趣味のバルダーズゲート2(&1少し)プレイ翻訳

バルダーズゲート2(BG2EE)のプレイ翻訳&メモ。BGEEも少しあります。BGEE拡…

趣味のバルダーズゲート2(&1少し)プレイ翻訳

バルダーズゲート2(BG2EE)のプレイ翻訳&メモ。BGEEも少しあります。BGEE拡張シナリオのシージオブドラゴンスピア(SoD)のは→https://note.com/nezumigame/

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BG2, 第2章、主人公はラサードに出会う1、悩めるラサード

<トレードミートにて。主人公らが街の中心にある噴水のそばに行くと、遠からぬ所で3人のモンクらが言い争っているのを目撃する。そのうちの一人は前回の旅で一緒だったラサードだったが、彼は残り2人のモンクを叩きのめすとプイとそこを去って行った。借りて来た猫のようにおとなしかったラサードがなぜ…と驚きながら街をまた歩いていると、突然眼の前にその当人が現れる> ラサード 「失礼ですが、私はラサード・イン・バシールという者です。あなたのお顔には見覚えがある気がするのですが、どこかでお会い

    • BG2, 口先だけの色男サルヴァナス、主人公編

      <スラム地区、コパー・コロネットにて。カサノヴァ気取りで途方もない殺し文句で言い寄ってくるサルヴァナスだが、逆にこちらから積極的に言い寄ってやると…> サルヴァナス 「ああ…ようこそ、麗しきレディ。あなたは実に…美味しそうだ…あなたの肌に舌を這わせることを想像しただけで、僕の心は欲望に燃え上がってしまう…」 主人公 「あなたはどなたで、何がお望みなの?」 サルヴァナス 「僕の名はサルヴァナス・ディ・リヨス、そして僕の望みは、あなたの腕に、甘美な情熱のうちに抱擁されて、夜を過

      • BG2, 口先だけの色男サルヴァナス、ニーラ編

        <スラム地区、コパー・コロネットにて。ここでの商い方ベルナルドのそばにはサルヴァナスなる男が一人で飲んでおり、主人公PTの女性メンバーが声をかけると、恐ろしい詩人気取りで猛然と口説いてくる> サルヴァナス 「で、ここじゃどんなスイーツがいただけるのかな、と?」 ニーラ 「あなたが言ってるのって…それ、あたしのことじゃないといいけど」 サルヴァナス 「あなた以外の誰さ、愛しのひと?僕には君しか見えないのさ。君のその燃えるような瞳、その赤いふっくらした唇、その…ユニークな髪*。

        • BG2, 第2章、ヤンの思い出話、カラクリとカギ、命がけのつまみ食い

          <スラム地区、コパー・コロネット、地下下水にて。下水が奴隷商人のアジトに通じているとの情報を得て、主人公らはそこに赴くが、そこには別に何やら隠された秘密が存在しているらしい。主人公が排水パイプが4つ並ぶ部屋に近づくと、頭の中に、パイプのカラクリを解いて自分(剣)を解放するようにとの怪しい声が響きわたった> ヤン 「ああ、なるほど、例のカラクリ箱のたぐいじゃな。うちの母もパン箱を開けるカギを同じようにして隠しとったもんだよ。それでもわしらは手を出したがな。”ヤン”と母は言った

        BG2, 第2章、主人公はラサードに出会う1、悩めるラサード

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        • トレードミート
          1本
        • アスカトラ:スラム地区
          20本
        • ウマル・ヒル(イムネスヴェイルとも)
          2本
        • アスカトラ:ブリッジ地区
          9本
        • アスカトラ:テンプル地区
          10本
        • アスカトラ:ドック地区
          12本

        記事

          BG2, 第2章、主人公は奴隷の剣闘士ヘンダックを解放する

          <スラム地区、コパー・コロネットにて。囚われの剣闘士ヘンダックの嘆願により、調教師を倒して首尾よく檻のカギを手に入れた主人公は、檻に戻ってまずそこに入れられていた少年や少女を解放する> (主人公、少女の檻を開ける) 少女 「イヤーーー!あなたは誰?あなたもあたしを痛くしに来たの、そうなの?」 主人公 「いいえ、お嬢ちゃん。あなたを出してあげに来たのよ。ほら、急いで」 少女 「ほんと…ほんとに!*シクシク*あたし、出ていいの?ああ、ありがとう、ありがとう!」 (主人公、ヘンダ

