モダン次郎長のまご

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3-7 馬場傾向

ペースや展開の予想は困難なので予想の要素と考えない方がいいと前項目で書きました。 その続きのような話です。 馬場傾向は予想の要素としてはトップクラスに重要です。ただし条件付きです。 1 馬場傾向(脚質傾向) 1)確認が重要 一般的には開幕週の芝のレースは前有利なのがセオリーです。 確認もせずに「開幕週だから逃げ先行馬を買おう」という短絡的な考えの人が多いのは、主観先行型の思考回路だからです。セオリーは知識、知識は主観です。それを理由に判断してもダメに決まってます。

    • 3-6 展開とペース

      重要なので先に書きますが、展開とペースは予想が困難ですので、予想の要素としては重視しない方が馬券が当たるようになります。 かつての私は展開とペースが最も重要だなんて思っていましたが、考えを改めました。以前はそれでもけっこう当たってましたけど、今と比べたらダメダメです。 その代わりというか、展開やペースを検討するよりも予想の要素として重要なのは、馬場傾向や各馬の脚質と位置取りです。 展開とペースは、予想の要素ではなく過去のレースの分析の際に重視すべき要素に過ぎないと考える

      • 2歳G1 阪神JF・朝日杯FSの予想の基本的な考え方

        ずいぶんnoteを放置していましたが、何人か熱心な読者の方がいらっしゃるのでまた再開することに。 タイトルに数字を打って、目次を作って読みやすくしようと思っていたのですが、忙しくて目次やリンクのやり方を調べるのが面倒になってました。近いうちにやりたいと思います。 今年も馬券の調子が非常にいいです。秋競馬は9月から1度しか外してません(ガミもありますけど)。証拠馬券画像も少しずつアップします。 ここではタイトル通り、2歳G1の予想について書きたいと思います。 久々過ぎて

        • 3 予想の要素 3-5 馬体重、パドック、返し馬

          1 馬体重、パドック、返し馬 この3つを同じ項目に書いたのは、重視しない理由が同一だからです。 3つとも理屈の上では非常に重要だとは思うのですが、重視すると予想が外れることになり兼ねないということです。 大量の情報を検討して時間をかけて予想しますが、この3つは時系列的にかなり後にしかわかりません。 馬体重はレースの約1時間前になってやっと発表されますし、パドックもレース直前ですし、返し馬に至っては本場馬入場の直後です。 これら3つ(いずれか1つでも)を重視してしまう

          競馬予想と机上の空論 #1 物差し馬、”勝負付けが済んだ”

          1 物差し馬 物差し馬という概念があります。 物差し馬という言葉を知らない人のためにまずは説明します。 A馬とB馬は初対戦です。その2頭が予想するレースに出走するので、どちらが強いのだろうと考える時に物差し馬という概念を用いる人がいます。 A馬もB馬も、別のM馬という共通の対戦済みの馬がいます。 A馬はM馬に先着して、B馬はM馬に先着出来ませんでした。 M馬を基準にすると、M馬に先着したA馬の方が、M馬に先着できなかったB馬よりも強いのではないかという考え方です。

          競馬予想と机上の空論 #1 物差し馬、”勝負付けが済んだ”

          3 予想の要素 3-4 競馬と風  風は机上の空論の典型

          1 競馬予想と風 競馬関係のテレビ番組なんかを見ていると、ここ数年でやたらと風のことを話す人が増えた気がします。一種のトレンドなのかも知れません。 私はアンチ血統派ですが、血統を信じてしまう気持ちは少しだけわかります。ブラッドスポーツですし、全く関係が無いとは言い切れない面もあるからです。 でも風だけはいくら何でもダメだと思います。 風を予想の要素にするのは無理に決まってますし、それを説明することすらバカらしいです。 予想するレースの最中に予報通りの風が吹くと本気で

          3 予想の要素 3-4 競馬と風  風は机上の空論の典型

          3 予想の要素 3-3-1 調教派の予想屋

          1 結論から 調教派の予想は血統派の次くらいに当たりません。そもそも調教を予想のメインにするのは無理筋ですので、当たらなくても当然なのですリンク ですが、調教派の予想屋は調教の分析と解説のプロですので、彼らの話は傾聴に値します。 調教の解説は真面目に聞かねばなりません。また、調教派の主観的な意見もプロの分析ですので主観ではなく客観(情報)と捉えるべきでしょう。ですが、あくまでも調教状態の良し悪しに関する部分だけを聞くことが大事です。 『タイムはともかく凄く雰囲気がいい

          3 予想の要素 3-3-1 調教派の予想屋

          3 予想の要素 3-3 調教 注意点多し

          1 先に結論 調教は予想するレースの出走馬の検討要素として非常に重要です。競走馬なので当然です。 しかしながら、調教に関しては注意すべき点が多々あります。予想の要素として検討する前に知っておきべき事柄があります。 これらを知らないままだと、とんでもなく無意味な検討の仕方になってしまうので注意が必要です。 大前提として調教で重要なのは、その馬の過去と現在の仕上がり具合の比較(縦の比較)だけです。その馬と他の馬の比較(横の比較)は基本的には不可能だと思った方がいいです。

