モリンゲン

だいたい45歳。こじらせてしまったクソみたいな人生をどうにかしようと思っている。良い習…

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だいたい45歳。こじらせてしまったクソみたいな人生をどうにかしようと思っている。良い習慣を身に着けて、もう少しマシな人間に慣れるように精進する。

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    これまでの人生で感じた、特に好きなコトやモノを紹介します。あなたの趣味と合いますか?一覧だけでも是非ご覧頂き、少しでもシンパシーを感じましたら、リアクションをして頂けるとうれしいです。私も興味もってあなたのnoteを見に行きます。

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記事一覧

固定された記事

表紙

ひょんな事から、生きづらい日常のより所としてnoteを始めました。 noteを続ける理由は、後ろ向きな自分の角度を少し変えるためです。 変な使い方かもしれないけど、気長に…

モリンゲン
1か月前
16

ちいかわとハリネズミくん

「あっ、なんか似ているな。」と思ったというお話です。 ※個人の感想です。 ちいかわのことをよく知らなくて、ハリネズミくんのことが好きな方(少数派だと思います)は…

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#好き029 霧につつまれたハリネズミ

ユーリ・ノルシュテインによるアニメーション。学生のころにアニメーションに興味がわいて、日本のセル画アニメだけでなく、いろいろな作品を見あさった時期がある。その中…

6

連休のデート

今日、妻が化粧をしていたので、思い切って声をかけた。 珍しく買い物に出かけるというので、私も行くと言ってみたら、特に嫌がる様子もなかったので、一緒についていくこ…

7

#好き028 ナビィの恋

沖縄の離島を舞台とした1999年の映画。 なぜこのような映画を作ることができたのか、私には詳しいことはわからないが、当時の沖縄民謡の大御所たちがキャストとして登場し…

モリンゲン
10日前
5

#好き027 グレート・ギャッツビー

フィッツジェラルドの小説、複数の翻訳版が存在しているが、私は村上春樹が訳したものを、発売日に手にして読んだ。当時村上春樹は、本書が本人にとって最も重要な本である…

モリンゲン
2週間前
7

#好き026 kocorono

ブッチャーズのギターの音が好きで、このアルバムをよく聴いた。 それほど音楽に詳しいわけでも、好きなわけでもないため、あまりライブにも足を運んだことはなく、まして…

モリンゲン
2週間前
5

#好き025 PERFECT DAYS

シアターを出たあと、見える世界が変わった。 平山の日常の生活が淡々と描写される。その暮らしぶりは楽には見えず、質素で単調である。客観的に見ると、社会から孤立し、…

モリンゲン
3週間前
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#好き024 ライ麦畑でつかまえて

J・D・サリンジャーによる唯一の長編小説 私が初めて読んだのは高校生の時で、16歳か17歳のときだ。 アメリカで道徳的に発禁になっただの、ジョン・レノンを射殺した犯人が…

モリンゲン
3週間前
10

#好き023 Audible

Audibleは現在1,500円/月のサブスク契約が基本で、およそ40万タイトルのうちの12万タイトルの書籍が聴き放題になるサービスである。 たびたび無料だったり、それに近いよ…

モリンゲン
3週間前
11

㊗岩倉美津未と成瀬あかりの本屋大賞

2024年の本屋大賞に「成瀬は天下を取りにいく」が選ばれました。 本屋大賞という賞には賛否があるようですが、私はわりと肯定的にとらえていて、やはり売れる本というのは…

モリンゲン
3週間前
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春の日記

桜の季節なので、今日は公園で昼食をとりました。 いつもは職場のでデスクで食べています。 公園の近くにはお気に入りのタイ料理屋さんがあって、グリーンカレーのお弁当…

モリンゲン
1か月前
4

生きゆるむ

「生き急ぐ」という言葉がある。 面白いもので、前に突き進むポジティブな印象と、死に向かっていくネガティブな印象の、両方の側面を持ち合わせている。 具体的にイメー…

モリンゲン
1か月前
4

#好き022 平家物語

これまでの人生で、最も好きなアニメ。 私にとっては、あらゆる要素が奇跡的にマッチした作品である。 800年以上ものあいだ、途切れることなく改良を重ね語り継がれてきた…

モリンゲン
1か月前
15

死後、フロッピーディスクから見つかった安部公房の遺作『飛ぶ男』が2月28日に発売

というタイトルの記事が目についた。 砂の女の記事で書いた通り、私は安部公房の作品のファンである。また、著者の死後にフロッピーディスクから遺作が見つかるというのは…

モリンゲン
1か月前
8

㊗アカデミー賞受賞!映画「君たちはどう生きるか」の雑記

noteを初めて約1ヶ月、独りよがりの投稿ばかりをしてきましたが、ホットな話題にも触れてみようと思って初チャレンジです。 ホットな話題と言っても「君たちはどう生きる…

