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BG2, 第2章、夢#1(2)

<(1)の続き>

イモエン
「他の何か、もっと危険なものが…近づいてくる…あたしには感じられる。
「あなたは覚えてる…あたしを?あたし…あたし、もう少しで見える…見たいわ。でも、あたし…間に合わない。あなたはきっと間に合わない…」
ジョン・イレニカス
「彼女は抵抗している。彼女は昔の思い出に、まるでそれが今も重要であるかのようにしがみついている。いずれそうではないと悟るだろう」
主人公
「ここは何なの?これは一体何?」
イレニカス
「過去に起こったことと、これから起こるかも知れぬことの似姿。そなたも過去にしがみつくかね、それとも苦痛の先にあるものが見られるかね?」
「そなたは自分の中の秘められた力を知っている、そうだろう?自分が欲するとわかっているもの、我がものとして奪えるものを前にして、そなたは立ちすくんでいるつもりかね?」
「そなたは自らの欲するものを知っている。そなたなのだ、結局、我々を夢に引き込んだのは。何物もまだ―うつつになってないとはいえ」

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