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3 予想の要素 3-2-1 エセ血統派にご用心 初心者必読

1 エセ血統派

エセ血統派とは、血統オタクの競馬ファンのことです。

血統に少しだけ興味があるとか、血統に多少詳しいとか、そういう人は含まれません。

血統が大事なのかも知れないと思い始めたら、それはエセ血統派予備軍です。冷静に己を見つめ返して、やはり血統など関係あるはずがないということに気が付くべきです。薄々そう思っているはずです。目を覚ましてください。

競馬初心者の皆様は、競馬を始めようと思ったら周りにいる上司や先輩なんかの競馬ファンに教えを乞うとことになるのではないでしょうか。もしくはお知り合いに競馬ファンがいない場合は、ネットで検索することになるでしょう。その場合は私の記事を先に見つけたらラッキーだと思って下さい

もし競馬初心者が教えを乞う相手がエセ血統派だった場合は悲劇です。血統なんか関係ないと気がつくまでに、大切な財産を無駄に失う羽目になるのが確定してしまうからです。

ですので、この記事ではエセ血統派の見分け方からエセ血統派の特徴などを書いてみたいと思います。

また、エセ血統派予備軍の方々にも、エセ血統派独特の考え方や特徴を知ってもらうことで少しでも早く目が覚めて頂きたく思います

その反面、エセ血統派が増えれば増えるほど私の的中馬券のオッズが低くならずに済むので、本当のことは書きたくないという思いもあります。ですが私がいくら血統を否定したところで影響力などあるはずもないので、気にせずに本当のことを書いてみようと思います。


2 エセ血統派の見分け方

(1)100%確定フラグ

①『競馬はブラッドスポーツと呼ばれているんだよ』という言葉が出たら100%エセ血統派確定のフラグです。パチンコで言えばレインボー系の演出、ジャグラーでいうとペカった状態です。

『血統って予想に関係があるんですか?』と軽く質問しただけで不機嫌になれば100%エセ血統派確定です。

血統派以外の競馬ファンは、自分が大事だと思っている予想の要素に疑問を持たれても決して不機嫌になったり怒ったりはしません。血統派だけの独特の反応です。

(2)エセ血統派ほぼ確定フラグ

①『根幹距離、非根幹距離』などと、キンコンカンコン言うような人も100%エセ血統派確定と言いたいところですが、単なる学歴コンプの小難しい言葉大好き野郎の可能性もあるので微妙です。90%くらいでしょう。

②明日のレースの予想をしているのに昔の馬の話ばかりする人もエセ血統派です。要するに明日のレースの出走馬の父や母、その祖先の話は血統の話だからです。

(3)エセ血統派確率50%超のフラグ

ある程度競馬歴が長いのに馬券が全然当たらないような人エセ血統派もしくは予備軍かも知れません。具体的には、馬券を当てた話が何年も前のレースばかりな人です。

(4)エセ血統派の末期症状(100%フラグ)

エセ血統派の末期症状は、血統の話を延々とするくせに馬券を買わないという恐ろしくしょうもない末路です。あまりにも当たらないので買うのが嫌になるのだと思います。実際にそういう知り合いが複数います。また、最後の最後には競馬そのものから離れてしまいます。

★まとめ

初心者の方々は、競馬を誰かに教えてもらう際には上記の点に留意してください。くれぐれもエセ血統派に関わらないようにしましょう。


3 エセ血統派についての私見


そもそもなぜ血統なんかを信じるのかが私にはわかりません。前述したように、私は最初から関係あるはずがないと思っていました。

初心者時代にも、エセ血統派予備軍のような友人や先輩らが多かったですし、飲みながら競馬の話題になることも多かったのですが、やはり血統知識自慢大会から口論に近い感じに発展することが多々ありました。

『府中はよぉ、トニービーン産駒から買えば間違いないんだよ』と、コレばっかり言う先輩がいました。翌日のレースにはトニービーン産駒が4頭出ていたので『この4頭しか買わないってことですか?』と何気なく質問したら『そういうことじゃねぇんだよ』と言われました。

どういうことなのかをしつこく質問したのですが、結局不機嫌になるばかりでした。

その後は猫も杓子もサンデーサイレンス産駒がいいと言ってましたし、最近までは猫も杓子もディープ産駒ディープ産駒・・・。

ホントに血統が好きな人が多いなぁと常々感じます。だからみんな当たらないのだろうと思います。

競馬ファンが血統が重要だと勘違いしてしまう理由の1つは、競馬がブラッドスポーツだということで、あまり深く考えずに血統が重要なのだと思っているケースが大半でしょう。

