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[読書日記]御社の新規事業はなぜ失敗するのか?

またまた、読書日記です😃

御社の新規事業はなぜ失敗するのか?
田所 雅之 著

新規事業について。

そもそも、新規事業には二種類ある。
既存事業の改善改良による持続的イノベーションや既存プレイヤーが築いた秩序を破壊し、市場そのものを「再定義」する破壊的イノベーション


後者については、直近~中期経営計画(3年程度)の将来ではなく、5~10年スパンで市場の変化を見据える必要があるとされていました。
本書の中では、PFMF(Product Future Market Fit)と表現されていましたが、将来のマーケットを予測してその「未来」の市場にフィットすることの大切さが書かれています。

私が勤務する会社でも、新規事業担当がありますが、既存事業担当との間に軋轢が生まれがちです。非常に残念なことです😢
その理由は、主に2つあるんじゃないかと考えます。
ひとつは、既存事業担当と同じような「利益」という成果で比較するとどうしても弱く見えてしまうこと。もう一つは、推進するうえで既存事業とのカニバリが発生してしまうこと。
会社の発展という目的は同じはずなのに!!

本書には、それを解決するヒントが書かれていました。

1.ミッションを明確にして組織を作る/分ける

いきなり「何か新しいことを考えて!」というお題で組織を作ると、その組織は迷子になってしまいます。せめて「会社のコア・コンピタンス」を明確にし、その強みを生かして新規事業を検討するくらいの設定は必要ですね。

2.それぞれに異なるKPIを設定する

同じ「利益貢献」をKPIにしてしまうと新規事業担当(=本書でいう“3階の組織”)は圧倒的に不利となり、極端な話、潰されてしまいます。「製品を生み出すこと」をKPIにすれば、成果を出すことも可能となりますよね😃
もちろん、甘やかしじゃないですよ。期限やある程度の成果は必要だと思います。
そして、それを「事業に育てる組織」(=本書でいう“2階の組織”)が別で存在する。
これは理想ですよね。

3.PEST分析から将来を予測する

これは当たり前だけど、非常に大切。

将来を予測出来ずに倒産に追い込まれてしまったコダック。
逆に、予測出来たNETFLIXやAirbnb、Uber、富士フィルム。進化を続けるAmazon…。
分かりやすい事例を交えて解説してくれています。

最後に。
やはり、こういった事を推し進めるトップマネジメントも大切だと感じます。思いを強く持っているか否かは将来に大きな差を産み出します。

以上、今日のアウトプット。

※上記のフレーズ・単語は、あくまでも私なりに解釈し、噛み砕いたものです。本書とは少し異なるかもしれませんがご容赦ください😃

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