          3 予想の要素 3-3 調教 注意点多し

          3 予想の要素 3-2-2 血統派の予想屋

          1 血統派の予想屋 血統は予想の要素ではないと書きました。 もっと言えば血統は百害あって一利無しです。そしてその百害のうちの九十害くらいは血統派の予想屋の存在そのものだと思っています。 一番ダメなのはエセ血統派(血統オタクの競馬ファン)なのですが、それを増殖させているのが血統派の予想屋の大罪なのです。エセ血統派はメディアに出ない分、全体への影響が少ないというだけで、実際はとんでもない害虫です。これは次の項目で書きたいと思います。 前述しましたが、予想屋全般については彼

          3 予想の要素 3-2-2 血統派の予想屋

          3 予想の要素 3-2-1 エセ血統派にご用心 初心者必読

          1 エセ血統派 エセ血統派とは、血統オタクの競馬ファンのことです。 血統に少しだけ興味があるとか、血統に多少詳しいとか、そういう人は含まれません。 血統が大事なのかも知れないと思い始めたら、それはエセ血統派予備軍です。冷静に己を見つめ返して、やはり血統など関係あるはずがないということに気が付くべきです。薄々そう思っているはずです。目を覚ましてください。 競馬初心者の皆様は、競馬を始めようと思ったら周りにいる上司や先輩なんかの競馬ファンに教えを乞うとことになるのではない

          3 予想の要素 3-2-1 エセ血統派にご用心 初心者必読

          3 予想の要素 3-2 血統 私はアンチ血統派

          1 先に結論 競馬はブラッドスポーツと言われています。馬主になりたい方々、牧場経営者や馬産地の方々、調教に関わる方々は血統を学ぶ価値があると思います。 競馬全体にとって血統はとても重要ですが、血統は予想の要素ではありません。 この「ブラッドスポーツ」という言葉が元凶で、まるで予想の要素のように捉えてしまう人が多いようです。 普通に考えて、血統に詳しくなったら馬券が当たるようになるなんておかしな話だと思いませんか? もしそうならば、血統の本を読み漁ったりネットで血統の

          3 予想の要素 3-2 血統 私はアンチ血統派

          3  予想の要素 3-1-2 情報  ”捏造”データ

          1 ”捏造”データ  競馬の世界にはとんでもなく無意味なデータが氾濫しています。 特に初心者の方々は注意せねばなりません。ここで取り上げたのはその代表例です。 ”捏造”データというのは、極端な傾向が出ているように見えるだけで実際には何の意味も無いデータです。 提示する人が自分の主張に都合のいいように”捏造”したデータです。 捏造でピンと来なければ”粉飾”データでもいいと思います。 データは極端な傾向が出ている方が信頼度が増すので、過去のデータを操作して極端な傾向が

          3  予想の要素 3-1-2 情報  ”捏造”データ

          3 予想の要素 3-1 情報・データ

          1 情報とデータ 競馬の予想において、最も重要な能力は情報処理能力だと書きましたが、その中身は2つです。 重要な情報とそうではない情報がありますので、その区別が出来なければ馬券が当たるようにはなりません。 また、重要な情報でもその検討の仕方がマズいと馬券が当たるようにはなりません。 まずは情報やデータについての基本的な考え方を書きたいと思います。検討の仕方の基本的な話です。 『情報』と『データ』は言葉として厳密に使い分けていません。『データ』は基本的には過去の情報を

          3 予想の要素 3-1 情報・データ

          2 競馬理論 2-4-2 オッズを見ると馬券は外れる その2

          前項からの続きです。 あくまでも馬連の話です。 1 オッズを見てはいけない理由 その1 何かを定義付けしてそこから理屈を掘り下げるのはあまり好きではありませんが、オッズについてはそういう視点から検討してみました。 オッズとは何か、ということです。 オッズとは馬券を買った人達の意見を数値化したモノです。 そして、馬券を買う大半の人は馬券が全然当たりません。 ということは、オッズとは馬券が当たらない人達の意見を数値化したモノに過ぎないということになります。この側面が

          2 競馬理論 2-4-2 オッズを見ると馬券は外れる その2

          2 競馬理論 2-4 オッズを見ると馬券は外れる

          1 オッズは見たらダメ 馬連の場合は、馬券を買うまではオッズは絶対に見てはいけません。 これこそが私の競馬理論の最も画期的な特徴だと思います。オッズを見ずに馬券を買う人はあまりいないと思います。 まぁ見てもいいですけどね。絶対見るなと書いたのは、私が絶対見ないだけで、絶対見ないようにしたらかなり当たるようなったというだけですから。 私も人気順の単勝オッズだけは軽くチェックします。これは予想するレースの馬券的な全体構造を把握するためです。たとえば1頭ダントツ人気の1強構

          2 競馬理論 2-4 オッズを見ると馬券は外れる

          2 競馬理論 2-3 馬連は軸1頭総流し

          1 的中率重視 馬券は的中しないとお金は戻ってきませんので、収支を大幅にプラスにするためには的中率が重要だと書きました。 競馬を始めると、誰でも馬券の買い方で悩みます。 馬券の点数は少なすぎると当たらないですし、多すぎると当ててもマイナスになったり収支が少なくなるので色々と試行錯誤すると思います。 私は1991年に競馬を始めて長年試行錯誤した結果、2005年くらいまでは「ある程度は手広く買わないと勝てない」ということだけは確実だろうと思うに至りました。 また、馬券の

          2 競馬理論 2-3 馬連は軸1頭総流し