          BG2, 第2章、主人公は奴隷の剣闘士ヘンダックを解放する

          BG2, 第2章、奴隷の檻にて、奴隷の剣闘士ヘンダックの懇願

          <スラム地区、コパー・コロネットにて。ここにある禁制の娯楽施設をいろいろ眺めて歩くうち、主人公らが奥の一室のドアを開けると、そこにいた守衛らが顔色を変えて駆け寄ってきた。どうやらそここそは奴隷らを押し込めた檻であるらしい。問答無用と襲ってきた守衛らを返り討ちにすると、檻の中の一人の逞しい戦士らしき男が主人公に話しかけてくる> ヘンダック 「ちょっと待ってくれ、友よ。あんた方は明らかに俺たちを捕まえたやつの一味じゃないな。名前をお聞きしていいか?」 主人公 「私は<主人公>。

          BG2, 第2章、奴隷の檻にて、奴隷の剣闘士ヘンダックの懇願

          BG2, 第2章、裏闘技場での試合、奴隷の闘士の叫び

          <スラム地区、コパー・コロネットにて。ここでは秘密裏に禁制の奴隷による売春、死闘の見世物、それに対する賭けなどが行われている。今しも、スリルに興じる貴族たちの眼の前のピットに、ひとりの闘士とトロルとが登場した> 司会者 「ではもういちどご注目くださいませ、アスカトラ*の紳士淑女がた!レーティナン*によります二度目の興行が始まります!2名の闘士が命をかけて戦おうとしている闘技場にどうかご注目を!」 「賭けはもうお済みですな。よろしい!戦闘開始!」 剣闘士 「俺は戦うのは嫌だ!

          BG2, 第2章、裏闘技場での試合、奴隷の闘士の叫び

          BG2, 第2章、一夜のお愉しみのお誘い、アノメンの妨害

          <コパー・コロネットにて。厳重に見張られた扉の先には、予想通りというか、各種の遊興の設備がととのえられていた。まず主人公をにこやかなマダムが出迎えるが…> マダム・ニン 「ようこそ、マイ・レディ。あたくしはマダム・ニンと申しまして、お客さまに愉しめるお相手をお世話するのがここでの仕事ですわ。ご興味はございまして、マイ・レディ?」 アノメン 「いや、彼女はそんなものに興味はない!引き下がるがよい、不純な誘惑者、肉体を商う者よ!このレディをそなたの不潔ななりわいで汚すことはかな

          BG2, 第2章、一夜のお愉しみのお誘い、アノメンの妨害

          BG2, 第2章、怖い奥様から隠れている浮気亭主

          <スラム地区、コパー・コロネットにて。店主レーティナンの許可を得て、用心棒の守る扉の向こうに足を踏み入れた主人公は、入った早々若い女の子とイチャついている紳士に出会う> ルマー 「よお、そこのおたく!わしのあばずれ女房殿が、まだわしを探して酒場をウロウロしてるかどうか知らんかね?」 主人公 「あなた、ルマーさんでしょう。ええ、まさしく…あなたをお探しですとも、間違いなく」 ルマー 「ほんとに?うむ、ここはひとつ気をきかせて、わしの居場所をあれに知らせんよう頼むぞ。わしは、ち

          BG2, 第2章、怖い奥様から隠れている浮気亭主

          BG2, 第2章、アノメンがPTに加わる、騎士志望の熱血青年

          <スラム地区、コパー・コロネットにて。無頼漢や物見高い貴族らでごったがえす酒場の一隅に、一見場違いな、傲然として鎧を着込んだ青年が佇んでいて、そばを通る主人公に声をかけてくる> アノメン 「麗しき淑女よ、何の御用でこんな汚水溜まりに来られたので?」 主人公 「冒険と名誉を求めによ」 アノメン 「なら絶好の機会ですぞ。私は腕に覚えのある冒険家でしてな。私の名はアノメン、戦士にしてヘルム*のプリーストです。あなたのお名前は?」 主人公 「私は<主人公>。お会いできて嬉しいわ」

          BG2, 第2章、アノメンがPTに加わる、騎士志望の熱血青年

          BG2, 第2章、無頼漢の挑戦、受けて立つ!

