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#コーチングスキル:コーチングスキルに関しての言語化

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傾聴、承認、フィードバックなど、いわゆるコーチングスキルに関して、体験談を交えながら言語化
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#コーチングセッション

「どこに座る?」の一言から1on1を始める理学療法士・作業療法士・言語聴覚士のリーダーは主体性を促せる

コーチングマインドの一つに、 「相手の主体性を促す」 がある。 主体性が本当の意味で促される時は、 「自分で選択している」 のが基本となる。 〜〜〜 つまり、人は、他の人に決められて動き、何かうまく行かなかったときに、どうしても、 「あの人に言われたから。。。」 と他責になりがち。 逆に、自分で決めた時は、 「まぁ、自分で言ったしな。」 と、自分ごととしてと落とし込める。 〜〜〜 例えば、対面で行うセッションの場合、座る位置なども、まずは、クライア

「1on1どのぐらいの頻度がいい?」と聞ける理学療法士・作業療法士・言語聴覚士のリーダーはスタッフの自主性を引き出せる

先日、ある組織のマネジメントをしている方のお話しを聞いて感銘を受けた。 その方は、部署内で、1on1を始める時に、スタッフ一人ひとりに、 「これから、1on1を定期的にやりたいんだけど、どのぐらいの頻度がいい?」 と確認を行ったとのこと。 〜〜〜 そうすると、あるスタッフは、 「毎週が良いです!」 他のスタッフは、 「いやぁ〜〜〜、1ヶ月に一回で充分です。」 と、いろいろな声があり、基本的には、スタッフの意見を尊重しながら、1on1を進めているとのこと。

コーチングセッションで、目標達成と自己理解の両輪を廻していく

コーチングの定義として、国際コーチング連盟では、 と表現している。 〜〜〜 この、 「自身の可能性を公私において最大化させる」 ために、必要なことが、 目標達成 と 自己理解 だと、私は思っている。 〜〜〜 コーチングセッションというと、目標達成の効果的なツールとして理解されていることも多いけど、 目標を達成させるために、欠かすことができないのが、 「自己理解」。 自己理解、、、自分が、どのように世界を認識しているか、自己認識。 そして、世界から

「あなたは、自分の背中を見ることができますか?」〜フィードバックのお話し〜

今回のタイトル、 「あなたは、自分の背中を見ることができますか?」 これだけだと、 「えっ?!何の話?」 となるよね(笑) なので、副題に、 「フィードバックのお話し」 と入れたのだけど、余計分からなくなるという説も(笑) 〜〜〜 コーチングスキルのフィードバックは、目標目的から、どのぐらい自分がずれているかの、あくまでも事実を伝えてもらうというのが、もともとの意味。 その意味で言うと、タイトルに関しての伏線を回収していくなら、 ある人は、パリや、ミラノ

「印象で話を進めるのには、限界がある。」〜数値化するかこそ、分かること〜

同じ組織で働いていても、例えば、あるイベントの申込者数が12名だとしても、 「いゃぁ、最近、なんか申込の数が減っていて〜。」 「そぉ?こないだは、大勢来ていたよ。」 「まぁ、あまり前と変わらないんじゃない?!」 「半年前よりは、増えているはず。」 人それぞれの印象を持っていることが多い。 〜〜〜 こう言った時は、やはり、目に見える事実、数字を出すことが有効。 先ほどの例で、条件として、平均申込者数10名だとしたら、 「いゃぁ、最近、なんか申込の数が減っていて

やり方とあり方のバランスが取れるようになる〜コーチングセッションの効果〜

やり方 doingと、あり方 being。 私は、コーチングセッションを受け始めて、自分が、かなり、やり方にバランスが傾きやすい傾向にあることに気がついた。 この辺りは、先日、「主語を自分に。」でも言語化したことに近い。 〜〜〜 あり方 beingは、主語が自分になりやすくて、 「私は、○○とありたい。」 となり、やり方 doingは、 「私は、○○をしたい。」 と、あり方とそんなに変わらないと思うかも知れないけど、実は、その前に、 「上司がこう言っているの

コーチングセッションで、「主語を自分」にすることの効果

「コーチングセッションを受けると、どんな効果がありますか?」 コーチという仕事をしていると、よくいただく質問の一つ。 そんな時に、私がお伝えすることが多いのが、 「コーチングセッションを受けると、主語が自分になりやすくなります。」 ということ。 〜〜〜 「主語が自分?! 当たり前じゃないの?!」 そんな声も聞こえてきそうだけど、人は意外と話す時に、 「あの人が、こう言っていた。」 「上司がこう言っているので。」 「親が言ってきたので。」 「妻に言われて

