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睡眠とパフォーマンス

みなさま、お正月はいかがでしたか?
ゆっくり出来た方も、そうでない方もいらっしゃると思います。

私は年末までかなり仕事が立て込んでいたぶん、お正月はゆっくりさせて貰いました。

睡眠時間をたっぷりとり、きちんと食生活を整え、読みたかった本を読み、休息を取りました。

結果、年明けは元気回復です。その時のTweetはこちら↓


私の場合、身体はなかなか「休みたい」とは言ってくれません。仕事が忙しいとき、やりたい事があるとき、身体は私の意思に合わせて無理を聞いてくれます。

体力があるのはありがたいですが、この意思の力で身体に無理をさせるのはいただけません。

無理に慣れてしまうと、身体から頭への「疲れた。休みたい」というサインが出てこなくなってしまうのです。

身体が頭にサインを出さないまま、無理を重ねると、最後はオーバーヒートします。結果、最悪な状態で身体が動かなくなってしまいます。

例えば、ブラック企業と呼ばれるところ。あまりの忙しさのなかで次々と仕事が出されて、休みが取れない。あまりに休めないので、その異常な残業が普通の状態。だんだんと社員は諦め、気力もなくしていく。休みたいけど休めない。疲労がたまるので、ミスも増える。効率が悪くなる。そうなれば、さらに仕事は滞ります。そんな悪循環がブラックな職場環境ですよね。

そして最後には疲れ切って、精神疾患や、心筋梗塞、脳内出血などの重大な病気を引き起こす。その時に休みをとっても回復までの道のりは遠いを数年がかり。下手をすると一生を病気と付き合う事になるのです。

誰だって、そんなブラック企業で仕事をするのは嫌ですよね。

同じ仕事をするなら従業員の健康を大切にするホワイトな職場で働きたい。あなたの身体もそう思っているはず。

あなたの頭はあなたの身体の事を思いやるホワイト企業ですか?

鬱病をはじめとする精神疾患、脳や心臓などの突発的な病気。それは頭と身体の繋がりをシャットダウンして、本能が身体を守る方法です。いうなれば、頭というブラック企業から、身体という従業員が無理矢理に退職するのと同じこと。

今日は、忙しさのあまり睡眠時間を削ってしまう方、眠っても3〜4時間で目覚めて、その後に目が冴えてしまう方。そんな方にぜひ読んでほしいお話です。

睡眠は健康にとって大切なのはみんな知っていることです。でも、おろそかにしがちなのも事実。

1. 眠っている間に脳がやってること

睡眠は言わずと知れた身体の休息です。脳はその間に記憶の箱を整理します。

寝る直前の頭の中は、一日中活動して散らかったデスクのよう。使いかけ、やりかけの仕事がそのままになっています。新しく仕事を始めるスペースも無くなっているのです。

眠っている間に脳は作業デスクの上を整理します。覚えるべき事は覚える箱へ、忘れるべき事は忘れる箱へ。デスクに散らかったものを正しい位置に片付けたら、新しい作業スペースを確保してくれます。

きちんと眠った翌朝に目覚めると、まっさらな脳の作業スペースができていて、新しい仕事が始められるのです。

睡眠不足になると、脳の片付けができません。翌朝になっても、散らかったスペースで仕事を始めることになります。

それでは脳の作業効率は悪くなりますし、新しい良いアイデアも出ません。

2. 眠りたいけど眠れない

布団に入って寝ようとしても眠れない。眠ったとしても数時間で目が覚めてしまい、その後は眠れない。夜中に何度も目覚めてしまう。

睡眠の障害はつらいものです。なかなか眠れないためにイライラしてしまい、余計に眠れない事もあるでしょう。そんな方は、こんな状態に心当たりはありませんか?

ストレスが溜まりすぎている

夜になっても緊張がほぐれない

日中の戦闘モードとも言える交感神経が昂りリラックスできない

忙しくしすぎると、身体は頭からの指令で無理を重ねます。そして、ブラック企業の社員のように、休みを取る事ができなくなってしまうのです。

3. 睡眠を邪魔するもの

よく眠れるためにはリラックスする事が必要です。それはわかっていても、なかなか実行するのは難しいものです。

そして、リラックスしそうなお酒ですが、寝る前のアルコールやカフェインは身体を覚醒させてしまいます。飲むと眠くなりますがそれは一時的な効果で、実際にはかえって眠りの質が悪くなる事がわかっています。

よく、飲み過ぎて眠ったあと、夜中に目が覚めたりしませんか?アルコールが入っていると目が覚めないまでも、深い睡眠は得られないのです。

またストレスも安眠妨害をする犯人です。

眠る環境を整えるのと同じように、ストレスから解放されてかはベッドに入るのが理想です。

4. リラックスのためのリスト

何が人にリラックス効果をもたらすのか。

例えば、ラベンダーの香りは安眠の効果があると言われています。しかし、この香りが苦手な人はラベンダーのアロマでリラックスできないでしょう。

こんなふうに、人の好みが千差万別なのと同じく、リラックス方法もよく眠れる方法も人によって違います。

ですから、今から少しだけ時間をとって「リラックスする方法」をリストにしておく事がおすすめです。

その時、リラックスしているかの見極めポイントはこちらです。

 全身の力がぬけて、息をすべて吐ききり、ゆっくりと深く呼吸ができているか

ストレスが溜まり、忙しくなってしまうと、どうやってリラックスすれば良いかわからなくなってしまいます。

余裕のある時に、全身からゆったりと呼吸をできるようなリラックス方法をリストアップしておくのはおすすめです。

深呼吸、ゆったりした音楽、優しいアロマなど、リラックス効果があると言われているものはたくさんあります。

しかし、それは万人に共通するものでもありません。あなたオリジナルの方法もあるでしょう。

それをぜひリストアップしてみてください。疲れが溜まった時には、そのリストから今できそうなものをピックアップしてやってみるのです。

私も先日リストアップしてTwitterで公開してみました。

ご参考までに、私のリストはこちらです↓

こんなふうに書き出してみると、自分のリラックスポイントが見えてきます。私はリフレッシュしたい時は嗅覚に訴えるアロマが、のんびりリラックスしたい時は聴覚に訴える音楽を好むみたいですね。

忙しい時こそしっかりと睡眠と休息をとる。心も身体もパフォーマンスの良い状態で取り組むこと。遠回りのようでいて、それが一番の近道なのです。

指令を出す頭と、実際に動く身体を分断してはいけません。自分自身をブラック企業にしないためにも、身体とのコミュニケーションをこまめにとってくださいね。



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