のルーツとなっています。 美しい少女Angellaは、彼女の化身でもあります。 パット見て惹きつけられる絵ですが、細部をまじまじと観察すると、色々な発見があります。あなたもこの絵の隅々まで探検してみてください。 これから、数多くの作品をここで紹介してい

        • ほとんどの人が知らない理想の睡眠姿勢とは?

          人類が2足歩行を始めてからおよそ200万年といわれます。 その間、人類は2足歩行が楽にできる形に進化してきました。 想像してみてください、 人類に近いといわれるオラウータンやゴリラ、チンパンジー。 人類と同じような直立姿勢が撮れるでしょうか? 人類が獲得した直立姿勢とは、 直立状態が最も体に負荷のかからない構造。 それは、脊椎のS字カーブ(生理弯曲)です。 現代人は、文明以降、 直立歩行よりも、農耕のためにかがんだり、 座って過ごす時間がふえたことにより、 本来直立

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          健康維持のためにー姿勢科学の集合研修から学んだこと-(その2)

          私もたちの活動は「姿勢調整」です。 でも、それってなに?と思いますよね? 解説します。 姿勢調整とは、 首、肩、腰、膝など、 慢性痛の原因を元から改善する技術です。 国際的には「カイロプラクティック」の 技術がベースです。 でも、私たちが「カイロプラクティック」を 名乗らないのは理由があります。 それは、日本の「カイロプラクティック」は 海外と違い、資格制度がなく、 素人や正しい技術を学んでいない施術者が 行っているケースが多いからです。 「整体」という言葉は誰もが

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          健康維持のためにー姿勢科学の集合研修から学んだこと-(その1)

          この三連休(2022/9/17-19)、倉敷で姿勢科学の集合研修がありました。 台風直撃で大変だったのですが、それはさておき... 今回の学びを通じ、改めてもっと発信しなければ!と思ったので、 大事なことの一部をわかりやすく翻訳して みなさんにお伝えしたいと思います。 <姿勢と健康の関係> 人間の体は建築物と同じです。 五重塔、高層ビル、東京タワーなどを思い浮かべてください。 まっすぐに天に向かって伸び、 揺れを吸収するための柔構造(しなる構造)を持っています。 人間の

          健康維持のためにー姿勢科学の集合研修から学んだこと-(その1)

          走ることと健康(1)栄養のお話しについて

          平均寿命がどんどん延びている日本。 その一方で健康寿命(介護や介助なしに自立して生活できる期間) とのギャップ(男性9年、女性12年)が問題になっています。 これは、死ぬまでに要介護、要支援で過ごす期間の平均。 諸外国の中でもに日本はとびぬけて長いです。 なぜこんなことになっているのでしょう? 答えは、予防医療の意識と行動の欠如。 日本の健康保険制度では、 一般の方は3割負担、後期高齢者は1割負担で 医療を受けることが出来ます。 さらに、所得水準に基づいて 一か月の負

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          ウルトラマラソンとの出会いが、運動音痴だった私の人生を変えたストーリー13:レース一日目

          5カ月前から本番に近いリュックを背負ったトレーニングを重ね、本番での荷物の軽量化や暑さ対策など工夫してきたものの、なにしろ日中は50℃を越えることもある灼熱地獄のなかを、果たして1週間も走り切れるのか? スタート前はそんな不安でいっぱいでした。 まる一日、砂漠の中での荷物検査、健康診断で過ごした前日。なかでも結構ショックだったのが、シューズの選択。 事前の大会本部からの情報では、砂地の砂漠では、そこにギザギザが多いトレランシューズ、登山靴などはやくにたたない。砂地の表面

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          ウルトラマラソンとの出会いが、運動音痴だった私の人生を変えたストーリー12:いよいよ砂漠マラソンのスタート、感動のストーリーの始まり!

          まる一日の長い長いバス旅を経て、砂漠の中のスタート地点へ。そこで一夜を明かし、翌日は800人のランナーが、順番にメディカルチェックと装備チェック。 その夜は、この日だけの、特別設営テントでの、食べ放題のディナーです。ワインも出ました。翌日からは、自分が持ってきた、自給自足の食料だけのレースの始まりです。 そして日曜日朝8時、いよいよサハラマラソンのレースがスタート。 前日、私はある不安を抱えていました。 それは、24時間テレビでおなじみの某有名ランニングトレーナーさ(

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          ウルトラマラソンとの出会いが、運動音痴だった私の人生を変えたストーリー11:いよいよサハラマラソンのスタート地点へ。

          日本にいたら参加は叶わなかったサハラマラソン。2008年当時、日本の普通の企業では、ましてや体育会系といわれる私の勤め先では、サハラマラソン参加に必要な2週間の休暇は、まず許されない状況でした。そんな中で私が参加できたのは、前年からドイツ赴任となり、集合場所のパリに近く、1週間と2日の休暇で参加できるようになったからでした。 それでも、快諾を得ていた現地の(日本人)上司から、直前に「本当に行くの?」 とのプレッシャーを受け、仕事(会社への忠誠)をとるか、生き甲斐を取るかとい

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          ウルトラマラソンとの出会いが、運動音痴だった私の人生を変えたストーリー10:サハラマラソンのゼロ関門を越える!

