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2 競馬理論 2-4-2 オッズを見ると馬券は外れる その2

前項からの続きです。

あくまでも馬連の話です。


1 オッズを見てはいけない理由 その1

何かを定義付けしてそこから理屈を掘り下げるのはあまり好きではありませんが、オッズについてはそういう視点から検討してみました。

オッズとは何か、ということです。

オッズとは馬券を買った人達の意見を数値化したモノです。

そして、馬券を買う大半の人は馬券が全然当たりません

ということは、オッズとは馬券が当たらない人達の意見を数値化したモノに過ぎないということになります。この側面が非常に大きいということです。

これが三段逆スライド方式三段論法ってヤツです。あまり好きではありません。時々ピンと来ない感じになりがちだからです。

話がそれました。

ですからオッズを見て予想や賭け金を決めたり変えたりすることは、当たらない連中の意見に左右されることを意味するのではないかと思うのです。

よく当たる人の意見なら参考にしてもいいと思いますが、当たらない連中の意見など耳を貸す価値は無いはずです。

でもオッズを見てしまうと、どうしても影響されてしまいます。影響されない鉄のメンタルをお持ちの方々は見ても大丈夫なのかも知れませんが、私はオッズを見るとついつい色々と余計なことを考えてしまいます。

例えば3000円くらい入れるつもりだった組み合わせのオッズが200倍なんかだったりすると、これは人によると思いますが、「思い切って1万円入れてみようか」とか「200倍もあるなら500円でいいんじゃないか」などという邪念が入ってしまいがちです。ちなみに私は性格的には後者です。前者の考え方も時には必要だとは思っています。

これが1つ目の理由で、当たらない連中の意見に左右されて予想や賭け金を決めたり変えたりしてしまうと、当たらなくて当然だということです。

画像は2021年の桜花賞。載せる順番を途中で間違えたので重複している可能性アリ。すみません。しかもガミ。堅い決着なので仕方ないです。


2 オッズを見てはいけない理由 その2

私はG1のシーズンはG1しかやりませんし、他のシーズンは基本的には日曜日のメインレースしかやりません。最も情報が多いメインレースが当てやすいと考えているからで、午前中のレースなんかは情報が少ないので大事なお金を賭ける気にはなれません。

G1レースが一番情報が多く集まりますし、実際一番当たるのがG1だと思っています。何度も書いているように2021年のG1は3つしか外していませんので、情報が多い方が当てやすく、馬券を当てるために最も重要なのは情報処理能力だという私の考えは正しいのではないかと自負しています。

私は日曜日のメインレース2つか3つの予想のために、月曜日から情報を集め始めます。それを元にメモを作成し、週末にはそのメモだけを見て予想します。私のようにかなりの時間と労力を費やして、毎週毎週命を削る思いで馬券を買うようなバカ人は、割合的にかなり少ないと思います。

私が毎週作成するメモは有料配信したいと考えていますが、買ってくれる人なんかいるはずがないと思ってますし、その前に色々と書きたいことがあるのである程度書いてしまってから配信したいと思っています。私が何日もかけて苦労して作成するメモを他の誰かが毎週作ってくれるならば私がお金を出して買いたいくらいです。

話がそれました。

競馬新聞を買ってそれだけの情報でたまに競馬を嗜むような紳士淑女や、ネットでちょろっと情報を拾って馬券を買う坊ちゃん嬢ちゃんの方が圧倒的に多いはずです。競馬新聞は高いからとスポーツ紙だけで予想する方も多いでしょう。

ましてや、ダービーや有馬記念だけしかやらないという方もたくさんいますので、オッズにはそういう方々が買った馬券まで反映されています。意外とそういう方々の方が当たるというはさておき、やはり普通に考えるとそういう方々の意見を参考にすべきではないはずです。

このように考えても、オッズを見て予想や賭け金額を決めたり変えたりするのは、紳士淑女や坊ちゃん嬢ちゃんたちの意見を参考にするようなモノだと思います。

これがオッズを見てはいけない理由その2です。

画像は2017年2月26日の中山記念。保存していた画像の万馬券を当てたヤツを選んでみました。この頃から軸1頭総流しを実験的に始めました。この年の夏以降から本格的に色々考え始めました。

11頭立て、3番人気ネオリアリズムを軸にしていたようです。1番人気アンビシャスは4着、2番人気リアルスティールは8着なので我ながら軸の決め方が素晴らしいと自画自賛。2着は8番人気サクラアンプルール、手広く買ったら当たっただけでしょう。全く覚えてません。


3 オッズを見てはいけない理由 その3

これは書く必要が無いことかも知れませんし、読むと気分を害する方もいるかも知れませんが一応書きます。

先日行われたパラリンピックを見ていたら、知的障害の方々が頑張っていました。ところがインタビューを見ていても、特におかしなことを言うワケでもなく、仕草なども普通の人が多かったです。

そこで、色々と検索してみたところ、今と昔では知的障害の認定基準(IQの数値)が異なることが判明しました。

昔の基準で判断すると知的障害に該当する人でも、現在の基準では該当しない『グレーゾーン』の方々がいて、そういう方々が日本の全人口の1/7も存在するのだそうです。知的障害の方々を含まずに1/7です。1学級に5・6人もいる計算です。

知的障害の方々が馬券を買わないと仮定すると、馬券を買った方々のうち1/7がグレーゾーンの方々という計算になります。またグレーゾーンに近い薄グレーの方々7人中1人か2人くらいはいそうな気がします。そうなると7人に3人くらいがグレーか薄グレーの方々ということになります。ほぼ半分です。

ですので、グレーや薄グレーの方々が考えて馬券を購入したとしても・・・。この辺で止めておきます。

やっぱりオッズを参考にすると白いモノまでグレーになりそうだということです。真剣に悩んでいる時にグレーゾーンの方に意見を求めようと思う人はいませんよね。

バカにしているワケではありません。私もある意味グレーというか真っ黒ですし。


4 まとめ

まとめもクソも無いのですが、軸1頭総流しにしてオッズを見ないことを約4年間約360レース実践して気がついたことは、やはりオッズを見ないことはメリットの方が大きかったということです。

100倍~300倍くらいの馬券を何度も当てましたが、そこに賭けた金額は1000円~3000円くらいが多かったです。

オッズを先に見ていたら、「どうせ来るワケないから500円でいいかな」と思ったケースも多々あったと思うのです。すると払戻金が万単位で減っていた危険性が高いです。

また、オッズを見ずに馬券を買う馬券を買った後が非常に楽しくなりました。思っていたより高配当だったりすると取らぬ狸の皮算用も楽しくなります。

もちろん、オッズを見ると馬券が当たらないというのは極論ですし、外した場合なんかは「オッズを見ておけばその組み合わせも買えたのに」、と後で思うこともあります。

そういったことを全て考慮しても、実践してみるとやはりオッズなんかは見ないに限ると断言します。

是非とも試して頂きたいと思っています。

私の馬券理論で一番言いたいのは「オッズを見るな」ということかも知れません。

馬券理論だか競馬理論なのかは自分でも意識してないのでどうでもいいですし、そもそも理論というホドでもなく、単に考えや不満を垂れ流しているだけです・・・。





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