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存在しない時間の中で

昨夜は山田宗樹さんが8月に書き下ろされ、書評家大森望さんが本書の帯に「〈神〉からの問いに人類はどう答えるか? 『三体』に正面から挑む、究極の宇宙論ミステリー」と紹介された新作をワクワクしながら読みました。

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率直に言って物理学、数学、天文学等の専門的な要素が満載なフィクションで、知識があったならもっと面白かっただろうなと感じた作品です。

それだけではないでしょうけれど、「文学」としてとか「フィクション」としてとかいうことを追いかけてしまった私は何も掴めずに終わってしまいました。

しかし、読み終えて付箋をつけていた箇所を読み返すと、

「もしも自分が、こうした状況におかれたら、どのように考え、どのように生きるだろうか」

ということを考えさせられていたようです。

本作の感想で他の方が書かれていた

「思考実験的課題」

として読んだなら、その課題に私はハマったと言えるかもしれません。

この作品も1度読んだだけでは面白さをしっかり掴めてといえないと感じています。時間を作り再度読み直したいです。

世界各国から百名以上の研究者や大学院生が集まり、宇宙の始まりや仕組みなどの疑問に答えるべく日夜研究に取り組んでいる天文数物研究機関。ある日、若手研究者たちが主宰するセミナーに謎の青年が現れ、ホワイトボード23枚に及ぶ数式を書き残して姿を消した。誰も見たこともないその数式には、人類の宇宙観を一変させかねない秘密が隠されていた。つまりその数式は、この宇宙、そして世界の設計図を描いた<何ものか>が存在する可能性を示唆していたのだ。悪戯のように思えるこの不可思議な出来事は、日本だけなく世界中23もの研究機関で発生していた。にわかに<神の存在>に沸き立つ世界。ほどなく人類は、<神の存在>にアクセスしようと試みる。そして、その日から現実は大きく変わることになる――。(Amazon内容紹介)

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