ところがエセ血統派やその予備軍は、なぜ血統にのめりこむのかがわかりませんでした。

私なりに考えてみました。

私見その1

『兄貴のハゲ方が親父にそっくり、オレも時間の問題だな』

『毎朝枕に大量の抜け毛が・・・』

『自分がチビなのは親父そっくりだから仕方がない』

『自分がバカなのも親父そっくりだから仕方がない』

『嫁に行き遅れた太った姉を母親と見間違う回数が増えてきた』

この辺でやめておきますが、日常生活で嫌でも遺伝的な残酷な現実を突きつけられて生きている方々は競馬の予想においても血統抜きでは考えられないのかも知れません。知らんけど。


私見その2

『競馬以外の趣味はゲームかアニメ鑑賞くらいだ』

『女の子の手を握ったのは小学校のフォークダンスが最後だった』

『みんな何が楽しくて生きてるんだろう』

『よし、今日も張り切ってネットに誹謗中傷を書き込もう』

これもこの辺でやめておきますが、やはりある程度の年齢になると共通の趣味を持つ人以外には新しい知り合いは出来にくいですので、どうしても1人で部屋にこもることが多くなるのでしょう。

競馬ファン同士で仲良くなることもありますが、エセ血統派の場合は知識自慢のマウント合戦になるだけなので仲良くなれるはずがありません。エセ血統派以外の人に血統の話ばかりしても嫌われるだけですので、もうどうにもならないのだと思います。

1人でいると、自分の中だけの理屈でしか物事を考えなくなり、他の人の意見なんかも届かなくなるので、競馬好きならばエセ血統派になりがちなのではないかと思います。知らんけど。

私見その3以降は自粛します。悪口を書くだけですので。

画像は2016年の有馬記念。筋トレのジムで泥棒に盗まれたお金が戻ってきたので全額1点勝負。まだ現在の競馬理論確立前でした。

4 エセ血統派とキタサンブラック

私が大好きなキタサンブラック

天皇賞・春と菊花賞を勝ったというのに最後の最後までエセ血統派は距離不安説を唱え続けました

3200mと3000mのG1を勝った馬に距離不安だなんて、正気の沙汰とは思えません。母父が短距離王のサクラバクシンオーだったのが要因だったそうです。

私はバクシンオーにも馬券的にかなりお世話になりましたし、好きな馬トップ10に入りますが、血統的には興味がありません

画像は2017年の大阪杯。キタサンブラックありがとう。この頃から現在の競馬理論が確立しつつありました。



ヤフコメなんかは信用してませんが、ヤフコメにキタサンブラックの距離不安を書き込む人が多かったこと。しかも4桁のいいね的なマークが・・・。

実際あんなに強かったのに単勝オッズは最後まで2倍を割らなかったように記憶しています。いかにエセ血統派やその予備軍が多いのかを如実に示していたか、ということだと思います。

おかげ様で馬券的にはいい思いをしました。エセ血統派の皆様には感謝しています。

キタサンブラックで当てた画像はもっとあるはずなのですが画像が多すぎて探せず。まぁあまりたくさん載せても自慢みたいになるだけなのでやめておきます。



5 まとめ

まとめもクソもありませんが、初心者の方々は誰かに競馬を教わる際には注意が必要です。

出来るだけ社交的っぽい人で、明るい人で、友人が多い人彼女がいる人既婚者を選ぶのが無難でしょう。これだけでエセ血統派率がグンと下がるはずです。知らんけど。

もし競馬を教わった後でエセ血統派だと発覚した場合には、何でもいいので理由をつけてなるべく早めに関わりを断ちましょう。そして他の人から競馬を教えてもらいましょう

血統は何でも説明出来てしまうので、妄信する人が多いのです。まるで信仰宗教の信者のようです。

もしくは、別の例えをするならば血統は幽霊話みたいなモノなのです。

『幽霊の正体見たり枯れ尾花』という諺があります。普段から幽霊にビビっている人は、揺れる柳の枝でも幽霊に見えてしまうというような意味だったと思います。

何でも幽霊のせいだと怖がる人がけっこうたくさんいるのと同じで、血統を信じてしまう人も多いのです。

何を信じるかは個人の自由なのですが、その世界に引き込まれないようにせねばなりません。

競馬は正しく考えて正しく判断すれば、かなり当たりますしかなりプラス収支になりますので血統なんかは一切興味を持ってはいけません。


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