モリンゲン
1か月前
20
固定された記事

表紙

ひょんな事から、生きづらい日常のより所としてnoteを始めました。 noteを続ける理由は、後ろ向きな自分の角度を少し変えるためです。 変な使い方かもしれないけど、気長に続けたいと思います。 noteで実施中のこと noteを書く 肉体改善(ダイエット&筋トレ) 睡眠改善 ダクソのゲーム実況 書いている記事

ちいかわとハリネズミくん

「あっ、なんか似ているな。」と思ったというお話です。 ※個人の感想です。 ちいかわのことをよく知らなくて、ハリネズミくんのことが好きな方(少数派だと思います)は、ぜひちいかわにも興味を持っていただくといいと思います。 ちいかわはわかるけど、ハリネズミくんを知らない、またはよく覚えていないと言う方は、是非一度以下の動画を御覧ください。 アニメーションの巨匠と言われ、宮崎駿や高畑勲もリスペクトしているユーリ・ノルシュテインによる「霧につつまれたハリネズミ」という名作アニメー

#好き029 霧につつまれたハリネズミ

ユーリ・ノルシュテインによるアニメーション。学生のころにアニメーションに興味がわいて、日本のセル画アニメだけでなく、いろいろな作品を見あさった時期がある。その中でも特にお気に入りなのが、ユーリ・ノルシュテインの「霧につつまれたハリネズミ」と「話の話」である。なんだかんだ総合的には、ジブリやアキラなどの日本のアニメのすばらしさは群を抜ていると思ったのだが、ユーリ・ノルシュテインの作品に関しては、まったくの別次元であり、まるでお気に入りの詩や絵画のような存在である。また、当時住ん

連休のデート

今日、妻が化粧をしていたので、思い切って声をかけた。 珍しく買い物に出かけるというので、私も行くと言ってみたら、特に嫌がる様子もなかったので、一緒についていくことにした。 車ではなく、バスと電車を乗り継いでデパート行くようだ。 バスがなかなか来なかっので、隣のバス停まで歩く。それで早くなるわけでも、安くなるわけでもない。健康のためなのか、じっと待っているのが嫌だったのか、彼女は歩くのが好きではないはずなので、私はその判断を意外に思った。 買い物の目的は、推しグッズと化粧品

#好き028 ナビィの恋

沖縄の離島を舞台とした1999年の映画。 なぜこのような映画を作ることができたのか、私には詳しいことはわからないが、当時の沖縄民謡の大御所たちがキャストとして登場し、最高の音楽と、イマイチな演技を披露してくれる。登川誠仁、嘉手苅林昌、 大城美佐子、山里勇吉など、今は皆、鬼籍に入っている。 私は、沖縄には縁もゆかりもないのだが、中学卒業のときに家族で旅行に行ったのがきっかけだったのか、沖縄のことがすっかり好きになり、沖縄音楽もたくさん聴いた。この映画のサントラももちろん最高

#好き027 グレート・ギャッツビー

フィッツジェラルドの小説、複数の翻訳版が存在しているが、私は村上春樹が訳したものを、発売日に手にして読んだ。当時村上春樹は、本書が本人にとって最も重要な本であると紹介していた。 お気に入りの本には、お気に入りと思える登場人物が存在してることが多い。特に語り手が主人公が場合、実際の言動以上に、その人物の思考を知ることができるため、シンパシーを感じたり、好感を持つようになる。「ライ麦畑でつかまえて」のホールデンや「異邦人」のムルソーや「罪と罰」のラスコーリニコフや「変身」のザム

#好き026 kocorono

ブッチャーズのギターの音が好きで、このアルバムをよく聴いた。 それほど音楽に詳しいわけでも、好きなわけでもないため、あまりライブにも足を運んだことはなく、ましてやライブハウスなんて数えるほどしか行ったことはないけど、二十歳のころに確か新宿のロフトプラスワンでブッチャーズのライブを見に行ったことがあったような気がする。△がでたころだろうか。それともNumber Girlだっただろうか、音楽から離れすぎて、音楽を聴いていたときの記憶も感情も薄れている。 こういうエレキギターの

#好き025 PERFECT DAYS

シアターを出たあと、見える世界が変わった。 平山の日常の生活が淡々と描写される。その暮らしぶりは楽には見えず、質素で単調である。客観的に見ると、社会から孤立し、経済的にも精神的にも豊かには見えない。Perfect Daysなどとは、ほど遠く感じる。 しかし、その平山の日常を繰り返し観察をすると、暮らしの中には様々なルーティンがあり、平山がそれを大切にしている様子がうかがえる。そして平山は、その日常の中に小さな喜びを見いだし、質素ながら平穏な暮らしをしていることがわかる。他

