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さいきん読んだミステリ②(202307)
9月になってしまいましたが、前回の続きです。
いま思えば「さいきん読んだミステリ(202307)」の「その2」なのに、連番がこの位置だと「さいきん読んだミステリ③(202308)」と続きそうな気がする。次から連番はリセットします。
前回同様ネタバレは避けています。
白井智之『名探偵のはらわた』
面白かった。「あらすじ」からも察せられるとおり、津山事件や阿部定事件といった昭和の有名事件
さいきん読んだミステリ①(202307)
さいきん読んだミステリの感想をまとめます。書く前に確認はしていますが、かなり雑に読んでるので誤読などはあるかもしれません。ネタバレは基本的に避けています。
米澤穂信『折れた竜骨』
面白かった。読む前はしょうじき特殊設定ミステリというジャンルそのものに興味があまりなかった。たとえば「剣と魔法の世界でミステリをやります!」と言われても、真相の推理をうまく成立させるために恣意的に魔法の設定が用意
創作ができなくなった
かつて、あるひとが「本を世に出すということは、そのままでは人びとが本当に読むべき本に辿り着くのを妨げてしまうことになる」と言っていた。世の中には無数と言っていいほどの本が存在している。そして、ほとんどの本は忘れ去られる定めにある。ないよりもあるほうが良かった本を書くのはたいへん難しいことだが、ものを書く以上は、それを目指さなければならない。そしてあるほうが良かった本とは、ほかの本についての情報を
もっとみる『ベオグラードメトロの子供たち』使用BGM素材リスト
『ベオグラードメトロの子供たち』に使用されているBGMのうち、ロイヤリティフリーの曲をまとめました。要はサントラに入ってない曲のリストです。
バーチャルねこさんの曲が収録されたOSTはこちら。
「BE INVERTED」めちゃめちゃ好きなんですよね。個人的にLINE4大好きなのもあるんですけど。
というわけで以下、使用BGMのうちロイヤリティフリーのものをリストアップしてます。いずれもArt
『Apocrypha of Atelier』について
ここまで長かった。
いろんな考えから、ゲーム紹介文は仕様や事実を箇条書きにするだけに留めておこうと思ったのですが、こんなに像を結ばない列挙を見てピンときてほしいというのも無理がありますし、やはり丁寧な紹介はあるに越したことはありません。
というわけで少しゲームの紹介をします。宣伝です。
1. ストーリーについて 剣と魔法の世界を舞台に、「アトモス」と呼ばれるエネルギーの利用権をめぐって
制作記録とかちゃんとつけたほうがいい(2)
前回の続き。
作業が思うように進まなかった原因は、個人的な事情だけでなく方法それ自体も悪かったんじゃないか、と前回締め括っていた。じゃあ具体的にはどういう問題があったのかというと、これがなかなか難しい。
今回改訂した点は多岐にわたるので、網羅的な列挙は不可能だけど、ひとまず着手したときの考えに限って言えば、(1)テキストや演出などイベント周りの改訂、(2)ゲームバランスの改善、のふたつをや
制作記録とかちゃんとつけたほうがいい
知っている人は知っていると思うが、自分は高校のころにフリーゲームを作って配布したことがある。
詳しい経緯は省くが、学校の部活で制作したものだ。集団制作といえば集団制作なのだが、分担らしい分担はできず、結局ほとんどすべて自分ひとりで作り上げた――と言ってしまうとさすがに言いすぎなので、ちゃんと正確なことを書いておく。ふたりぐらいで、ほとんどすべて制作した。もうひとりの人にはテキストの大部分を書
『UNDERTALE』をやってRPGについて考えた
長らく手をつけていなかった『UNDERTALE』をやりました。
(※以下、ネタバレはないように書いたつもりですが、まっさらな気持ちでプレイしたい人は読まないほうがいいかもしれません。)
さて、上で「やりました」とは書いたものの、精確には途中で投げました。「三周目の中盤で諦めた」と言えば、プレイ済みの人はだいたいどこで投げたか想像がつくんじゃないかと思います。残りは結局動画で確認しました。自