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BG2, 第2章、アノメンがPTに加わる、騎士志望の熱血青年

<スラム地区、コパー・コロネットにて。無頼漢や物見高い貴族らでごったがえす酒場の一隅に、一見場違いな、傲然として鎧を着込んだ青年が佇んでいて、そばを通る主人公に声をかけてくる>

アノメン
「麗しき淑女よ、何の御用でこんな汚水溜まりに来られたので?」
主人公
「冒険と名誉を求めによ」
アノメン
「なら絶好の機会ですぞ。私は腕に覚えのある冒険家でしてな。私の名はアノメン、戦士にしてヘルム*のプリーストです。あなたのお名前は?」
主人公
「私は<主人公>。お会いできて嬉しいわ」
アノメン
「ひょっとすると、よき道連れに出会えたのかもしれない。私はラディエント・ハート騎士団*に騎士として叙されることを目指していて、それに先立ち自分の真価を証明せねばならぬのです。強力な戦士はご入用ではないかな、マイ・レディ?」
主人公
「仲間に加わってくださるのはこの上ない喜びだわ。大歓迎よ!」
アノメン
「素晴らしい!我々両者を冒険と名誉とが待っていますぞ!」
主人公
「お知らせしておくけど、私はイレニカスという名の強力な魔法使いを追跡しているの。この先かなりの危険が予想されるわ」
アノメン
「その魔法使いには、相応のあらゆる苛酷な運命が待ち構えていますとも。アノメン・デルリンはあなたのお味方について旅をお助けしましょう!」


*ヘルムは監視と守護をつかさどる、民衆の信仰あつき神。
*正確には、Most Noble Order of the Radiant Heart という大変長くて物々しい名前の騎士団。本部はアスカトラのテンプル地区にある。コンパニオンのひとりケルドーンはここの筆頭格の一人にして、騎士団でも誉れ高きベテランのパラディン(なのでアノメンと一緒にいると時々苦言を呈したりアドバイスをしたりするが、生意気アノメンなかなか素直に聞かん…)

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