★【チーム作り】守備のコンバート
コンバートを考えるケース
基本は「全選手複数ポジション制」でチーム構成を行ないますが、
練習・練習試合を行なう中でその成績やチーム構成上どうしても必要になった場合は「守備のコンバート」を考えます。
例1 チームの主砲となる選手2人の守備のポジションが
どうしてもかぶってしまう
打撃力が高く試合ではクリーンアップを任せることができる選手が同じポジションになってしまう場合、まずは複数ポジションを練習しているのでそちらかを違うポジションでメイン起用することを考えます。
ただし、違うポジションにも外せない選手がおり現行練習している複数ポジションのどこにもスムーズに動けない場合は、これまで練習したことはないがコンバートを行ない試合に出場できるレベルになるよう練習を開始します。
例2 同じポジションに”打撃力の高い選手”と”守備力の高い選手”がいる
2人の選手のセールスポイントはまったく違うが、どちらも”チームの要”となる選手である場合は守備のポジションは”守備力重視”で選ぶのが良いです。ただし、打撃力の高い選手を控えにするのはもったいないのでコンバートで試合に出場できるできるよう考えます。
コンバートは選手の理解が重要
ただし、チームにとってレギュラーポジションは基本”競争”に取るものになります。
コンバートは、
● 慣れないポジションになることで出場の可能性を減らしてしまう
● それまでそのポジションで練習をしてきた選手が、
突然入ってきた選手に出場の機会を奪われてしまう
(チーム内の自然な競争監督が手を加えてしまう可能性)
可能性があり、チームにとってまったくリスクがないとは言えません。
コンバートする選手が不安なく違うポジションに入ることができるよう、事前にしっかり話し合いを行ない理解を深めておくことが重要です。
長い目で見れば、その選手の野球人生において新たなポジションの挑戦・経験は(もし元のポジションに戻ったとしても)必ずプラスとなるものなので、その説明も忘れずに行ないます。
また、当然その後もポジション争いは続くので仮にコンバートして試合の出場機会が増えたとしても、ライバルに守備位置を奪われる可能性は常にあることを理解してもらいます。
(チームが強くなっていくために、チーム内競争は必要)
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