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気になるクルマを、イラストと解説で紹介しています。 発見や共感など何かしらの想いをいただけましたら幸いです。
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#コラム

[NISSAN スカイラインGT-R(BCNR33)]のミッドナイトパープル色について

[NISSAN スカイラインGT-R(BCNR33)]のミッドナイトパープル色について

 日産より4代目のスカイラインGT-Rとして、1995年から販売されたスカイラインのバリエーション。主にレースでの使用を主目的とした車種で、第二世代として、R32型の後継モデルとして開発された。この際、R33GT-Rの専用色として、「ミッドナイトパープル」が開発(調色)されている。

 国内では屈指の神話を持つ車種なので、スペック・機能等や内外装の特徴は省くがR33としての改良点を少しほど挙げる。

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[MAZDA ユーノス・ロードスター[MX-5](NA)]について

[MAZDA ユーノス・ロードスター[MX-5](NA)]について

マツダの販売チャンネル・ユーノス店より、1989~1998年間に販売(NA型)された二人乗りのオープンカー。
駆動方式をFRとした二人乗りのオープンボディであり、当時衰退しつつあったライトウェイトスポーツカーを現代にまで復古させた、マツダを代表する車種のひとつとなっている。

モデルチェンジまで2度のMCを受けており、1度目(NA8C型)では主にEG(1600→1800cc)やブレーキローターの大

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[NISSAN Cube(Z11)]について

[NISSAN Cube(Z11)]について

日産よりモデルチェンジした2代目として、2002年から販売されたトールワゴンタイプ(≒ハイトワゴン、2列シート車でワゴンより全高が高い車種)の
コンパクトカー。

初代から3代目(最終)まで、コンパクトカーであるマーチをベースとしており、1998年から販売されていた初代(Z10型)の後継として、2002年のフルモデルチェンジより販売が開始されている。

このモデルの唯一無二な特徴は、その外観にある

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[SUZUKI カプチーノ]について

[SUZUKI カプチーノ]について

スズキより、1991~1997年間に販売された、二人乗りの軽自動車。
フロント部にエンジンを縦置きで搭載しリア側で駆動させる、軽自動車としては数少ないFRレイアウトのオープン2シーターとなっている。
モデルとしては、販売終了までに1度MC(EA-21R型 1995年~)を受けている。MCの際の変更点としては、アルミ製EG(K6A型)や軽量ホイールが採用されている。

外観はFRの特徴を生かした古典

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[Morris MINI Cooper 1275S MK-Ⅰ]について

[Morris MINI Cooper 1275S MK-Ⅰ]について

1964~1971年の間に販売された、最初のモデルMk-1(ミニ・マイナー)よりレース用を基として開発したMINI・クーパーの最終モデル。

モーリスとオースチンが合併して誕生したBMC(ブリテイッシユモーターコーポレーション)にて設計されたMINIは、2000年迄の41年間、メーカーを変えながら生産され続けた。横置きエンジンの前輪駆動(FF)を採用し、2ボックス(4人乗り)のシートのレイアウトは

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[HONDA S2000 Type-S]について

[HONDA S2000 Type-S]について

本田技研工業の創立50周年記念に企画され、1999~2009年の間に販売されたFRオープンスポーツ。ホンダのSシリーズに倣い後輪駆動で、エンジンをフロントミドシップに搭載している。Type-Sはモデル末期に設定された。最終モデルのAP2 110系より、専用のフロント、リアスポイラーを装着し、サスペンションはチューニングが施されている。インテリアは、専用色のシート及び内装を採用し、軽量化の為スペアタ

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[MAZDA AUTOZAM AZ-1]について

[MAZDA AUTOZAM AZ-1]について

マツダにて、バブル期に5チャンネル化した際のうちの一つ、[オートザム]より1992~1995年の間に販売された二人乗りの軽自動車。

軽自動車では唯一無二であるガルウィングドアを搭載し、特徴的な外観はスケルトンモノコックボディにて構成されている。この為、外板はFRPで構成されており、基本的には取り換えも考慮され設計されていたことが伺える。ガルウィングの上部は、透過率が30%のガラスで構成されており

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[NISSAN ラシーン]について

[NISSAN ラシーン]について

1994〜2000年の間に販売された、90年代のパイクカーシリーズと同じ流れを汲むコンパクトクロスオーバーSUV。

車体のデザインは、服飾デザインの「ウォータースタジオ」・製造は高田工業が担っており、パイクカーシリーズを手掛けた組み合わせとなる。4代目パルサー(N14型)とプラットフォームを共用し、駆動系は国内では既に旧モデルとなっていた7代目サニー(B13型系)の4WDを用いている。

フルモ

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[HONDA CIVIC TYPE R - EURO]について

[HONDA CIVIC TYPE R - EURO]について

欧州モデルとして、2009-2010年に販売(輸入)された3ドアハッチバック。

2代目からイギリス工場での生産となったTypeRであるが、3代目としてのモデルチェンジに伴い、日本国内では4ドアセダンをベース(FD2型)として国内で生産・販売されていた。当該は、イギリス生産の3代目(欧州仕様)を輸入したモデル(FN2型)である。

ベースは欧州仕様のFN型Civic(3ドアHB)となり、国内の車体

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[SUZUKI X-90]について

[SUZUKI X-90]について

バブル崩壊後の1995年から、3年の間だけ販売されたクロスオーバRV(SUV?)。

1993年の東京モーターショーで参考出展された際、反響が大きかった為に販売されたが、販売台数は1348台(国内)と芳しくなかった。

ボディは、RVであるエスクード(3ドア,1988~)のラダーフレームに架装されており、動力系(EG,駆動系,足回り)もエスクードと共通となっている。その為、トランスファーレバーによ

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[SUBARU アルシオーネSVX]について

[SUBARU アルシオーネSVX]について

バブル崩壊直後の1991年にスバルより販売開始された、4人乗り(2by2)のクーペ。

スバルのロゴである六連星の左端の星「アルキオネ」の名を冠した先代より、グランドツアラーをコンセプトとした後継として、コンポーネントから専用設計されフラッグシップとして開発された。

クーペとして現在でも類を見ない流麗なデザインは、イタルデザインのジウジアーロが手掛けている。数あるデザインスケッチから最も空力特性

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[Vamos HONDA]について

[Vamos HONDA]について

 約50年前の1970年にデビューした、完全フルオープンの軽トラック。

[TN360]軽トラックをベースとし、空冷2気筒SOHCの30psエンジンをミドに配置したMR。トランスミッションは4速MT。特徴的なタイヤまわりは、ドラム式ブレーキと合わせホイールの組み合わせ。中心の黒い部分はブレーキそのもの。

オープンらしく、ベンチシートとインパネ廻りには防水加工が施されているが幌はトップとバックのみ

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