成果を上げるビジネス書籍の読み方術 (知識を知恵に変える編)
ビジネス書を読む目的は
学んだことを実践したり、、、
アイデアを着想したり、、、
人に伝えるために自分の言葉にして置き換えたり、、、
だと思います。
しかし、
学んだことを、さぁ実践しよう!
学んだことを、自分の言葉として人に伝えよう!
と意気込んでも、ことはそれほど簡単になことではありません。
近年、ハック本やYoutuberが「稼ぐ方法を教えます」というようなコンテンツを発信していますが、私の周りで成果を上げた人を知りません。
何故でしょうか?
ちょっと考えれば、答えは簡単に見つかります。
成功した人は、その人ならではの特性(強み、能力、スキル、環境)を元にしたコンテンツだからこそ、成果を上げられたのではないでしょうか。
そういった特性を兼ね備えていない人が、まったく同じ方法を使ったとしても成果が上がるはずもありません。
1.非効率的な学び方
例えば、本に書いてあった「いい言葉」を、自分の言葉として語ったところで、人には伝わりません。
理由は、自分に実体験がないからです。
例えば、本に書いてあった方法でアイデアを捻り出そうとしても、
簡単には着想できません。
理由は、アイデアが生み出された源泉は、実践を積み重ねた結果だからです。
誤解しないで頂きたいのですが、私は本やYoutuberのコンテンツが無意味といっているワケではありません。
学んだことを活かして成果を上げるには、これからお話しするプロセスは避けて通れないことをお伝えしたいと思っています。
2.成果を生むには、「知識を知恵に変える」こと
成果をあげるためには、知恵を使います。
知恵とは、知識の実践を通して体系化したもので、その人ならではのやり方で成果を上げることですが、そのためには2つの能力が必要と言われています。
一つ目は、学んだ知識を記憶して整理する能力。流動性知能です。
この能力は、皆さんが最も慣れ親しんだ能力ですよね。
学校教育や、本を読んだり、Youtuberのコンテンツを学ぶことです。
二つ目は、知識を知恵に変える能力。結晶性知能です。
結晶性知能とは、時間 を かけ て知識を 蓄積 し、実践を通して知識を知恵に昇華させる能力を言います。
せっかく学んでも成果を上げられない人は、
流動性知能だけで実践しようとして、結晶性知能を使わない人達です。
3.知恵を使って成果を生み出す方法
ちょっと回りくどい話になりますが、成果を上げるには
流動性知能で、本やYoutuberから学んで知識を蓄える。
結晶性知能で、学んだ知識を実践し、体系化して知恵に昇華させる。
知恵を実践し、フィードバックして新たな知識を知恵に積み重ねていく。
新たな知恵で、実践して成果(イノベーション)を上げる。
とは言っても
流動性知能は、義務教育を受けた人であれば持ち合わせている能力ですが、
結晶性知能は、あまり馴染みがないと思います。
なにせ学校教育では、知識の詰め込みが主体で、知識の体系化なんて教えてないので仕方ないことです。
でも、安心して下さい。
ここに、結晶性知能を簡単に手に入れる方法があります。
※ この一文、ハック的で、本末転倒? かな?
4.知識を知恵に変える方法(結晶知能の入手法)
私の記事をお読み頂いている読者には耳にたこですが、唯一の方法がロジラテ思考なんです。
本を読んだら、What,Why,Howに色分けて読み解く
下の画像は、恐縮ながら拙書「ゴルフで覚えるドラッカー」から抜粋したもので、What、Why、Howに色分けしてあります。
こうすることで、なぜ自分はこの文節に興味を持ったのか、後で読み返してもすぐに記憶を呼び起こすことができます。
同時に、無意識に知識が知恵に体系化されて、積み重なっていきます。
そうなんです!
それが結晶知能を手に入れるプロセスです。
この読み方を続けていくと、不思議なことが起こります。
自然に自分の知識として浸透していき、何か新しいことを考えようとしたときや、人に何かを伝えようとしたとき、こうして整理された知識が他から学んだ知識と実践の体験が融合して、新しい知識になることがあります。
つまり知識が体系化されて知恵になった瞬間です。
本を読む。Youtubeで学ぶ。
単に読んだり観るだけでなく、実践を通して知識を体系化しながら知恵に変えていくと、いずれは自分だけのコンテンツが出来上がっていきます。
是非一度、お試し下さい。
必ず成果が上がります。
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