#好き024 ライ麦畑でつかまえて

J・D・サリンジャーによる唯一の長編小説 私が初めて読んだのは高校生の時で、16歳か17歳のときだ。 アメリカで道徳的に発禁になっただの、ジョン・レノンを射殺した犯人が犯行現場で読んでいただの、健全な反骨精神をはぐくむために10代で読むべきクールな本の代表格として、盛大な前評判によるバイアスがかかった状態で読んだわけだが、10代だった私もその例外に漏れることなく、ホールデン・コールフィールドに大いにシンパシーを感じた。 所謂文学的な作品としてのお気に入りなのとは少し違うが、

#好き023 Audible

Audibleは現在1,500円/月のサブスク契約が基本で、およそ40万タイトルのうちの12万タイトルの書籍が聴き放題になるサービスである。 たびたび無料だったり、それに近いような大幅な割引キャンペーンをしていて、解約も再契約も簡単な操作で行えるため、私は結構頻繁に契約を切り替えていて、1年間のうちに大体4ヶ月間ほど利用をしているのだが、その半分はちゃっかり無料のキャンペーンの恩恵を受けている。 何年か前までは今のようなサービスではなく、無料配信のタイトル数は大幅に少なく

㊗岩倉美津未と成瀬あかりの本屋大賞

2024年の本屋大賞に「成瀬は天下を取りにいく」が選ばれました。 本屋大賞という賞には賛否があるようですが、私はわりと肯定的にとらえていて、やはり売れる本というのは、今の時代を反映していて、読者を選ぶことなく、エンターテイメントとしての素直な面白さがあるように思います。 「成瀬は天下を取りにいく」は、本屋大賞受賞の記事を見てから、Audibleで配信されていることを確認して、その日の帰りと、翌日の通勤の時間を利用して聴きました。とても愉快なお話で、明るい気持ちになれました

春の日記

桜の季節なので、今日は公園で昼食をとりました。 いつもは職場のでデスクで食べています。 公園の近くにはお気に入りのタイ料理屋さんがあって、グリーンカレーのお弁当を売っています。買い物をすると、店員さんが両手を合わせて、おそらく「ありがとうと」の意味の言葉を掛けながらお辞儀をしてくれます。もしかしたら、何かお祈りをしてくれているのかもしれません。それから、お釣りの小銭を渡すとき、片方の手を私の手の下に添え、両手を使って丁寧に渡してくれます。そんな店員さんのしぐさと、具が沢山入

生きゆるむ

「生き急ぐ」という言葉がある。 面白いもので、前に突き進むポジティブな印象と、死に向かっていくネガティブな印象の、両方の側面を持ち合わせている。 具体的にイメージをしてみると、幕末の志士だとか、身を粉にして世界を救うスーパーヒーローだとか、作品制作に心血を注ぎ衰弱する芸術家だとか、焦燥に駆られ戦い続ける格闘家だとか、危険を顧みずに秘境の地を目指す冒険家だとか、そんな人たちが思い浮かんだ。周りの人には心配を掛けていそうだが、当の本人は一心不乱で、なんだか少し楽しそうでもある。

#好き022 平家物語

これまでの人生で、最も好きなアニメ。 私にとっては、あらゆる要素が奇跡的にマッチした作品である。 800年以上ものあいだ、途切れることなく改良を重ね語り継がれてきたその物語は、古典とは言え、現代人の心をも揺さぶる。アニメによるオリジナルの脚色もあるが、物語の大まかなストーリーはすでに知っているにもよらず、回を重ねるごとに、その物語の行く末に心を奪われた。そして、全話を見終わった時には、これまでに感じたことがないほどのアニメロスに陥った。 構成、色彩、音楽、声優、作画、など

死後、フロッピーディスクから見つかった安部公房の遺作『飛ぶ男』が2月28日に発売

というタイトルの記事が目についた。 砂の女の記事で書いた通り、私は安部公房の作品のファンである。また、著者の死後にフロッピーディスクから遺作が見つかるというのは、日本文学史上初のことだと言われており、センセーショナルで非常に魅力的な見出しの記事だ。 しかし、よくよく内容を読んでみると「飛ぶ男」は、安部公房が急逝した翌年にすでに単行本で刊行されている。つまり、完全な新作が発掘されたわけではない。どういうことかというと、単行本化された原稿は、安部公房の死後に夫人によって編集さ

㊗アカデミー賞受賞!映画「君たちはどう生きるか」の雑記

noteを初めて約1ヶ月、独りよがりの投稿ばかりをしてきましたが、ホットな話題にも触れてみようと思って初チャレンジです。 ホットな話題と言っても「君たちはどう生きるか」がアカデミー賞を受賞したのはすでに10日前の出来事で、私はそのことを、お薦めに上がってきた以下のnoteの記事で知りました。 まず始めに申し上げますと、私はジブリアンチではありません。 宮崎駿監督(以下、宮さん)には、一方的な親しみを覚えていて、ようするに大ファンです。しかし、宮さん以外が監督をしているジブ