          サハラマラソンに、気軽に参加できる人はいないと思います。 2週間近く必要な休暇、50万円を超える費用、気温が時には50度にもなる灼熱の中を1週間走り続ける体力。 私の体験上、難易度の高い順に書きましたが、もちろん人によりこれは違います。学生さんや働き方で時間の自由度がある方は、費用が一番かもしれないし、挑戦したい情熱が先立ち、体力が伴っていない方は体力が一番のハードルかもしれませんね。 私の場合、伝統的な製造業に勤めていたので、2週間の休暇は仕事への忠誠心なし、イコール

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          運動音痴だった私が世界最高峰のウルトラトレイルを制覇したストーリー9:世界一過酷なサハラマラソンへの挑戦!

          それは2008年春、52歳の時でした。偶然と幸運が重なって、世界一過酷なマラソンといわれるサハラマラソンに出場することができました。 この出来事は、単に過酷な大会を経験したというレベルをはるかに超えて、それまでの比較的平凡だった私のランニング人生を変える、大きなインパクトをもたらしたのです。 サハラマラソンとは、時には気温50度をも越え、道もない灼熱のサハラ砂漠を、1週間分の食料や衣服などを入れた重いリュックを背負い、水以外は完全自給自足でおよそ250キロを走り切りる大会

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          何が正しいの?本当に正しいダイエット&栄養とは?

          コロナ禍で健康不安、運動不足、体重オーバーになっている人が多い昨今。そのせいでしょうか、Youtubeなど、ネットでは健康法やダイエットの話が盛んです。仕事柄、私は毎日チェックしていますが、「ちょっとなあ!?」と思うことも多いので一言書かせていただくことにしました。 私は20代から65歳の今までスリムな体を維持しています。今週、タニタの体組成計で測定したのですが、体力年齢は40歳、体脂肪率6.4%、筋肉量は若者なみ、基礎代謝量も最高レベルでした。 なので、私が実践してきた

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          ウルトラマラソンとの出会いが、運動音痴だった私の人生を変えたストーリー8:ウルトラマラソンの魅力にはまる!

          マラソンを経験していない人は、「ウルトラマラソンってなんですか?といいます。マラソン経験者の多くは「ウルトラマラソンをいつかは完走したいです」とか「ウルトラマラソンも挑戦しました」のどちらか。 あなたはどうでしょう? ホノルルで初マラソンを経験した私は、最後まで走れたことに気を良くして、翌年からタイム短縮のトレーニングに本気で取り組み始めました。 目標があると、ロングランの練習も辛い思いより、楽しい思い、あるいは達成感が上回って続けることが出来ます。この辺が、やめてしま

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          ウルトラマラソンとの出会いが、運動音痴だった私の人生を変えたストーリー7:初マラソンを気分よく走れた理由

          2004年、ダイエットのための朝ランを始めて12年目。初めてのフルマラソンに挑戦し、気持ちよく完走できました。 なぜ上手くいったのでしょう?その理由は、走り始めたときと同様、決して無理をせず、ゆっくりゆっくりと「身体が楽だ、気持ちよい」と感じるペースを保ち続けたことにあったと思います。 スタート直後から私は「このペースで5時間走り続けられるか?」「無理してないか?」「速すぎないか?」と自分に問いかけながら走りました。 これは理論的にも理にかなっていて、いわゆる「ニコニコ

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          ウルトラマラソンとの出会いが、運動音痴だった私の人生を変えたストーリー6:初マラソンの感動、そしてその後歩んだ道

          はずみで申し込んだ初マラソンはホノルル。ランニングを始めて12年もたった47歳の時でした。 当時、単身赴任2年目。45歳で上級管理職として転職、仕事のストレスは半端なく、単身赴任なので夜遅く帰宅しても独りぼっちで癒されず。 そういう境遇だったからこそ、ブレイクしたくて申し込んだのかもしれません。そして海外まで行って参加するからには、不本意な結果には終わりたくないとの思いで、付け焼刃でロング走の練習をして大会に臨みました。 ホノルルマラソンの準備から完走までの一部終始を書

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