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#コーチングスキル:コーチングスキルに関しての言語化

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傾聴、承認、フィードバックなど、いわゆるコーチングスキルに関して、体験談を交えながら言語化
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気づきを促す理学療法士・作業療法士・言語聴覚士のリーダーはシンプルな問いを置いている

「こうこうこうで、これは、私としてはそう思っていて、もちろん、これが合っているとは思わないし、人それぞれあると思うけど。でも、正しいことは大事で。でも、結局は、自分がどうしたいかなんだけど、あなたはどうしたい?」 もし、自分がリーダーや上司から、このような質問をされたらどうだろう? 最後は、 「あなたはどうしたい?」 と、一見オープンクエスチョンに聞こえるけど、それまでの前置きが長くて、きっと聞いているスタッフは、 「あぁ、○○さんは、こう言って欲しいんだろうな。。

1on1で目的地を確認できる理学療法士・作業療法士・言語聴覚士のリーダーになろう

みなさん、タクシーに乗って最初にすることって何でしょうか? 多くの人はというか、基本的には、 「行き先(目的地)を、伝える」 だと思います。 〜〜〜 最近、1on1が、さまざまなところで大事と言われて、スタッフとのコミュニケーションの一環として行なっている人も多いのでは。 1on1にコーチングの要素を取り入れて、より効果的にしたいという思いから、 コーチングを学び始めるリーダーの方もいる中で、私は、上記の話を行うことが多い。 〜〜〜 1on1を効果的にするた

シンプルな問いを繰り返す理学療法士・作業療法士・言語聴覚士のリーダーは対話を深められる

人はついつい、あれこれ聞きたくなり、たくさん質問してしまう。 一つひとつの質問は全然問題ないし、むしろ相手に興味関心があることも伝わり、良いとは思うけど、 質問が2、3つ重なってくると、結局、何を聞かれて、何を答えて良いかわからなくなる。 〜〜〜 その中で、私は、質問というスキルをコミュニケーションやコーチングの研修の時にお伝えしているのが、 「質問は1回につき、1つまで。」 これを意識するだけでも、相手の反応が変わる。 上記みたいに、2、3って投げて、相手から

スタッフを観察し対話できている理学療法士・作業療法士・言語聴覚士のリーダーは眼差しが温かい

コーチングスキルの承認、相手を認めて伝えるがある。 承認は、結果承認、変化承認、存在承認の3つがあり、この中で、存在承認、 つまり、そもそもの相手の存在を認めることは、かなりパワフルで、スタッフを勇気づける。 存在承認の反対にあるのが、無視・無関心。 〜〜〜 先日とある、1on2の機会をいただき、上司と部下の方の対話にコーチという立場でジョインした。 そこで出会った上司の方のあり方が素晴らしく、部下の方へのコメント一つとっても、温かく、 「あぁ、日頃から、部下の

その人らしさを大切にできる理学療法士・作業療法士・言語聴覚士のリーダーは承認上手

人は、油断すると、誰かと比較してしまい、時には自分がやりたいことより、比較の中で自分の立ち振る舞いを決めてしまうこともある。 もちろん、人は多様性の中で生きていて、誰かと比べちゃいけない!ということではないのだけど、 比較した上でも、 「じゃ、自分らしさって、何だろう?」 と、ベクトルを自分に向けることが建設的だと、私は思っている。 〜〜〜 リーダーとして、スタッフ一人ひとりの個性、特性を見極めて関わることは、とても大事で、 そのためには、スタッフ一人ひとりをよ

理想があるから現状とのギャップで悩む【プロコーチの視点】

悩みや課題があると言うことは、裏を返すと、そこに自分の理想があることとも言える。 では、自分の思い描いた理想な状態って、どんなもの? コーチングセッションでは、よくゴールを描くと言うけど、 「ゴール=理想の状態」 と言うことになり、このことを明確にするだけでも、悩みや課題の理由も分かってくる。 〜〜〜 そして、何よりのポイントは、そのことを自分の頭の中でぐるぐるさせるだけでなく、 コーチという第三者に、自分の言葉で話してみて、自分の言葉に気づくことが、コーチング

一緒に考えられる理学療法士・作業療法士・言語聴覚士のリーダーは質問をしている

「質問は、何のためにする?」 このような問いを置かれると、いかかでしょうか? 仕事において、多くは、質問は、情報を確認したり、進捗を確認したりする。 というように、質問する側が聞きたい情報を得るためにすることが多い。 〜〜〜 一方、コーチングスキルの質問となると、主体は、質問する側ではなく、質問を受ける側、つまりクライアントが主となる。 これを仕事に置き換えると、スタッフが主体的に、スタッフ自身が主語を自分にして、 「私は、、、」 となる、そのようなイメージ。

