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バイト先の店長が教えてくれた人生の教訓

おはようございます、音楽家の河野一之です。

今日も河野一之のnoteをご覧いただきありがとうございます!

今日の記事の前に3つお知らせをさせてください。

1、音楽クラウドファウンディング開催中

コロナ禍により楽しみの機会を奪われた小中高校生に音楽のレッスンや生演奏を通して少しでも楽しい時間を「緊急事態宣言」終了後に即お届けするための音楽クラウドファウンディングです。


2、2/28(日)13:00~

東京都西日暮里駅もより、やなかホールにて
「In Eb」と題したコンサートを開催します!

inE♭チラシ(1)

出演
チューバ:河野一之
テナーホーン:今井斐
ピアノ:清水初海
パーカッション:村田恵

こちらのメンバーでお送りするライヴコンサートです。
↓こちらにピアノが加わります!


3、オンライン・レッスン開講中

河野企画では小中高校生への無料でのオンラインレッスンのご提供に加え、大学生や一般の方々向けにもオンラインレッスンを開講中です!

無料のお試しレッスンも開催していますのでぜひこの機会にご利用ください。詳細はこちらから

バイト先の店長が教えてくれた人生の教訓

大学生の頃にお世話になっていたバイト先の店長と客足が落ち着いた時によくお話しさせてもらっていました。

もちろん人生の大先輩であるので店長のこれまでの人生経験の話であったり、なかなか希少性の高いであろう音大生、さらにチューバ専攻な僕の話をさせてもらったり、自分の中ではお金を稼ぎに行くというよりかは店長とのコミュニケーションを楽しみに行っていた節もあります。
(あと賄いがいつもウルトラおいしかったのです。)

そんな店長との話の中で遊びやイベントについての話題になったことがありました。

確か、僕が「今度友達と〇〇へ遊びに行くんですよ」みたいな話をさせてもらっていて、どこへ行くとか、そこで何をするんですかとか無邪気に話していたのを覚えています。

その話の中で店長が仰っていた言葉でいまだに覚えていること。それはまだ学生だった僕には当時正直ピンとこなかったけど、社会人になって、当時から10年以上経ってみたわかったことです。

「学生を終え、20代になって、社会人になっていくと、自分でイベントを立てない限り本当に何もなくなって、時間ってあっという間に過ぎて行ってしまうんだよね。」

当時学生で、まして音大生、金管楽器専攻、やれることは全部やりたいと教員免許や合奏系授業、研究、遊び、バイトとしこたまやっていた僕からすると全く理解できないことでした。とにかく毎日何かしら用事があり、なければ作りとバカで幼稚なりに精一杯いきていましたから。

しかし実際にその後留学をさせてもらい大学院生を2年続け、日本に帰ってきて職業音楽家、つまり社会人になってみると店長が仰っていた意味を痛烈に感じられます。

イベント好きの僕でさえ

イベント好きの僕でさえ、ひたすら仕事をし、家に帰れば仕事の準備をし、生活しと生きていると一月という時間が風のように過ぎ去っていくのです。

ひたすら日々に終われ、活動し始めの頃は個人事業主なためスケジュールの空きに不安を覚え何かできることはないかととにかく予定を詰め込み活動をしていました。なので遊びとか楽しいイベントというのは皆無でひたすら仕事、そんな時期もありました。

強制的なイベントがやってくる

学生の頃ってやれ文化祭だ、音大なら演奏会だ、サークル活動だ、体育祭、大きいものでは卒業、入学と例えぼーっと生きていても所属する学校や組織が主催するイベントにほぼ強制的に参加させられるのでイベントに事欠くことが無くなります。

しかし、いざ社会人になると会社というのは基本的に自分の価値を売り、その対価として給料をもらう場所なので文化祭や体育祭は相当特殊な環境でない限りありえません。

なので多くの場合、決められた時間、決められた場所で与えられた仕事をもとに自分の価値を発揮していくことが必要となります。

また個人事業主や経営者であってもだいたい同じで、自分が生み出せる価値をどのように社会に役立てられるか試行錯誤し、提供していくという作業を繰り返していきます。

なので何が言いたいかというと店長が仰っていた通り

「社会人になると、自分でイベントを創作したり、自分でイベントを探し参加しない限り、雛鳥のようにただ口を開けて待っているだけでは楽しいことはやってこない。時間だけがただ過ぎていく。」

ということがその当時、駆け出しだった頃、ふと思い出したのです。

「あっ、今月全然遊んでない、何のために働いてるんだ?」

こんな感じです。

そこで当時の妻に連絡したり、親友たちや仲間にこれまで”したいことリスト”に入れておいた興味のあることたちを提案しガンガン予定を詰めました。

フリーランスの音楽家にとって

便宜上フリーランスの音楽家と書きますが(本当は個人事業主:職業音楽家)、フリーランスの音楽家にとってスケジュールをあらかじめ”遊び”で埋めておくというのはかなりタブーというか怖いことです。

なぜかというと、いつ何時誰から仕事の依頼やそれに関連するかもしれない見込み的用事が入るかわかりません。そのために定期的に時間を拘束されるような仕事、つまりサラリーマンのや定時バイトをいれずシフト制の業務ぐらいしかしていないのです。

しかし、ある時気づきました。音楽をすることが人生において最も大事で、何を捨て置いてもそれだけやっていればいいという人以外、多くの場合忘れがちですが

遊びもプライベートもとても大事です。

なのである時から僕は、音楽は音楽で大事でかけがえのないものだけれども、その分遊びも行わないと、その音楽に活かせるものが少なくなってしまう。

つまり音楽というアウトプットをするためには、遊びというインプットも大事だと考えました。さらに

時間が空いたら遊ぶ

というのもやめました。この時間が空くのを待っていたら上記したスケジュールの空欄恐怖症が無意識のうちに発令され、時間なんて空きません。まして普通に生きていてまとまった数日単位の空きなんて滅多に起こりえません。

なので先に遊びの予定を決め、スケジュール帳に書き込んでしまいます。

実際にやってみた

それ以降まず思いたった瞬間、または面白そうと思ったイベントなどは見つけた瞬間にスケジュール帳と日程を照らし合わせ、その時その瞬間思いついた一緒に行きたい人に即連絡をします。そしていいね!となれば一緒に行きますし、そうでなければ一人でも行きます。

またもしその時”やる!行く!”と決断できなかった場合、その”衝動”を大事にしたいので必ずスマフォのリマインダーに入れておき後日お知らせが来るようにします。

この「衝動を大事にする」というのはとても大切で、こういう「ふと気になったり」「やりたい!と思ったこと」、「湧き上がる衝動」。こういう気持ちを大事にし、発散させていく習慣をおろそかにすると待っているのは

好きなことがわからなくなる

です。覚えはありませんか?

でも逆に大事にし、習慣化していくことで俗にいう「フットワークが軽い」人になれます。

興味関心を引かれることにはすぐ手を出し、どんどん自分の好きなことをやっていき、自分の人生を謳歌している人です。

僕はそうなりたいと思い、自分でイベントを立案もしますし、興味がわいたらすぐ行動するようにしています。

まとめ

店長が教えてくれたように、本当に社会人になると時間があっという間に過ぎます。何もしなければ何もしないまま、何かをしていれば何かをしながら

時間だけは全て誰にでも平等に同じように過ぎていきます。

どうせ同じ時間を過ごすなら自分の楽しい時間を増やした方がどうやら良さそうです。僕はそうしています、おすすめです!

そんな素敵な店長がいらっしゃるお店

Thank you

Kazz




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