12シトライアル第二章 アンカー番号12番part28
第四十六話 借り者競走?!Ⅲ
二年女子、第五走。ここで現れたのは俺の委員会仲間の田辺さんだ。普段はザ・文学少女といった感じなので、ジャージを着ているのはどこか違和感がある。
「それでは第五走、お題は…カッコいいと思う男子です!よーい、スタート!」
可哀想だ…なかなかにハードル上がりすぎだろ!そしてやはり田辺さんもかなり悩まされている。おや?しかし何やら決意を固めたような表情になった。どうするんだ?と、思っていると、こちらに走って来た。この流れは…いや、まさかな。自惚れるなよ