          <スラム地区、コパー・コロネットにて。主人公が入口近くにたむろしてる無頼漢の脇を通ろうとすると、さっそくその中の一人がからんできて…> アマラス 「金さえ寄越しゃあ、誰かの腕や足の一本はへし折ってやるぜ」* 「おい!あのお嬢ちゃんを見な。すっかりコワモテの”冒険家”気取りだぜ。おたく、それでタフか何かに見えるって期待してんのか、ああ?」 主人公 「私はあなたに褒めてもらいにここに来たんじゃないわ。減らず口ならよそで叩きなさい」 アマラス 「へえ、”あなた”だって?ハハハ!ほ

          BG2, 第2章、無頼漢の挑戦、受けて立つ!

          BG2, 第2章、浮気亭主を探す怖い奥様

          <スラム地区、コパー・コロネットにて。何やら血相変えた貴族らしい婦人が急に主人公に詰め寄ってきて…> ティアナ 「おたく!うちの人を見なかった?ここのどこかにいるはずよ!」 主人公 「えと…どなたのことか、伺っていいですか?」 ティアナ 「ルマーよ!ルマー卿よ!おたく知ってるんでしょ!ここの者はみんな知ってるんでしょ!あの人がここでまたあの女と会ってるって!」 「ルマーはここいらのどこかにいる!なのに誰もどこか教えようとしない!でも、きっと捕まえてやるんだから…あの安っぽい

          BG2, 第2章、救援を求めるナリア、スラム詣でが好きなお嬢さま

          <スラム地区、コパー・コロネットにて。声を枯らしてそこの人々に救いを求めていた貴族のお嬢さまらしい若い女性が、主人公の姿を認めて走り寄ってくる> ナリア 「誰か私の頼みを聞いてくれる人はいないの?誰も?あなた達はみんな私を知ってるのに―私、あなた達の何人かを助けてあげたこともあるのに!これが私への感謝というものなの?あなた達みたいな人を、私たくさん助けてあげたわ!」 「あなた!あなたは雇うことができて?傭兵として、という意味よ。あなたは有能でまじめそうに見えるわ。ちゃんとし

          BG2, 第2章、救援を求めるナリア、スラム詣でが好きなお嬢さま

          BG2, 第2章、夢#3

          <主人公が3番目に見る夢> ジョン・イレニカス 「起きよ」 「そなたは不安のうちに毎夜を過ごしている。そう、そなたは疲れ果てている。そなたは毎日を苦闘に過ごしている。 「それは止む時がないのだ、おわかりかね。自分が何者なのかを認めない限り。 「そなたは並の死すべき者のように歩んでいる。そなたの受け継いだ遺産や才能を何ひとつ生かしもせず。死すべき者でありながらそなたより強力な者は数多い。 「そなたより劣るはずの、これらの獣と向き合うがいい。彼らの力を、彼らの肉体と能力がいかに

          BG2, 第2章、夢#2

          <主人公が二番目に見る夢> ジョン・イレニカス 「生とは…力だ 「異論の余地はない。自明の理だ。生きて、周りのものに影響を及ぼすこと」 「しかし、*そなたに*そうする必要があるだろうか?そなたは…内側からして…異なっているのに。 (イレニカス、”エリヤ”なる女性を石化から解く) 「この婦人にはいくばくかの力がある。 「彼女は両親を疫病で、夫を戦争で失った。しかし、彼女はそれらに耐え抜いた。 「彼女の農場は大きくなり、彼女の名は尊敬され、彼女の子らは飢えを知らず大事にされて育

          BG2, 第2章、夢#1(2)

          <(1)の続き> イモエン 「他の何か、もっと危険なものが…近づいてくる…あたしには感じられる。 「あなたは覚えてる…あたしを?あたし…あたし、もう少しで見える…見たいわ。でも、あたし…間に合わない。あなたはきっと間に合わない…」 ジョン・イレニカス 「彼女は抵抗している。彼女は昔の思い出に、まるでそれが今も重要であるかのようにしがみついている。いずれそうではないと悟るだろう」 主人公 「ここは何なの?これは一体何?」 イレニカス 「過去に起こったことと、これから起こるかも