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2 競馬理論 2-4 オッズを見ると馬券は外れる

1 オッズは見たらダメ

馬連の場合は、馬券を買うまではオッズは絶対に見てはいけません。

これこそが私の競馬理論の最も画期的な特徴だと思います。オッズを見ずに馬券を買う人はあまりいないと思います。

まぁ見てもいいですけどね。絶対見るなと書いたのは、私が絶対見ないだけで、絶対見ないようにしたらかなり当たるようなったというだけですから。

私も人気順の単勝オッズだけは軽くチェックします。これは予想するレースの馬券的な全体構造を把握するためです。たとえば1頭ダントツ人気の1強構造なのか、2強構造・3強(三つ巴)構造なのか、人気が割れた混戦なのかというイメージです。

上位人気馬はそれなりの理由があって人気になるワケですし、馬券に絡みやすいのも上位人気馬ですので、それを知らないままだとマズいからです。

例えば手元の競馬新聞だけを見ると重い印があまり打たれていない馬でも、他の新聞では重い印だらけということが多々あります。自分の手元の新聞だけだと「こんな馬来ないだろう」なんて思ってしまうかも知れません。それを避けるために単勝人気順のオッズだけは軽くチェックします。

話がそれました。

馬連のオッズは絶対に見てはいけません。オッズを見るのは馬券を買った後のお楽しみです。

オッズなんか見るから皆さん馬券が当たらないのです。

画像は2021年の皐月賞。何度も書いているように2021年のG1は3つしか外していませんので当てた分は全部載せています。

ショボい賭け方ですが当てたのでヨシとします。



2 何のためにオッズを見るのか

私は競馬歴31年目ですが、25年以上は何も考えずに当たり前のようにオッズを見ながら予想していました。また、賭ける金額を決める際もオッズを見ながら決めていました。

私の場合は、ガミになる馬券はバカらしいと以前は思っていましたので、そうならないようにオッズを見ることが多かったです。

でもそれは取らぬ狸の皮算用そのものです。自分の願望や妄想の中で掛け算をしているだけなのです。そんなことは重々承知だと思っていても、ついつい取らぬ狸の皮の数を数えてしまっていました。

回収率の項目で書いた通り、馬券を買った瞬間に賭けたお金はゼロになりますのでガミでも何でも戻ってくればOKだと割り切ることにしたので、やっぱりオッズなんか見る必要はないのではないかと思うようになりました。

もちろん、買った馬券の全てがガミにしかならないならバカらしいですが、あまりそういうことにはなりませんし、オッズを見なくてもそうならないように賭けることは可能です。

予想するには手順が重要だと書きましたが、やはり考える時も順序が大事なのです。

例えるならば、お買い得だからという動機で、要らないモノを買ってしまうようなことです。欲しいモノを先に決めてその後でお買い得な店を探すのが正しい順序のはずで、それだと失敗しなくなるのです。

どの馬が馬券に絡みそうなのかを検討するのが先のはずで、この段階ではオッズは無関係なはずです。どの馬が馬券に絡みそうかを決めた後に馬券を買うのですから、オッズを見るにせよ少なくとも馬券を買おうとするまでは見る必要はないはずです。

私の場合は、馬券を買おうとする段階ですらオッズを見てはいけないと思っています。

画像は2021年のヴィクトリアマイル。大ガミですがグランアレグリア1本かぶりで10番人気ランブリングアレー2着なら当てただけマシだと思うしかありません。

10番人気が2着なのに馬連36.2倍しかつかず・・・。500円しか買えなかった自分が悪いので仕方なし。





3 馬券妙味、配当妙味

馬券妙味とか配当妙味という言葉をよく耳にします。私が一番嫌いな言葉です。

テレビなどで予想を披露する専門家でさえもこういった言葉をよく口にします。

『本命はコレかコレで迷いましたが、馬券妙味を考えてこちらを本命にしました』的なセリフです。

『そのどちらが馬券に絡みそうなのかを予想するのがオマエの仕事じゃねぇのかよ!!!』とツッコミたくなります。

最終的に馬券妙味で決めるのは、専門家のくせに専門知識では決定出来ないと言っているのと同じです。

私が尊敬する小説家の開高健先生もおっしゃっていました。

「筆舌につくし難いとか、声を呑んだとか、言葉を忘れたとか、こういうことを書いている人がいるんだけれども、これは敗北だな。物書きならば、何がなんでもこねあげて、表現しなければならないと思う。」


要するにプロ意識の問題だと思うのですが、予想屋ならば馬券妙味で本命を決めるだなんて恥を知しらずな真似をするなと言いたいのです。だから当たらないヤツばかりなのだということです。

基本的には人気が上の馬の方が馬券に絡むことが多いはずですので尚更だと思います。

予想屋のくせに『1番人気から買っても仕方ないので』とか言っちゃう人は本当に多いです。その1番人気の馬が買っても仕方がないような馬なのかを検討するのが本来の予想のあるべき姿のはずです。結局、やっていることは人気馬のあら探しばかりで、最初から1番人気は来ないと決め打ちして予想を披露するのですから、見ている競馬ファンとしてはたまったものではありません。

ですので、専門家がどういう存在なのかを理解した上で専門家の話をきかねばらならず、それもクドクドとnoteで書きました。(リンクのさせ方を勉強中です。)

専門家は自分が思うことを言うのが仕事ですから何を言ってもいいのですが、馬券妙味で本命を決めたりするのは競馬の予想としては根本的に間違っていると思うのです。

また長くなって文章がクドくなりそうなのでこの辺で終わりにします。次はオッズを見てはいけない理由を詳しく書きたいと思います。

画像は2021年の天皇賞・春。馬連9.4倍なのでプラスになっただけマシと考えます。一応本線で当てたようですが全く覚えていません。


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