家族とは血のつながりだけではない
こちら朝晩だけでなく、日中も気温が下がっています。いつになったら落ち着くのでしょうか。本当に悩ましいです。
さて角川書店からのメッセージでこの作品を知り、早速図書館から借りて読むことができました。
「死んだらすぐに遺体を解剖して欲しい――」医師の千早が父の遺言に従い遺体を解剖すると胃の内壁に暗号が見つかった。28年前、連続殺人事件の犯人を追うため父が警察をやめたことを知った千早は、病理医の友人・紫織と協力して、胃に刻まれた暗号を読み解こうとする。時を同じくして28年前の事件と酷似した殺人事件が発生。現在と過去で絡み合う謎を、千早と紫織の医師コンビが解き明かす!(Amazon内容紹介より)
知念実希人氏お得意の医療と警察を掛け合わせたミステリ。
お医者の作家が多い中、知念氏の作品は特に医療的な行為の場面をリアルに描かれています。
今回は解剖によって事件のキーワードを見つけるというストーリーなので、物語の中で病理解剖をとても大事に扱っておられました。
解剖される患者の遺族の気持ちと解剖する医師の解剖される方への思い、各々の解剖に対する心理がうまく描かれていて、臓器移植や病理解剖を希望している私にも熱いものが込み上げてきました。
事件解決までのストーリーには少し無理がある感じもあるけれど、ハラハラドキドキ感はあって、医療的に見事な最後もあって読み手を離しません。
主題である
「家族とは血のつながりだけではない」
も十分伝わる作品でした。
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
週末の金曜日、コロナには十分に気をつけ楽しんでください。
昨日のnoteは↓
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