対話において、話す熱量が上がったことを見逃さない〜コーチの視点〜

コーチングセッションでの対話において、それまで、淡々と話をしていたクライアントの方が、 ふとしたことをきっかけに、一気に熱量が上がり、早口になったり、身振り手振りが大きくなったり、声のトーンが上がったり、声が大きくなったり、身を乗り出してきたり、 そんな瞬間ってあるんだよね。 〜〜〜 コーチをしていて、こういったクライアントの方の、話している内容は勿論だけど、非言語の声、表情、しぐさ、ジェスチャーなどの変化にはアンテナを張るようにしている。 「今、一気に声のトーンが

クライアントとの交差点を探す〜コーチとして大切にしているマインド〜

「交差点を探す。」 ここ最近、私が、強く意識していること。 コーチングセッションを提供する際に、クライアントのニーズを確認することは、とても大事。 そして、提供できることを、伝えることも大事。 〜〜〜 その意味で、コーチングセッションにおいて、クライアントとコーチの 「交差点」 を探す。 このことは、コーチングの三大原則の一つ、 「双方向性」 にも通じることなんだよね。 〜〜〜 そして、このことは、コーチングセッションだけに限らず、人との関係性をつくる

一人ひとりのユニークさを大切にしていく〜コーチ×理学療法士の人を見る視点〜

人は一人ひとりのストーリー、物語を持っている。 この前提が、私はしっくりくる。 クリフトンストレングス®︎の中に個別化という資質があって、私は、この個別化は第5位。 個別化は、ざっくり言うと、人それぞれ違って、それぞれ強みを持っていることを自然と受け入れることができる、私も大好きな資質。 〜〜〜 一人ひとりのユニークさ。 いわゆる個性みたいなもので、ここに注目しながら、丁寧に対話をしていくと、 自然と、目の前の人が、自分の強みや才能に気づきやすくなる。 そうで

「人は忘れやすいから、継続できることは強みとなる」〜コーチングセッションを受けて継続力を身につける〜

人って、めちゃくちゃ忘れやすい生き物↓ ただ、忘れることを嘆いていても、状況は変わらないので、大切なことは、復習したりする、つまり、継続することなんだよね。 〜〜〜 コーチングを学び始めた時に、コーチングの三大原則があることを教わり、それは、 双方向性 多様性 そして、 継続性。 要は、コーチとして、クライアントに関わる時に、継続的に関わることが大切ということなんだけど、 これは、私が2016年から学び始めて、めちゃくちゃ実感していて、 イメージ的に、波を盛

「出来ていない」と思うことを、書き出したり、人に話してみることの効果〜コーチングセッションのクライアントからの声🗣️〜

先日、クライアント(理学療法士 自費整体院 院長)の方から、コーチングセッションを受けての変化ということで、このような感想をいただいた↓(SNSなどへの公開の許可をいただき掲載) 「出来ていないことを洗い出し、しっかりと認識できるようになってきている。 仕事等、やることがはっきりしやすくなり、行動がしやすくなっている。」 ちなみに、この方は、コーチングセッションを受ける前は↓ 「出来ていないことが整理、認識出来ていなかった。 出来ていないことが認識出来ていないので、

神社で「お願い」をするのではなく、「宣言」してみる〜コーチの視点〜

2024年がスタートして、多くの方が初詣に出かけると思うけど、 私も、家族といつもの神社に初詣に行き、ふと、 「お願いではなく、宣言に変えてみよう☝️」 思い立ち、実践。 ちなみに、 「○○してください。」 が、お願いで、 「○○します。」 が、宣言と、ここでは定義。 〜〜〜 この辺りって、コーチングセッションにも近いところがあって、 コーチングセッションでは、基本、後者の宣言をマイコーチに行う。(もちろん、何かお願いごとをするときや、サポートを求めると

自分の言葉で、自分のことを話す〜コーチングセッションの効果〜

今回のタイトル、 「自分の言葉で、自分のことを話す」 裏を返すと、 「人の言葉で、人のことを話す」 もちろん、この様な場面もあるけど、 コーチングセッションでは、できるだけ、前者な場面をつくりだせるように、コーチとして関わっている。 〜〜〜 日常的な会話や仕事場面では、目の前に相手がいるので、相手に合わせながら、使う言葉やリアクションなども変えていくのは、ある種、普通に起きること。 だけど、コーチングセッションのような守秘義務が守られ、安心安全な場では、そのよ