【音声で学ぶ】理学療法士・作業療法士・言語聴覚士のリーダーが知っておきたいスタッフのマネジメントで悩んだ時に役立つコーチングスキル10選

理学療法士・作業療法士・言語聴覚士のリーダーが日々の業務の中で、スタッフのモチベーションを維持し、チーム全体のパフォーマンスを向上させるためには、効果的なマネジメントスキルが欠かせません。 リーダーとして、どのようにスタッフとコミュニケーションを取り、信頼関係を築いていくかは非常に重要です。 そこで、私自身のコーチング×理学療法士としての経験を基に、スタッフのマネジメントで役立つ実践的なコーチングスキルを10個厳選し、音声配信で紹介します🎤 一つひとつの記事は、すぐに実

聞き上手な理学療法士・作業療法士・言語聴覚士のリーダーは主語を自分にさせる

聞き上手なリーダーと聞くと、どんなスキルを使っていそう? ちなみにこの場合の聞く、傾聴の聞くだけでなく、どんな質問をするかという意味合いが強い。 〜〜〜 聞き上手で、スタッフのやる気を引き出しているリーダーを観察したり、 実際にそのリーダーにお話を聞いてみると、 「主語をスタッフ自身にさせる質問をしている」 〜〜〜 つまり、スタッフに、 「あなたは、そのことについては、どう考えているの?」 だったり、 「これから、あなたはどうしたいの?」 と、 「あな

【理学療法士・作業療法士・言語聴覚士のリーダーが知っておきたい】スタッフのマネジメントで悩んだ時に役立つコーチングスキル10選

理学療法士・作業療法士・言語聴覚士のリーダーが日々の業務の中で、スタッフのモチベーションを維持し、チーム全体のパフォーマンスを向上させるためには、効果的なマネジメントスキルが欠かせません。 リーダーとして、どのようにスタッフとコミュニケーションを取り、信頼関係を築いていくかは非常に重要です。 そこで、私自身のコーチング×理学療法士としての経験を基に、スタッフのマネジメントで役立つ実践的なコーチングスキルを10個厳選し、紹介することにしました。 一つひとつの記事は、すぐに

待てる理学療法士・作業療法士・言語聴覚士のリーダーは主体性を育める

仕事をする中で、スタッフの主体性を育むべく、 質問をして考えてもらうことは、多くのリーダーが行っている。 この時に、課題の緊急性や重要度によっても変わってくるが、 いかに、質問をした後に、スタッフから言葉が出てくるのか、リーダーとして、 「待てる」 かがポイントになってくる。 〜〜〜 ちなみに、主体性と似た言葉で、自主性がある。 この言葉の違いは、 〜〜〜 スタッフを指導、特に、新人を指導する際には、順番的には、 自主性→主体性 という流れが良くて、つ

応援するというマインドを持てる理学療法士・作業療法士・言語聴覚士のリーダーは笑顔が多い

マネジメントにおいては、 「他者を通じて物事を成し遂げる」 私は、このH.クーンツとC.オドンネルの定義が好き。 プレイヤーの時は、自分で物事を成し遂げることに注力するけど、 マネージャーとなれば、上記のマインドが必要となる。 〜〜〜 では、 「他者を通じて物事を成し遂げる」 時に、マネージャー、リーダーとして大切なことが、 私は、 「スタッフを応援する」 というマインドを持つことだと信じている。 人は、応援されると、困難な状況を乗り越えることができる

対話は、人と話しているようで、自分と話している【プロコーチの視点】

対話には、2つの種類がある。 いわゆる、対話というと、対、人とのコミュニケーション、そのようなイメージがあるけど、 実は、人は目の前の人と話しているようで、常に自分とも対話を繰り返している。 〜〜〜 そして、量的には、自分との対話というのが、1日の中で圧倒的に多い。 つまり、朝起きて、布団から出る時も、知らずのうちに、 「さて、起きるか、もう少し寝るか」 そのようなものも、全て自分との対話になる。 〜〜〜 このように、自分との対話は基本、頭の中で行うことが多

障がい児通所支援事業所の管理職へのコーチング研修(スキル編)を実施してきました

7月3日に、埼玉県で、4つの障がい児通所支援を運営している、 一般社団法人歩未(あゆみ)様の、管理職向けにコーチング研修を実施してきました。 今回も、私の大切な人から縁を繋いでいただき、歩未様の代表と知り合うことができ、対話をさせていただく中で、 コーチングマインドやスキルを通じて、まずは、管理職の皆さまに集合研修を行わせていただきました。(研修自体は全2回で、その後、どのようにコーチング文化を組織に根付かせていくかは、研修後に展開していく予定です。) 管理職の方に加